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被虐霊媒体質 ひぎゃくれいばいたいしつ
魔に憑かれた人間ないし悪魔に近付くと、そういった存在が起こす霊障を自動的に自身も再現してしまうという特異体質。カレンがこれに該当し、彼女が常に傷だらけで包帯を巻いているのはこのため。
カレン本人の言から察するに、何らかの病気が空気感染するが如く彼女自身もまた悪魔に憑かれたという事ではなく、その症状のみを再現するものであるようだ。基本的に他人になんらかの迷惑をかけるような体質ではない。
ちなみに人心には魔がさすものなので、カレンにとっては悪魔祓いをしていようと修道院の中にいようと同じであった。
先天的な異能であって修練によって得られる物ではない。その性質上教会からしてみれば異端だが、悪魔の存在を報せる事を可能とする生きた探知機として活用する事によって悪魔祓いにとっての最大の難事を容易にしてくれるが故に、カレンは教会から兵装のひとつとして重宝されている。
治療法は発見されていない。尤も、カレン本人は治したいとも思っていないのだが。
左歯噛咬 ひだりししがみ
「アンリマユの短剣(あんりまゆのたんけん)」参照。
必殺技 ひっさつわざ
1:サーヴァントの必殺技。実質宝具の能力の事。ただし佐々木小次郎の燕返しのみ厳密な意味での必殺技であり、その威力は宝具に匹敵する。
なお、アーチャーが投影する宝具はオリジナル同様それ自体が能力を持っている。が、それを作り出す固有結界は宝具扱いとはいえ厳密には彼自身の魔術なので、ある意味彼も宝具なしで必殺技を持つサーヴァントと言えるかもしれない。
2:士郎がセイバーから訓練を受けていた際に欲した物。彼曰く、自分でもサーヴァントを倒せるだけの必殺技はないか、との事だが……そんなのはランドセル背負った小学生でもリコーダー吹きつつ下校する片手間に戦車をひっくり返せるような技は無いかというようなもんである。
必滅の黄薔薇 ひつめつのきばら
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:2〜3
最大捕捉:1人
ゲイ・ボウ。「ボウ」は「黄色」を意味する。ディルムッドの宝具のひとつで、二槍流において左手で操る黄色い短槍。長さは二メートルあまりとされるゲイ・ジャルグと比較して三割ほど短いとの事から、およそ1.5メートル程と思われる。
妖精王マナナーン・マック・リールより贈られた魔槍で、いかなる手段を以ってしても治癒不能となる傷を負わせる呪いの槍。武器としての属性そのものが宝具としての性質を帯びているタイプ。
ゲーム的な表現になるが、HPの上限そのものを削減させるという。結果、傷を負わされた者は如何なる治癒魔術、再生能力を以ってしても「傷を負った状態」にまでしか回復する事が出来ない。作中ではセイバー自身の治癒能力、アイリスフィールによる魔術、共に傷を治癒させる事は出来なかった。ゲイボルクの場合のようにアヴァロンならば治癒させる事が出来るのかどうかは不明。
ゲイ・ジャルグの場合と違ってセイバーの鎧を無意味とするには至らないが、上記の特性によりひとたび戦闘に影響し得る傷を体に負わせさえすれば状況は一変する。
その一方で持ち主であるディルムッドだけは立てたこの槍の切っ先を踏んでも無傷でいられるという。なんかずるいが、実に便利な宝具であるなと思わされた。
呪いを破棄する為の手段は槍の破壊か、使い手であるディルムッドを倒す事のみ。第四次聖杯戦争において初戦は決着が付かぬままディルムッドと別れたセイバーであったが、その後もこの槍から受けたダメージが悩みの種となった事から思うに、同じ相手と時を隔てて複数回戦う可能性があるような状況においてはかなり有利となる宝具ではないだろうか。
しかし最終的にディルムッド自身の手によって破壊される。キャスターという共通の敵を倒す為、そして信じた騎士の道に殉じる為であったとはいえ、英霊が自身の宝具を破壊するという、恐らくは極めて珍しい例(英霊エミヤの場合は投影による複製品なので該当しない)であったと言えるだろう。
ディルムッドの最期となる呪いの魔猪との戦いでは、ゲイ・ジャルグではなくこちら持参した事が命取りとなったという。第四次聖杯戦争序盤のセイバーとの戦闘においては、最初は柄から刃先まで呪符を巻きつけその能力と正体を隠していた。
ピンシャン ぴんしゃん
元気一杯無傷。この表現が使われる場面をわりと目にしたような気がするのでなんとなく用語辞典に入れてみる。
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