Fate辞典-レ

「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」の用語辞典です。

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霊器盤 れいきばん

 聖杯戦争の監督役に預けられているアイテムで、聖杯が招いた英霊の属性を表示する機能を有する。
 これによって現界したサーヴァントの数とクラスに関してはいずこで召喚が行われようと、必ず監督役の知るところとなる。



令呪 れいじゅ

 絶対命令権をもってサーヴァントを従わせる事を可能とする、マスターの印。マスターになれる魔術師は聖杯によってもたらされた聖痕が予兆として現れる。これが変化して令呪となる。
 行動を抑制するのみならず強化するという側面も持ち、基本的にそのサーヴァントには不可能な行動であろうと、それがマスターとサーヴァントの魔力で届く範囲内であるならば令呪の力で命じる事によって実現可能となる。
 ただし、命令の適用される期間が長かったり、範囲が広かったりするとその分効果は薄まってしまう。無論逆なら効果が上がる。よって「全ての言動に絶対服従」などという命令はホトンド無意味と言える。しかし凛の場合は例外で、魔術師として特別に優れていたが故にそれなりに効果があった。

 ■数の増減及び消滅条件
 三画の図形であり、使用する度に一画ずつ消えていく。みっつ全て使用してしまったマスターはサーヴァントを従える事ができなくなる……とされるが、実際にはマスターとサーヴァントの関係が良好であれば問題無いみたいである。
 別のサーヴァントと再契約したマスターの令呪の数は、少なくともそのサーヴァント用に関しては初期状態のみっつ。言峰のランサー用の令呪の場合はまずバゼットさんから奪ってから、これによって強制的に主変えに賛同させたので再契約の例に該当するかどうかはわからない。
 同一マスターが同一サーヴァントと解約し、再契約した場合もみっつに戻るのかどうかは不明。そんな都合よくいきそうな感じはあまりしませんが。
 サーヴァントが消滅した場合色が失われるが、無くなってしまうわけではない。令呪とサーヴァントが残っていれば聖杯戦争終了後も魔術師はマスターのままでいられる。

 ■移植及び魔術回路との関連
 令呪同士が反応する為、マスター同士であれば出会った瞬間にそうだとわかる。しかし令呪自体が魔力をもって発動する物であるが故、魔術回路を閉じていた場合その人物がマスターであると見破るのは困難である。
 また、魔術回路と一体化しているが故に令呪を剥がすという行為はこれを神経ごと引き抜く事を意味する。故に下手をすれば廃人と化す。ただし霊媒手術によって取り除いた場合はその限りではない。
 よって他者への移植は可能なのだが、対象はマスターかサーヴァントのみ。如何に優れていようとそのいずれでもない魔術師が奪ったところでマスターにはなれない。

 ■出現場所
 基本的に腕や手。各マスターの令呪の場所は以下の通り。

 士郎 : 左手の甲
 凛 : 右手の甲
 イリヤ : 全身(色は紅という記述がある)
 桜 : 左手
 黒化桜 : ほぼ全身
 キャスター : 右手の甲(セイバー用の令呪の場合。それ故か形状は士郎の物と同じ)
 言峰 : 右腕と左腕(ギルガメッシュ用は右腕に、バゼットさんから奪ったランサー用は左腕にある)
 バゼット : 左腕


 ■その他
 形状はマスター毎に異なり、わかっているのは士郎・凛・イリヤ・黒化桜のみ。
 慎二は桜から偽臣の書によってマスターの権利を譲渡されているだけで厳密にはマスターではない。強いて言うならその偽臣の書が令呪。ちなみに彼は令呪が腕に現れる事を知らなかったらしい。
 イリヤの令呪は通常のマスターの令呪ではキャンセルされかねないバーサーカーすらを制御し得る特別製。
 葛木先生はキャスターに向けて令呪を使用したととれる場面はあったが、実際には令呪を持たないマスターである。



礼装 れいそう

 一人前の魔術師が身に付ける魔術品で、魔術行使をサポートする武装。切嗣の場合は拳銃だった。
 大きく分けて以下の二系統が存在する。

 ・増幅機能を持つ物
 魔術師なら一つは保有するオーソドックスな補助礼装で、魔力の増幅や補充、行使される魔術の強化を行う予備燃料。凛の宝石はコチラ。

 ・限定機能を持つ物
 魔術師の魔力によって起動し、定められた神秘を実行する。それ自体がひとつの魔術となっている物であり、サーヴァント達が持つ宝具の多くはコチラ。単一機能故に汎用性は低いが、それ故に効果は絶大である。

 尤もどちらのタイプの礼装であろうと通常は黒桜には対抗し得ないのだが、後者のタイプの礼装が第二魔法のような反則を起動するような場合は話が違ったというわけである。



冷蔵庫の野菜室 れいぞうこのやさいしつ

 対トラ用時限式おやつ秘密備蓄庫。
 だったのだが、ホロゥにおいてトラに破られた。ところが被害にあったのは桜が一ヶ月前から楽しみにしていたフルールの予約限定生産スペシャルケーキだったのが拙かった。哀れ、トラは天国からバター畑一歩手前である。



霊体化 れいたいか

 実体化していた際の肉体的な疲労をカットする効果もある。
 この状態だと物を持ち運んだりすることは出来ない。また、知覚も霊視に限られる為に肉眼で状況を確認する場合は実体化する必要がある。



霊媒 れいばい

 周囲に漂う霊質を感知し、自らの肉を以って現世に実体化させる媒介法。



霊媒医師 れいばいいし

 霊体を繕う事で肉体を治療する特殊な魔術師。また、肉体ではなく魂を癒すという。
 体を傷つけず、メスを入れることもなく患部を取り除く事を可能とする。その治療法は優れた物ではあるが、肉体に依存する接触治療であるが故に魂そのものに直接触れる奇跡には及ばない。
 その業は区分としては呪術であり、未開の地で用いられる外法とされ、本来教会の人間が修得しているような技術ではない。しかしご存知の通り言峰はこれを修得しており、しかも霊体を繕う技術において彼に比肩する使い手は協会の霊媒医師や教会の秘跡使いの間でもごく僅かである。

 令呪の摘出もこの技術によるもの。また、異なる霊体同士の接合は禁呪とされているが彼はこれも修得しており、それ故に士郎にアーチャーの腕をつなぐ事ができた。選択肢次第ではあるが何気に士郎は色々とお世話になっている。



レッドの兄ちゃん れっどのにいちゃん

 ホロゥで蒔寺がアーチャーをこのように呼んでいた。正義の兄ちゃんと書いてレッドのにいちゃんと読ませる場合もある。
 赤い服装じゃなかったのに蒔寺はよくアーチャーの本質(?)を見抜けたものである。凛がギルガメッシュを金ピカと見抜いたようなものか。或いは野生の勘なのか。