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宝具 ほうぐ
ノウブル・ファンタズムとも呼ばれる。恐らく「noble phantasm」と書くのだろうと思われる。本編で「貴い幻想」と訳されている。
サーヴァントの持つ武装であり、象徴であり、奥の手。それだけで優れた武器でもあるのだが、その本領は「真名」を呪文として唱える事によって発揮される。
物質化した奇跡であるそれが開放する真の力は、魔術師の魔術のレベルを凌駕しているらしい。ランサーが奥の手を出しかけた時には周辺の大気・マナが凍りつくほどの影響力があった。
ちなみに通常は実体を持っておらず、持ち主であるサーヴァントの意思によって実体化される物であると思われる。
宝石 ほうせき
遠坂の魔術師がよく魔力を込める物。凛の取っておきのやつのお値段は八桁になります。宝石代を折半してやるなんて自殺行為である。彼女が金銭面でシビアになるのは無理からぬ事なのでした。
流儀には反するが、魔術の用途次第では「前の持ち主が手放した古い宝石」の方が効果的である。……呪いか。呪いなのか。ご想像にお任せするとの事だが。
凛が質屋をよく利用しているのは金銭的な問題というよりはむしろ、そういった宝石を手に入れる為であるらしい。
宝石剣ゼルレッチ ほうせきけんぜるれっち
正式名称は宝石剣キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ。かつて"月落とし"さえも食いとめたというゼルレッチの愛剣であり、彼の名前をそのまま冠した第二魔法を可能とする限定魔術礼装。
それはつまり未だ幼年期にある人類では届かないはるか未来の常識、極めて高度で異質な魔術理論によって編まれているという事であり、故にアーチャーの腕に残された知識を総動員しても理解する事は本来不可能……である筈だったのだが士郎はどうにか投影出来てしまった。
その彼が思わず「なんかへぼっちい」と言ってしまうように、平時は全く魔力を感じられない。しかしシュバインオーグの系譜の者が手にするとその機能を発揮する。
遠坂にその設計図が伝わっており、いわば魔法使いからその弟子への宿題だったのだが結果的に凛はカンニングして完成に近付いてしまったような物だろうか。
並行世界へと路を繋げるという奇跡を可能とするのだが、人ひとり通れる程の規模の物は不可能。しかし向こう側を覗いたり、大気中に満ちる魔力を分け合う事くらいならば可能である。
つまり使い方によっては本編で凛がやったように、無限に連なるとされる並行世界から無制限に魔力を引き出せるという事である。ただしペナルティとしてその能力を行使する度に使い手の腕の筋肉が切断されていく。
外観は宝石を刀身とした、(機能している時は)万華鏡のように煌く短剣。しかし剣とはいっても物を斬るのに適した形状ではない。どちらかというと棍棒のようにしてぶったたくイメージの方がしっくりくるような気がする。
余談ですが、見た目美味しそうだと思った。セイバーの感想を聞いてみたいです。というか彼女も多重次元屈折現象を知っているみたいなので違う意味でも感想を聞いてみたいところですが。
放っておいても何ら問題のない危険物 ほうっておいてもなんらもんだいのないきけんぶつ
ギルガメッシュに対する、お馴染み士郎の的確表現。
ホロゥで聞ける彼の日常に関するエピソードや青年体でたまに現れた時に起こす騒動から察するに、日常における彼は厄介な人格はそのままではあるが、前作の聖杯戦争時と違って例えば人の生き死にが関わるような重大な問題にまでは発展しない絶妙なバランスで災厄を振りまいているように思える。で、肝心なところですっ転ぶ慢心王ぶりは健在。なんつーかバゼットさんがダメットさんならこの人はギルガメッシュというよりはギルダメッシュといった感じではなかろうか。
……つまりそういった事を思い返すと大変納得のいく表現なのでありました。いや、むしろ「放っておきたい危険物」なのではなかろうかと思ったりもした。
ホットドッグ ほっとどっぐ
ランサー撃退用トラップとして活躍した食品。きっと犬を食べないというゲッシュに起因するのだろう。
……騙されやすいんだね、兄貴。
ボトルシップ ぼとるしっぷ
キャスターがよく作っている物。魔術師故か手先は器用でこういうのは得意であるようだ。
サイドマテリアルに趣味は模型作りとあったがいくらなんでもガンプラとかはないだろうし、ボトルシップあたりだろうかとは想像していましたが……洋酒の瓶じゃなくて一升瓶を使っているだなんて想像の斜め上を行っていました。本人はそれで良いのだろうか。
住職の要望で、柳洞寺の玄関に飾ってある。寺の玄関に鎮座する一升瓶入り(いやコチラも一升瓶入りとは明言されてはいませんでしたが、あの寺に洋酒の瓶があるとは考え難いし多分)のボトルシップかあ。……ちょっと一枚絵が欲しかったですよ。
歩法 ほほう
呼吸同様、西洋の術者にはあまり重要視されていないが東洋では学んでも倣えぬ高等技術とされているもの。ごく稀に生まれつき理想的な歩法を得る天才も居る。その辺の詳細は「呼吸」の項を参照。
神道においては足運びだけで魔を退ける技があるらしい。拍手(かしわで)も同系統のものであるようだ。
葛木先生の歩みは無音の足捌き。正中線の揺らぎは無い。
ホムンクルス ほむんくるす
人造人間。錬金術において、人の精と幾つかの要素を以って育てられる、子宮を用いない生命の誕生法によって生まれる者達。明言はされていないがセラの言葉から察するに、その肉体はエーテルによって形成されているっぽい。なお、ホムンクルスを作る事に関しては「鋳造する」という表現を用いる事があるようだ。
該当する人物はセラ、リーゼリット、ユスティーツァ、アイリスフィール等。
イリヤもそうだが、彼女の場合はもっと厳密に言うとホムンクルスでありながら人間でも一段階上の高次生命でもある奇跡の存在である。
年齢の概念はなく、誕生した段階で必要な知識と存在意義を自然から引き継いでいる。人間のように何年もかけて成長するような事は無く、それ以上成長する事も無い。
例えばホロゥにおいてセラやリズはああ見えて鋳造されてからまだ二年程度しか経過していない。ただしイリヤは最初に述べた通りの存在なので人間同様赤子の段階から始まり成長したが、その成長は現段階で止まっている。
完璧なホムンクルスとは人の手によって作られた自然の触覚であり、外的要因による死はあり得るが、星が健在でマナのある限り寿命による死は無い。
一方真っ当な生殖によって誕生したわけではない為に、総じて肉体的欠陥(小躯、短命、一部知性の欠落や生殖機能の欠落等が例として挙げられている)を持つ。寿命による死とは縁遠いが、生命としての強さは人間より大きく劣っているのである。
人のカタチ・人と同じ生命を持ちながら人と違う存在であるが故に、稀に強大な魔術回路を持つ事がある。よって生命体としては弱いが魔術回路として作られた場合は人間を大きく凌ぐ力を得る。
「魔術師として作られる」ではなくて「魔術回路として作られる」という表現が用いられるのは何故かというと、魔術師が魔術回路を持って誕生する人間であるならば、これがホムンクルスの場合は逆に魔術回路を人間にした存在であり、厳密には魔術師ではないからであるようだ。
タイガー道場15にてイリヤはどちらかというとキャスターに近い存在で、魔術を習得したのではなく生まれ付き魔術を知っていると説明されている。
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