Fate辞典-ヤ

「Fate/stay night」「Fate/hollow ataraxia」の用語辞典です。

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焼き芋 やきいも

 セイバーにしてみれば、かつて食べていた雑な料理と調理法のシンプルさという観点から言えば変わらないのに美味しいという点が衝撃だったらしい食べ物。
 これがもしも自分の時代に存在していたらと彼女はぼやいていたが、焼き芋の有無によって内容・結末の変わるアーサー王物語、などと考えるとなんとも複雑な気分である。



約束された勝利の剣 やくそくされたしょうりのけん

 エクスカリバー。人々の"こうであって欲しい"という想念が星の内部で結晶・精製された神造兵装であり、"最強の幻想(ラスト・ファンタズム)"。聖剣というカテゴリーの中において頂点に立つ。
 単純に外観の美しさでいえば上回る宝具は数あるのだろうが、そもそも美しいのではなくてひたすらに尊く、神話にも人ならざる業にもよらず、ただ思いだけで鍛え上げられた結晶であるが故に空想の身でありながら最強の座に在る、という風に士郎は言っていた。

 所有者の魔力を光に変換後収束・加速させて運動量を増大させ、神霊レベルの魔術行使を可能とする。
 放たれた斬撃は光の帯のように見えるが、実際には攻撃判定は光の先端のみであり、光によって形成された断層が通過する線上の全てを切断する。
 場所を考えずに使用すると下手をすれば地上を薙ぎ払ってしまうが、これは膨大な魔力が先端以外にも熱を持たせるが故。
 とにかく周囲への影響が大きすぎる宝具である為、第四次聖杯戦争時に切嗣はわざわざ船をまるごと緩衝材として使用できるよう手配するなどしていた。

 所有者の魔力を変換する増幅器である為、セイバーが黒化した際にはこの聖剣も黒色に変化した。どうやら善悪両方の属性を持っているらしい。

 サイズは佐々木小次郎の見立てでは刀身三尺余(およそ90cm程度)、幅四寸(およそ12cm程度)。
 あまりにも有名な剣である為、セイバーは真名を知られないよう風王結界によって通常その姿を隠している。



矢よけの加護 やよけのかご

 【ランク:サーヴァント】
  B :ランサー(クーフーリン)

 ランサー(クーフーリン)が生まれつき持つ、飛び道具に対する防御スキル。真アサシンは流レ矢の加護(恐らく彼がまともに喋れるようになってからであれば「流れ矢の加護」と記述されていたのではないかと思われる)と呼んでいた。

 例え宝具でも投擲タイプであるなら、使い手を視界に納めた状態であれば余程のレベルでないかぎりランサーに対しては通じない。ただし超遠距離からの直接攻撃、および広範囲の全体攻撃は該当しない。
 作中ではほんの僅か槍の穂先を揺らすだけで、闇をはしる視認さえ出来ない真アサシンの投剣を無効化した。

 ちなみに「矢よけの加護」は無いようだがセイバーにも飛び道具に対する耐性は備わっており、ランサーが風切り音と敵の殺気から軌道を読むに対して、彼女は風切り音と直感で軌道を読むという。こちらも真アサシンの投擲には充分対応できている。