Fate辞典-フ

「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」の用語辞典です。

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フィッシュ ふぃっしゅ

 注釈にもあるとおり「当たり」という意味。主に魚が釣れた時に使用されていたが、稀に主人公が釣れた時に使用される事も。



封印指定 ふういんしてい

 魔術師にとって最高級の名誉であると同時に厄介事。彼らの中でも特に学問では習得できない、本人の体質に起因する一代限りの特別な魔術を保有する者に与えられる称号であり、協会から下される勅令。
 そういった魔術師を「貴重品」として優遇、協会の総力を以って「保護」という名目の下に拘束・拿捕し、一生涯幽閉、その性能が維持された状態のまま保存する。
 また上記のような例以外に、禁を犯した魔術師が対象になる場合もあるらしい。

 それ以上魔術を学ぶ事が出来なくなる、つまり「魔術師」にとっての最優先事項の実行不可能を意味するが故に、封印指定を受けた魔術師は大抵の場合逃亡する。
 ちなみに桜ルートのエピローグで士郎が使用している体の素体を作った魔術師は、明言はされてませんが封印指定を食らって行方をくらましているという点からも蒼崎さんちの橙子さんでほぼ確定である筈。

 なお、野に下った魔術師は、二つの部類に分けられる。

 1:隠者(堕落した魔術師)

 魔術を隠匿し、血族のみに伝える。協会としてはその才能が埋もれる前に発見・保護したい所だが、危険性の低さからよほどの才能でなければ無理に追跡はしない。

 2:賢者(より高みを目指す優れた魔術師)

 自身の領地に引きこもり、研究を続ける。結果短期間で大きな成果を得られるだろうが、封印指定を受けて追いつめられているが故か、無関係の人々を犠牲にする。

 なお協会は道徳・正義よりも神秘の隠匿を優先する組織である為、2に該当するような魔術師といえど「うまくやっている」内は成果が出るまで放置し様子見状態であるが、その「神秘の隠匿」までもが破られた場合は行動に移る。
 この折、教会に先を越されると魔術師本人はおろかその研究成果まで焼き払われてしまう為、魔術師の肉体だけでも保護せんとする。結果、教会の代行者とは魔術師の凶行を止めるという方針は同じでありながら、最終的な目的が異なる為対立する事になる。



風王結界 ふうおうけっかい

 平時はエクスカリバーを隠す鞘たる神秘の風。だが剣に限らず特定の領域を無音・不可視の旋風を以って護る防御壁とする事も可能。ホロゥではセンタービルを丸ごと包み込む程の規模で展開され、かつその際残骸達の力では突破出来ないレベルの防御機能を有していた。
 ただし、光を屈折させる事によって内側にある物を不可視とする機能は見受けられなかった。これが不必要だからだったのか展開規模の拡大に伴い魔力が足りなくなったからなのかは特に語られてはいない。まあ、後者の解釈の方が自然なんじゃないかと個人的には思いますが……取り敢えず現時点ではどちらとも言えない。



冬木大橋 ふゆきおおはし

 新都と深山町を隔てる川に架けられた大橋。
 Fateでは通り過ぎるのがホトンドだったが、ホロゥでは熱いバトルが展開された美味しいスポットへと躍進。その引き換えに士郎・セイバーとアーチャーとの戦闘では半壊してしまいましたが。

 戦闘の巻き添えを食って破壊されそうだと思う建造物ランキングなどがあれば上位に食い込むのではないかと考えてたけど結局無事だったなあ、などとFateの時は思っていたのだが、きのこさんによれば元々ホロゥでの大橋での「決戦」はFateでお蔵入りした物だったとか。だとすると前述のランキング云々はあながち的外れというわけでもなかったのかもしれない。

 残骸達はそう高い知性がない為に、この橋が存在している限り大半は馬鹿正直にここを通過しようとする。故に「ブロードブリッジ」においてはこの場所が境界線にして最前線となった。
 ところでこの場面であの赤いふたりがこの赤い橋に陣取っていた事には目に見えない何かを感じずにいられない。なお高い所によく居るこのふたりだが、無論この橋の鉄骨の上も踏破済みという事になる。



冬木市 ふゆきし

 物語の舞台となる街。大きく分けて昔からの町並みを残した深山町、間に川を隔てて近代的な開発が進んでいる新都のふたつの区域からなる。
 名前の由来は冬季が長い事にあるらしい。というと寒さの厳しい地域と想像しがちだが、実際には冬でも平均気温は比較的高く、二月でも余所の十二月程度。すごしやすい冬が過ぎたらいつのまにか春が来ているという、そんな街。ただ坂の上、山の方の気温だけは真っ当な冬レベルである。
 面している海は内海であり、穏やか。
 キャスターと一緒に尾行をしていた時の士郎の「この冬木市で、いや、もしかすると西日本一帯で」という言い方、そして藤ねえも同じような事を言っていた事から察するに、西日本にあると思われる。

 実は日本でも屈指の霊地のひとつであり、管理は遠坂家が任されている。
 根源に繋がるほどの歪みは無いが、一押ししてやればそれもかなうというレベル。その一押しを行うのが聖杯戦争の真の目的である。



フラガ ふらが

 発端を遡ると神代にまで至る、アイルランドの古い魔術師の家系。元は神々に仕えていたルーンの大家。
 「伝承保菌者(ゴッズホルダー)」であり、魔術回路とは異なる魔術特性を何千年にもわたって受け継いできた。血筋による遺伝というよりは代々保管していたあるモノに病原体が生きていたといった所であるらしい。よって現代においてなお、神代の魔剣であるフラガラックをカタチにする事を可能とする。
 また、ランサー召喚の触媒として機能したルーン石のピアスもこの家に伝えられていた物である。

 地元は夜になると潮が町にあふれて住人達が恐れるように家に閉じこもった結果、深海に没したかのような姿になるという港町。幼年期のバゼットさんはそこから古い神々の末路を辿って誰からも忘れ去られるかのような錯覚に襲われたのか、この土地から逃げ出したがっていた。
 余所の家系にはない特殊な秘儀を授かった超エリートなので権威こそ最高クラスだが、富も名声もなくその田舎で細々と秘儀を伝授し続けていた。

 魔術協会には属していなかったが、やがてバゼットさんが両親の反対を押し切って協会に加わる。だが、権威主義の温床たる協会では新参でありながら権威もあり有能でもある存在など厄介者扱いで、彼女は結局前線に追い出される事になる。



フラガラック ふらがらっく

 「斬り抉る戦神の剣(きりえぐるせんじんのけん)」参照。



フルンディング ふるんでぃんぐ

 「赤原猟犬(しゃくげんりょうけん(?))」参照。



ブレーカー・ゴルゴーン ぶれーかー・ごるごーん

 「自己封印・暗黒神殿(じこふういん・あんこくしんでん)」参照。



ブロークン・ファンタズム ぶろーくん・ふぁんたずむ

 「壊れた幻想(こわれたげんそう)」参照。