Fate辞典-タ

「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」の用語辞典です。

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代行者 だいこうしゃ

 最高純度の信徒であり、基本的にいかな窮地であろうと法王や司教の許しなく魔術協会と手を組むことはない。言峰がバゼットさんと共同戦線を張っていた事があるというのはサイドマテリアルの用語辞典にて既に明かされていましたが、実際にはそのような例は特殊であるようだ。



第三魔法 だいさんまほう

 魂の物質化。魂自体を生き物にして生命体として次のステップに向かわせるという物。精神体でありながら単体で物質界への干渉を可能とする高次元の存在を作り出す業。
 「天の杯(ヘブンズフィール)」と称され、アインツベルンから失われたとされる神秘であり、真の不老不死を実現させる大儀礼。
 第三法とも言うらしい。

 桜ルートの士郎はこれのおかげで助かり、第三魔法の成功例となる。
 ちなみに黒桜は永久機関と化した魂より無尽蔵の魔力を得ていたが、これも不完全とはいえ第三魔法の恩恵による物であったようである。
 サーヴァントの実体化は第三魔法の一部を利用してはいるが、あくまで降霊。そもそも英霊は依り代さえあれば魔法を使わずとも実体化できる。



第三要素 だいさんようそ

 「精神」の事。霊体である存在にとってのエネルギー源になる。



体重計 たいじゅうけい

 桜が毎夜戦っている相手。……だからといって無ければ無いできっと困るのだろう。



第二魔法 だいにまほう

 並行世界の運営。ゼルレッチはこれによって「個」を維持したままでの並行世界への移動を可能とする。ちなみに彼は並行世界への旅に出ている為所在不明らしい。



第二要素 だいにようそ

 「魂」の事。霊体である存在にとってのエネルギー源になる。



大魔神 だいまじん

 怒った遠坂凛。命名は士郎。言い得て妙である。
 「赤いあくま」といい、士郎は的確な形容をなさる。



対魔力 たいまりょく

 名前の通りの物で、クラス固有の能力の一種。セイバー・アーチャー・ランサー・ライダーと、これを持っているクラスは多い。って聖杯はキャスターに恨みでもあるのだろうか。
 セイバーの場合、凛が放った家の一軒や二軒跡形もなく吹き飛ばすというレベルの魔術すら容易く無効化してしまった。その時凛が「なんという対魔力」と驚いていたあたり、どのクラスでもその性能が一定というわけではないか、或いはサーヴァント個人の能力に比例しているのかもしれない。



宝箱 たからばこ

 1:凛のベッド脇に置いてある、魔術関連の品が収納されているらしい箱。冒険物の映画に登場するような宝箱そっくりなデザインで、使わない時にゼルレッチの宝石がぼこぼこ出て来た。

 小さいようで遠坂がまるまる入るぐらい深いようだ、という描写が何故かツボだったのは私だけだろうか。なんか、箱の中身と悪戦苦闘してたり中にすっぽり入ってしまう凛を想像したら。それ故に個人的にファンディスクでスポットを当てられるとは思っていなくて驚いたが嬉しかった物そのいち。

 実はゼルレッチが愛用した宝箱で、第二魔法を応用して内部を屈折空間とし、外見以上の収納力を有する。
 内部空間を拡縮するのではなく収める物品の容積を増減させており、中に入りさえすればその大きさに関係なく収めてしまう。凛が外に出てきた際に絵描きの基本に喧嘩売るような、騙し絵じみた光景が展開されたのはその為である。
 思いっきり壁に体を寄せると何故かその分端に寄れてスペースが出来そうだと士郎は言っていたが、その場合あくまで箱の大きさは変わっていないので、士郎の大きさだけが変わってサイズのバランスがおかしな事になるらしい。
 そんな環境を実現させているプチ魔法の影響か、内部における一時間が外界における一日に相当する。
 また、第二魔法を応用して作られているが故かこの中で携帯電話を使用すると、どうも異なる世界に繋がってしまうっぽい。
 四次元ポケットともしもボックスを足して大き目の数字で割ったような感じ? ちなみに中にルヴィアが居たりもしたが、箱の機能が関連しているのではあろうものの、その具体的な理由は不明である。

 外側から開けるのはともかく内側からは簡単には出られない。というか内側に入るという事自体が奇行なわけですが。だからこそ前作のこの箱が登場する場面で中に収まる凛を想像して面白がっていたわけですが。
 攻撃魔術の類で強引に外に出ようとするのは、密閉空間に閉じ込められた状態でダイナマイトを使用するようなものであって危険ですからやめましょう。尤も、凛レベルの魔術でも蓋を吹き飛ばす事は出来ないらしいのだが。
 結局、内から外に出たいのであれば、第二魔法もしくはそれを応用した神秘を用いるのが最も適切であるようだ。
 なお、内部の音は外部には漏れないが、振動は伝わるので中で暴れたら箱が動く。外から見ると大変コミカルである。

 ところで士郎なら食料庫として使いたがりそうだと思ったのだがどうか。新鮮長持ち大量収納、特にセイバーあたりは大喜びですよ。
 まあ衛宮邸に置いてあったらトラが誤って中に落ちて行方をくらまし、発見された際にはその日の夕食となる筈だった食材が多大なる被害をこうむっていたというオチになりそうですが。そして神秘の漏洩を防ぐ為トラの記憶を操作した後は、この箱はバター専用保管庫となったという。って妄想しすぎた。

 2:遠坂の家にある、ゼルレッチの置き土産でもあり弟子への宿題でもある宝石剣の設計図が入っていた宝箱。イリヤの協力がないと簡単には開けられない状態だったらしい。
 中身には興味がないが、魔法使いの使っていた宝箱はキレイそうだとイリヤはそちらの方に興味ありげだった。



宝を守る竜とか巨人とか、そういうクラスの悪魔 たからをまもるりゅうとかきょじんとか、そういうくらすのあくま

 遠坂邸の怪物。本当、士郎ときたらなんと的確な表現を思いつくのか。



多重次元屈折現象 たじゅうじげんくっせつげんしょう

 詳細不明。名前からしてなんとなくどんな物かはイメージできますが、これが具体的にどういう物であるかオフィシャルな回答はなかった筈。
 ただ少なくとも第二魔法に関連するものであるという事だけは確定であると言える。「キシュア・ゼルレッチ」とルビが振られている場面も。
 佐々木小次郎の燕返しはこの現象を利用した必殺技である。



 たましい

 物体の記録であり、世界その物の記憶体。肉体に依存しない存在証明であり、肉体のように物質界にではなく、その上の星幽界という概念に所属する。
 物質界において唯一永劫不滅な存在。しかし肉体無しに単体でこの世に留める事は不可能。肉体に宿すと自身を肉体によって再現するが、その代わりそこに固定され、肉体の死という有限を宿命付けられる。
 記録であるが故に、この魂が健在であれば肉体の遺伝情報が失われたとしてもかつての自身を復元する事が可能である。しかし臓硯は魂自体が腐ってしまっていた為、復元した肉体も老いた状態で、しかもすぐさま腐敗し始めてしまう。

 魔術においては必要とされる要素だが、扱いが難しい為これを確立させたという魔術師はひとり(ロア?)しか存在しないらしい。通常はあくまで「内容を調べるモノ」「器を移し替えるモノ」に留まるようである。
 魔術師にとっては変換不可能なエネルギーであり、そちらの方面への使い道は皆無なので、普通はそういった目的で集めたところで無意味である。
 まあでも魔術師ったって基本的に物質界側の存在なわけだから、そりゃあそんなもんのエネルギー化なんて普通は出来ないわなあ。いやまあ、そういう理由から変換不可能なのだと本編で言われていたわけではありませんが。

 ちなみにギルガメッシュの魂の比重は通常の人間の数十万人分。また、イリヤによれば桜はセイバー、ランサー、キャスター、バーサーカーの魂に加えてギルガメッシュの魂を収めて満ち足りていたそうだから、恐らく彼の魂は通常のサーヴァントの三倍程の規模である可能性が考えられる。
 ちなみに魂には色なんてのもあるらしく、ギルガメッシュは黄金らしい。そういや金って比重の高い物質だったような。……いや関係ないか。



タルウィ たるうぃ

 「アンリマユの短剣(あんりまゆのたんけん)」参照。