ひぐらしのく頃に
罪滅し編メモ

 ※新規に追加された、或いは更新された箇所は赤字表記しています

 ■部活メンバーで一番の良識派
 であるが故にレナはあまり結果をだせないようだ。別の場所でも書いたけど魅音も最初はそうだったんだろうか?

 ■狼少年
 水鉄砲ゲームで梨花がずぶ濡れだったというオチはまさにそんな感じ。
 というか戦闘中、普通に梨花がどうなったのかについての描写がすっぽ抜けてたんで私も素で疑ってた。
 鬼隠し編で魅音が既にやった事をまたやるかなあ? と思いつつも梨花のキャラからしてありえそうで。

 ■レナと圭一の両親
 レナが圭一の恥ずかしい話を彼の両親経由で聞いたと思しき場面がある。しかも買い物時によく会う為前原家の食卓事情は割りと筒抜けであるようだ。
 これは鬼隠し編における両親不在が筒抜けかつセブンスマートのラーメンの事を知っていた件の解答と見ていいかな? だとすると大体予想通りだったという事か。

 ■竜宮家
 レナの両親は仲が良くていつもべったりしている→これは嘘で、父とリナの事なのだろう。
 母は父と離婚していて家にはいない。今までレナの母の現在に関する描写が曖昧だったので気になってましたが、ようやくはっきりした。一応鬼隠し編の冒頭ではレナの母に関する話題が出てますけれども。
 レナは両親を圭一に会わせるという話には大反対。その割には鬼隠し編で家に迎え入れていたが、あの時はたまたま家に誰も居なかったという事だろうか。
 両親共に元デザイナー。母はやがて茨城の事務所へ移ることになる。
 レナは友人達と会えなくなるため引越しを嫌がり大泣きした。
 茨城では母は成功、父はあまり冴えず、彼にとっても引越しは辛いものであったと思われる。しかし、彼は妻のよき理解者であり、代わりに家事を行うようになる。
 しかし父はあまり料理はできず、それがキッカケとなってレナは料理を母から学ぶ事に。
 後にレナは母にデザイナーとしては近づけないと悟り、家事を一通り行うようになる。父は娘と一緒に家事を行う事を喜んでいた。
 母は一緒に居られない罪滅ぼしとして時々あちこちへレナを遊びに連れて行くようになる。よく職場の人も一緒に居て、アキヒトおじさんは特に一緒に居ることが多かった。
 アキヒトおじさんは好きではあったが、他人としてであって父と比べられるほどではなかった。
 レナにとって父と母が別れるという事は、大地を裂かれると例えられるほどの衝撃であった。
 最後の面会でレナは母の行動を嘘と見抜く。その瞬間自身の世界観が崩壊した。
 圭一の両親と仲が良いのは彼らが理想だからでもある?

 ■嘘に過敏である理由
 レナにとって母の行為は裏切りだった。
  →裏切り・嘘に過敏になった理由のひとつ?

 ■敵
 レナは過去の経験からこの世には「敵」が存在することを学ぶ。
 本人に悪意があるかどうかに関わらず、その存在その物が不幸を招くようであれば、不幸になる人間にとってはその存在は「敵」であると。
 さて、それでは雛見沢にとっての「敵」は一体どんな存在なんでしょうかね?

 ■レナという名前
 礼奈という名前への嫌悪感は母が原因。
  →“いや”な事を切り捨てる為に“れいな”から“い”を削って“レナ”

 ■レナの遭遇した「オヤシロさまの祟り」
 その正体は自身の精神疾患?
 家に残る母の痕跡を処分するにあたって起こした癇癪が原因で通院する事になったんだろうか。
 で、雛見沢を出る事さえなければこのような事にはならなかったのでは、という考えが転じて雛見沢を出た事が祟りの原因だと思い込んだ?
 ちなみにこういった過去の選択肢に対する考え方は暇潰し編の箱選びのTIPSの語り手とは逆と言えるかも。
 強烈な現実逃避がキッカケらしい事が、目明し編の詩音の時との共通点であるように思える。

 ■圭一の考えている事
 クールになれ、と自分に言い聞かせている時は頭の中で考えている事をそのまま口に出していたりするらしい。
 いくつかの謎はこれで解けてしまうような……。

 ■レナとリナ
 知り合いだったとは。なお、お互い表面的に仲良さそうに振舞っているだけ。
 彼女のヒモであるところの沙都子の叔父、鉄平とはこの時点では面識なし。

 ■あと百年早く生まれていれば
 お札になっていたかもしれないと言われた圭一。……「あと百年早ければ」で思ったんですが、私はキリストより百年早ければ現代の世界の宗教関連の構図はガラリと変貌しているんじゃないかと思いました。あとTYPE-MOON世界では英霊がひとり増えるかもしれない。

 ■牧野さんの家
 雑貨屋さん。

 ■トラックが来る時間
 ダム現場にトラックがゴミを捨てに来る時間は深夜。って当たり前か。

 ■レナの城
 エンジェルモートでリナと会った時、その後圭一と別れてからの心内描写から察するに、普段の「レナ」は演技であるようだ。
 その演技で見せている「レナ」ではなく、本当の「私」を癒す場所といった所だろうか。
 必要とされないガラクタの山の城は、必要とされない本当の「私」の具現といった所だろうか。

 ■初期配置
 各シナリオはキャラの初期配置みたいなものが違うからお話が変わってくる、というような事を竜騎士07さんはインタビューにて述べていた。
 では、この罪滅し編での初期配置はというと……どうやら既に物語冒頭の段階でこれまでの作品に登場した多くのキャラと面識があり、親交も深めているようである。
 それ故に部活に圭一が早い段階で参加し、圭一の知名度が上がっており、園崎の人達が綿流しの祭りで何かやってもらおうという話を出したり?
 また、圭一はダム現場のバラバラ殺人の話が出てきても特に動揺しているそぶりはなかった。綿流しの祭り直前になってその話を初めて知るのともっと前から知るのとではまた違うという事だろうか。
 鬼隠し編の圭一は、血生臭い過去の複数の事件、そしてそれらが祟りとしてひとくくりにされて見られている事、しかも過去の祟りの被害者失踪者と圭一の仲間達とは何らかの繋がりがある事などを、第五の祟りとされる事件の直後に立て続けに知らされ、精神的な許容量を超えてしまったとか。要するにタイミングが悪かった。

 ■圭一とアキヒトおじさん
 は、似てるかも? 外見ではなく中身が。なんとなくそんな気がしたんですが。

 ■二律背反
 レナは家族という領域を侵される事を嫌う。
 しかしそれによってリナを拒絶することは家族である父を不幸にする。

 ■綿流し編でのレナの入浴時刻
 圭一からの電話に出たレナの父が、レナは風呂に入っていると答えた。結構遅い時間に入浴するんだなとちょっと気になっていたのだが、どうやらそれはそもそも家に帰る時間を出来るだけ遅くしていた為だったみたいですな。

 ■オヤシロさまの祟りにあった者たちの共通点
 ひどい精神的ストレスと孤独な戦い。
 レナは父を守る為に一人で戦った。
 悟史は妹を守る為に一人で戦った。
 鬼隠し編の圭一は自分を守る為に一人で戦った。
 祟殺し編の圭一は仲間を守る為に一人で戦った。
 詩音は仇を探す為に一人で戦った。
 常に一人。
 ところで彼らが引き起こした事件はそれぞれが単独でなした事であったのならば、彼ら自身が思い違いをしていた場合どうなるだろう。
 起きた事件を第三者が検証しようとすると不可解な壁にぶつかるのではないだろうか。

 ■向精神薬
 レナが医者から貰って服用していた物。
 服用すると頭がぼんやりとして無気力になったそうな。また、これを服用していた頃の事を思い出そうとすると頭がチカチカするとか。

 ■死体の隠し場所
 長くダム現場での時間を過ごしたレナが言うのだから、ここが死体を隠すのに適した場所である事は確か。
 祟殺し編の推理中、鉄平の遺体はそこに移動されていたのではないかと思ったりしたんですが、この件はもしかしたらそれを裏付けてくれるかも。

 ■TIPS「いいお天気」「雨雲の予感」「お気に入りのワイン」
 語り手→もう一人の梨花で、暇潰し編のTIPSの謎の語り手
 うるさいの→普段の梨花
 ということだろうか?

 ・いいお天気
 語り手の家は風通しがよい。
 語り手の沙都子に対する呼称は「沙都子」。
 内容はなんか、ずっと前に綿流し編メモのシンパシーの項で書いた確率の話を思い出した。

 ・雨雲の予感
 どうやら本編と進行が平行しているらしい。
 語り手は甘いものも嫌いじゃないが、辛いものやしょっぱいものの方が好み。
 語り手のいう「深海魚」とは……自分たちの浅瀬に現れた云々という話と、生きて現れようと死んで現れようとというあたりからリナの事なのだろう。
 生きて現れたのが今回の罪滅し編、死んで現れたのが祟殺し編という事だろうか? 何れのシナリオにせよリナという存在は不幸を呼ぶキッカケとなったと言えるし。

 ・お気に入りのワイン
 語り手は自分の体を自分の物ではないかのように述べている。
 或いは両者は別の体を持っているかもしれないが、どちらなのか描写からはわからない。
 沙都子からはその存在を隠しているっぽい感じ。
 命日となる予定なのは6/25だとか。
 その原因は「うるさいの」の方にあるが、死んでもなお次の機会もありそうな感じで、スゴロクで6が立て続けにでるような事があれば回避できそうな雰囲気。

 ■麻雀をやろうとする部活メンバー
 を見て、赤坂さんとの対決もあったら面白そうだなと思った。

 ■梨花は幽霊が苦手
 らしい。沙都子の方はまあそうだろうなとは思ってましたが梨花の場合はちょっと意外だったかもしれない。
 それとも単に、あの場でダム現場に行くのはタイミング的に好ましくないと彼女だけはわかっていたから、気が進まないかのように装っていただけだとも考えられるだろうか。
 で、本人は巫女だから霊感があって幽霊が見えるとか、沙都子には見えてないだけと言っているが……まあ霊感云々の真偽はさておいて、沙都子には見えてないというのはTIPSにおける「語り手」の事だろうかね?

 ■悟史の態度の変貌の理由
 急に魅音、ひいては園崎を嫌悪するようになった理由はレナ曰く、力がありながらなんだかんだと理由をつけて自分を助けてくれなかった事。

 ■もうひとりの梨花
 今回仲間たちの前で初めて姿を現した。余程の事が無い限り表には出てこないのかと思ったらそうでもないのか、或いは彼女も悟史の件に関しては後悔していたからあの展開、話の流れは「余程の事」に該当したってところだろうか。
 なお、その口ぶりからして彼女も悟史を救えるのならば救いたいと考えていたと思われる。
 また、決して運命に屈しなかったレナを尊敬(?)している。この辺りは製作日記にアップされた詩に繋がるのかな?

 ■対岸の火事
 今回のレナと過去の悟史の件の原因は、周囲の人間が結局の所対岸の火事としか認識できていなかった事。
 祟殺し編で沙都子を救おうとしない仲間達に苛立つ圭一に対してレナが怒った理由のひとつもこれなのだろう。自分の家は金持ちでありながら自身は手を差し伸べようとしない圭一自身が沙都子の件を対岸の火事と認識しているように見えたのだと思う。
 改めて考えてみると、鬼隠し編の惨劇の原因に関してもちょっと似ていると言えるのかも知れない。
 圭一は祟りの件を深刻に考えていたが、周囲の仲間達は彼が何か深刻な事態に巻き込まれていると気付けず、そのまま掛け違えたボタンのようにずれていって……とか。
 レナだけは途中から圭一の異変に気付いて過去の教訓からどうにか力になろうと行動するが、既にひどい疑心暗鬼に陥っていた圭一に対しては逆効果となってしまったと。
 またこの「対岸の火事」の件は詩音が推測した祟りシステムという幻影を、まさに幻影たらしめる要素だったのではないだろうか。
 つまり、村の皆が同じ村の誰かが祟りの執行者だと思っている。故に祟りシステムという物が村人たちの間にとっては実在する物とされている。
 だが実際は村人たち全員にとって祟りの執行は対岸の火事、つまり他人事であった為実際に執行者となった者は居なかった。故にシステムは幻影。とまあそんな風に思ったり。

 ■鬼隠し編でのレナの行動
 執拗に圭一を救おうとしたのは過去、自分が努力を怠った結果家族がばらばらになったり悟史を救えなかったりしたのだと考えていた為なのだろう。
 つまり今回はそういった考えから自分と自分の家族の為に戦おうと彼女は決意したわけだが、鬼隠し編ではその行動が向かう先が圭一であったわけで、その行動理念は同じ物だったのではないだろうか。

 ■泣いたレナ
 女の子らしい女の子でありながらも決して泣きはしないというイメージだったのでかなり強く印象に残った。わざわざ一枚絵を用意するに足る場面だったと思います。

 ■祟殺し編の記憶
 微かに圭一の中に残っていると素直に受け止めていいのか、たまたま圭一がそうだと思った内容が実際他のシナリオと一致していただけなのか。
 ただ仮にループ説の類をとると、以前別の所でも書いたように、そういった超常現象に関連する伏線がシナリオ中のどこかにないとおかしいと思うんですよね。その辺がネック。
 或いは超常現象に関する伏線を見落としてるのかなあ?
 うーん、そういや大石さんの名前を知る前からモノローグ中に大石と出てた所があったけどあれはミスかなと思ってたんですが……。祟殺し編の口裏あわせにおける圭一の行動が他のシナリオでのそれとピッタリ一致しているのは……演出かなあと思ってたんですが。
 どうなんだろうなあ?
 ちなみにTIPS「いいお天気」において語り手が、百年に一度の異常気象だろうとそれが昭和五十八年に必ず起こることなら別に珍しくもなんともないってあたりもループっぽい感じ……。

 ■ループ説が正しい場合にあるべき伏線
 上では本編中に時間がループしていると思われる痕跡と解釈できなくもない事柄を列挙しましたが、肝心な事を書き忘れてました。てかそもそも「以前別の所でも書いた」事ってのはそれなんですが。
 何かというと、時間のループというのはSF世界独特の、現実世界には有り得ない現象なわけです。
 で、出題者たる竜騎士07さんが、正解に辿り着く為の謎解きにその現実には有り得ない現象の存在を前提として必要とする事を想定していたのなら。
 必要な伏線は「真偽問わずその非現実的現象の痕跡と解釈可能な物」よりはむしろ「作品世界におけるその現象の実在の証明及びその原理の説明」だと思うんですよね。
 今のところ前者に関してはそれらしき物の存在は確認できているんですが、肝心な後者はどうしても思い当たらないのが気になるというか。

 ■富竹さん事件発生時のTIPSにおける「先生」
 入江先生だった。
 そういや彼は神主さんを診て、しかも死に立ち会った可能性もあり、目明し編で明らかにされている通り沙都子の叔母の遺体も見ている。で、今回の富竹さんの遺体。
 登場人物の中では祟りの犠牲者の遺体を直接見た経験が、警察以外で最も多い人だという事になるかもしれないんですね。

 ■入江診療所にある薬品
 入江先生の言を信用するなら、のどを掻き毟らせる薬など存在しない。有ったとしても厳重に管理されている筈で、鷹野さんといえどおいそれと持ち出せる筈はない。

 ■入江先生の「信じられない」
 普通に目の前で起きている現象が凄まじすぎるから思わず出た言葉なのか、それとも……?

 ■迷路の話
 今回のシナリオはこれまでと違って語り手にとって良い方向に進んでいるらしい。スゴロクで6が出たという例え話がありましたが。
 にもかかわらず、富竹さんは死亡した。彼の生死に関わる因果関係は全く違うところにあるという事か。
 つまり語り手の位置からだとそちらへ干渉できない。そもそもこの謎の語り手ですら富竹さんを取り巻くあらゆる因果関係は知り得ていない。

 ■推理ゲーム
 鬼隠し編の時と同じ。しかもそれをやると決定した時に意味ありげに鈴の音が……そういえば鬼隠し編の同じ日にも同じゲームをやってた?

 ■大石さんが呼んだ人
 こちらは鬼隠し編の時とは違う。だが、あっちで圭一を呼んだ理由を考えるに、こっちでは祭りで圭一がむしろあのメンバーの中心人物のように見え、逆にレナが仲間と完全には馴染めてないように見えたのなら、レナを選んだのは当然かもしれない。

 ■レナと鷹野さん
 あまり接点はなく、道ですれ違ったら会釈をする程度。
 また、レナも彼女の事をどこか薄気味の悪い存在と感じていた。

 ■漂着神崇拝
 漂着した異国人ではないかという説があるという。ずっと前に綿流し編メモの「鬼の正体」の項でも書いたんですが……。
 だが、それを書いた時にもちょっとひっかかっていた部分がひとつある。それは今回も指摘されていたように鬼ヶ淵村には海がないという事。
 そこでレナが言うように漂着した後はるばる陸地を歩いて鬼ヶ淵までやってきた……というのはどうかと私も考えた事がある。だがこれも今回指摘されているように、鬼ヶ淵沼を漂着点として明確に伝承されている点がネック。

 ■レナのオヤシロさま信仰
 実は彼女はそんなにオヤシロさまの伝承に詳しいわけではない。
 単に「掟を守らねばならない」という強迫観念を抱いただけ。
 そしてオヤシロさまに会った……。
 なお、茨城でオヤシロさまに会った時の事を思い出そうとすると頭がぼーっとする。

 ■レナが経験した祟りの詳細
 一部は他のシナリオでも明かされてますが、まとめて。

 まず最初に、不幸な出来事に何もかもが嫌になって自身の首をカミソリで傷付けた際、血に混じって赤黒いうじ虫があふれて来るという幻覚。
 その虫は傷から出てくると体の中に戻ろうとする。体に戻られるのが嫌で、首の傷を引っかいてほじりだそうとする。→富竹さんや鬼隠し編の圭一の例に通じる物があるが……?
 首のみならず、体中の血管にこのうじ虫が蠢いているのではないかと妄想。試しにふとももの血管を切る。妄想通りの幻覚。
 本人は妄想でも幻覚でもないと思っていますが、私はそういう事だったと思う。その話をきいた医者は鎮静剤を打ったようだ。
 なお、その後オヤシロさまに会ったとされるが記憶が曖昧で、「オヤシロさまに私は会った」という一文のみがレナの頭に記憶されていた。
 退院後の自宅療養時は服用していた薬のおかげで自傷行動は抑制されていたのだが、たまたま薬を飲み損ねた際に再びうじ虫を掘り出そうとする。
 それを腕が痺れ、寒気がするようになるまでずっと繰り返し、やがてまぶしい光いっぱいに満たされるようになり、オヤシロさまが現れた。
 レナのオヤシロさまに対する印象は、やさしく、あたたかいといった物だったようだ。
 オヤシロさまがそっと傷を撫でるとうじ虫は全て消え去った。

 オヤシロさまがレナに言った事

 ・このうじ虫こそが祟り
 ・雛見沢に生まれた鬼の血を引く人間は、雛見沢から離れて生きていく事は出来ない
 ・レナが助かる方法は雛見沢に帰る事
 ・うじ虫を消す事は出来るが、雛見沢から離れた場所では一時の事でしかない


 なんつーか、臨死体験の類だろうかこれ?
 その後はどこまでも付いてきて早く帰れ早く帰れとレナを急かした。
 そしてどこまでも付いてきて祟りを下してごめんなさいごめんなさいと謝っていた。
 なお、このオヤシロさまもうじ虫も他の人間には見えない。やはり幻覚?
 医師曰く、不幸な出来事の責任を自分に求めたあまり、耐え切れなくなってその責任を他の何かに押し付けたくなり、無意識のうちに幼少時に聞いたオヤシロさまの話に結びつけた。

 ■富竹さんが首を掻き毟った理由
 一番この事件の犯人っぽいのは鷹野さんだと思うんですが、実はこの時レナの話を聞いた鷹野さんがそれになぞらえたとか……? ってそもそもどうやって首を掻き毟らせるのかという問題があるか。

 ■心療内科
 雛見沢に戻ってからは穀倉の心療内科に通ったという。
 つまり、入江診療所はそちらは専門外だった?

 ■礼奈と呼ぶ者
 肉親であるなら嫌悪感はあまりない。
 リナを嫌った理由のひとつは肉親でもないのにそう呼んだという事。

 ■レナのお持ち帰り癖
 本当は家庭という居場所に他人を近づけたくないが故に無意識に取った行動っぽい。
 つまり、家に溢れかえる、他人から見ればゴミ同然の物の数々は、そこに近寄りたいと思わせなくする一種の結界というか。

 ■「帰巣性」と「ホームシック」
 簡単に言うと故郷に帰りたいという欲求が引き起こす諸症状といったところだろうか。
 過去、出稼ぎ民族であるが故にこれを発症しやすかったスイス人達の間にはこのホームシック解消のためのアヤシゲなまじないじみた民間療法が多数流行していた。
 決定的な治療法はないのである意味不治の病とも言えるが、厳密に言うと病気ではない。本能に起因する生理現象?

 環境と個人差によって帰巣性の強さは変わる。

 ・現在の環境が故郷よりも危険なら帰巣性は強まり、逆なら弱まる
 ・例えば里帰りを求める風習の有無のような、文化的要因も影響する


 鬼ヶ淵村(雛見沢村)の人間は特に帰巣性が強かったとされる。これは村から出てはいけないという戒律等のオヤシロさま信仰が大きく関わっており、上記二番目の文化的要因が大きいと思われる。
 明治以降の近代化に伴い村人の外部への流出が始まり、この時に発祥した「ホームシック」が「オヤシロさまの祟り」と称されたらしい。

 ■うじ湧き病
 明治の流出住民集団帰郷の際に彼らの間で流れた奇病の噂。噂……って事は彼らの多くがこれにかかっていたってわけでもないのか?
 で、当時の古手神社の神主はこれを「オヤシロさまの祟り」と説いた。なんでも先祖たる鬼は元々死者の国の住人だから常に体をうじに食われているとか何とか。
 で、オヤシロさまの加護の届かぬ異郷ではこのうじが活性化してしまうとか。
 郷里を離れる際にはこの病気を防止するための免罪符が神社には求められたらしい。→中世スイスの例に似る
 後にこの妄想は潰えたが、免罪符を送る習慣は残り、そこに「蛆」の字が入っているのはこの騒動の名残だという。
 なお、この騒動時の雛見沢住人たちに「うじ湧き」に関する事前知識は存在しなかったという。

 ■鷹野さんの死
 このシナリオでも鷹野さんとされる焼死体が発見されている。

 ■「寄生虫妄想症」「文化依存症候群」「人格変容」
 ※(その内調べてまとめる用スペース)

 ■御三家のオヤシロさま信仰復興計画
 仮に本当にそんな計画が存在するのなら、園崎は何故最初はダム計画推進派だったのだろうか?

 ■レナの話を聞いた直後の圭一の反応
 イマイチ信用できてない様子。まあそれが普通の反応でしょう。

 ■真逆の構図
 今回は悉く鬼隠し編と逆の構図になってますね。主に圭一とレナが。

 ■白いワゴン車の男達
 四人ほどの作業服に身を包んだ男が乗っており、運転席の男はタバコを吸っていた。ぼーっとしているがリラックスしているというよりは何かの機会を待っているかのよう。
 話しかけてきた運転席の男は、圭一とはお互いに面識がない。年配の村人のような特有の訛りがある。
 圭一は村人だと思っているようだが……鬼隠し編で明らかにされている通り小さな村だから村人同士はホトンド顔見知りであり、しかも今作では圭一は雛見沢の名物男だと言われるほど。村人だとするにはちょっと不自然だ。

 ちなみに入江先生は雛見沢の人間ではない。鷹野さんもそう。もし仮に、入江診療所のスタッフ全員、或いは大半が雛見沢の外の人間で、しかもこの白いワゴンに乗っていたメンバーだったとしたら、他のシナリオでもシナリオ中に初めて診療所に行く事になる圭一が今作のあの時点で彼らの顔を知らなかったとしても無理からぬ事なので辻褄は合うが……?

 ■レナが白いワゴン車に付回されている(?)理由
 仮に鬼隠し編で圭一に接触してきた(?)のと同じ理由だったとすると、レナの想像通り鷹野さんのノートである可能性は低いですね。
 今回のレナと鬼隠し編での圭一との共通点というと、真っ先に思いついたのは大石さんとの接触ですが……さて?

 ■感応性妄想性障害
 この症状を引き起こしやすいのは家族、そして恋人のように親身になってくれる人間。
 →作中で該当するのはレナの父と、圭一。

 ■寄生虫妄想症
 感応を起こす。時としてひとつのコミュニティ全体に広がるケースも。
 てことはかつての雛見沢ってこの例に該当していただけで、鷹野さんがスクラップ帳にて明治時代のうじ湧きの妄想と過去の事象が偶然一致する事などあるのかと疑問に思っていたようですが、それは前提を間違えていただけじゃないだろうか?
 寄生虫妄想症が雛見沢独自の症状ではなく現実に多くの事例が報告されているものだったという事を前提として考慮に入れれば、なんら不思議な事ではないのかもしれないと思うんだけど……?

 ■特攻隊
 ダム闘争時、高度な訓練を施された武装集団が園崎の配下にあったらしい。
 配下の暴力団から選抜された者がアメリカで軍事訓練を受けた後帰国。
 そういった者達によって構成されたお魎直轄の暗殺部隊だった。
 未解決の脅迫事件多数、および建設大臣の孫誘拐事件もこの部隊によるものらしい。
 これは大石さんが掴んだ情報だとされる事から、誰かの妄想の類というオチはなさそうな気がする。
 ちなみに魅音もこの部隊の訓練に参加していたらしい?

 鬼隠し編後半のダム現場で圭一を襲った二人組もなにやら格闘慣れしていたが、この部隊に所属していたのだろうか? そしてこの二人組が更に後、圭一の家を取り囲んだ連中の中に居るような気がすると圭一は言っていた。しかもこの場面で白いワゴン車も見かけられた。
 ここでの圭一の判断を信用し、このワゴン車が圭一を轢きかけたワゴン車と同一だと仮定すると。
 圭一を襲った二人組は暗殺部隊所属で、しかも入江先生と連携をとる(インターホンを推していたのは多分入江先生でしょう。鬼隠し編では圭一は彼の事を良く知りませんが)場合もある、或いはこの部隊の人間の一部が入江診療所に所属している?

 なお、上の白いワゴン車の項で入江診療所のスタッフだったのではという予想を書きましたが、仮に彼らがこの暗殺部隊に所属している人間であったとしても、元々は興宮のヤクザなので圭一と面識がない点とも合致する。

 ■寄生虫説
 ※(レナの寄生虫説まとめ用スペース。でも根拠が薄いし、TIPS読む限りどうもレナの妄想っぽい気がするわけで。実際その通りだったら面倒なんでスルーするかもしれません)

 ■神との交信を行う南米の原住民
 あー、使用する麻薬はアヤワスカとか。昔、故あってとある謎を解こうと一生懸命その辺について調べてたっけなあ……ひぐらしを知る前ですが。

 ■オヤシロさま信仰を復活させようとする勢力の存在
 そういうのが実在するかどうかは、魅音の反応を見る限りはやはり疑わしい。

 ■御三家の本当の計画
 オヤシロさま信仰復活のような時代に逆行するような物とはむしろ逆。
 水面下で高速道路の誘致などもしている。
 ああ、もしかして園崎が最初はダム推進派だったのもそれで最終的には村の皆が裕福になればそれで良いとか思ってたのかな。
 が、綿流し編でも言われていたように魅音が大怪我させられたのをキッカケに唐突に方向転換したと。

 ■寄生虫実在の根拠とされた情報のソース
 鷹野さんは血液中の云々かんぬんと言っていたが、それの情報ソースはどこなんだ? と疑問に思ってましたがやっぱり突っ込まれてましたね。
 じゃあ実際鷹野さんは何を根拠にと考えてみたんですが……うーん、そういや雛見沢ってかなりひどい差別を受けていたんでしたっけね。雛見沢の人間は寄生虫持ち、なんて勝手な噂が流れていたとしても不思議はないかも。関連してちゃんとそれを証明する血液検査の結果も存在する、などという話をでっち上げた人間も中には居たかもしれない。だとすれば鷹野さんはその話を真に受けたとか?

 ■園崎のイメージ戦略

 まあ目明し編のラストで明かされていた事。今回更に述べられていた事をまとめてみる。

 ・大臣の孫誘拐事件の犯人
 実は園崎ではなかったという。これも目明し編で明らかにされたように、園崎が園崎の仕業であるふりをしていただけだとか。当時鬼ヶ淵死守同盟の名を騙り、悪さをしていた連中も居たらしい。

 ・暗殺部隊は存在しない?
 ありゃ? 大石さんもそう言っていたらしいからもしかしたらこれだけは本当かもと思ったんですが。
 ああしまった、彼は園崎を黒だと思い込んでいるんだったっけ。彼自身は論理的に物事を考える人だと思うけど、まず園崎が黒という前提の上で推論を組み立てていく。んじゃあこんな突飛な話も本気にしている可能性もあるのか。
 彼は大臣の孫誘拐事件に関わっているわけで、その時怪しい連中と格闘になった。その辺の話をレナが聞いて大石さんもそう言っていたと拡大解釈した……そういう事か?
 或いは大石さんもレナの言っていたような本格的な戦闘部隊とまではいかないが、それっぽい、それに近い連中は居るかもしれないと考えていて、それを思わずレナとの会話の中で口にしていた為〜とか。

 建設省に特攻する計画がある、と見せかける計画はあったようだ。
 実際にはそんな無茶をするつもりなどなかったらしい。が、そういうプレッシャーを与えるために準備や訓練は行っていたらしいが、その訓練も魅音は「戦争ごっこ」と言っている。余った時間は遊んでたみたい……。

 要するに、園崎が黒という前提で考えている大石さんはまんまとブラフに引っかかっちゃってるわけか。となると、これまで大石さんが情報ソースとなっている事柄は彼がブラフに引っかかっている事を前提に見直してみる必要がありますな。

 ■白いワゴン車を疑った理由
 圭一本人が述べている通り、タイミングの問題だった。冷静な時だったら特にどうという事もなかった。

 というか私も騙された。なるほど、ストーリーに入り込んでしまう事によって圭一のような例を私が身をもって証明してしまった?(笑)
 あと、あのワゴン車関連は黒(塗装の事ではなく)だった場合の方が面白いなと思っていた事もありますね。無論根拠はないという事自体はわかっていたつもりなんですが、そういう展開だった方が面白いなとは思っていたので、実際作中でそういう流れになりかけた時に完全に客観的な視点で物語を見ることができていなかったわけです。
 で、このタイミング等の問題で誤解してしまったというのは上の方でも書きましたが鬼隠し編の真相に関するヒントなのかもしれないですね。

 なお、圭一に女の子が来なかったかと聞いたのは、目的地が学校だから、その生徒っぽい子を当てにしていたという事か……ってあれ? じゃあなんで圭一に普通に道を尋ねなかったんだ?

 ■TIPS「昼の出前リスト3」
 まとめると、妄想の蓄積が原因でああなったという事ですか。なお、鬼隠し編の圭一のケースとも面白いくらい一致してますね。

 ■テキストの色
 レナ視点の時のテキストの色はいつの間にか真っ赤になっている。
 途中から色に関する微かな違和感はあったんですが、この辺りではもう既に赤々としていて流石にこんな色じゃなかった筈だと思って、もっと前のシーンのデータをロードして色の違いを確かめた時にはぞっとしました。

 ありゃ狂気の度合いを示しているんだろうか。最初は単に視点が違う事を表現するための手法と見せかけて、実は……ってところですかね。よくよく考えてみると圭一とレナ以外の視点で描かれた場面もあるにもかかわらず、それらは全て白いテキストで書かれていたわけで。レナの視点の場合にだけ色が付いていた事に意味があったのだなと。

 鬼隠し編でも段々とテキストの色が変わっていってたら……とちょっと思ったけど、それじゃ圭一が段々と変貌している事のヒントとしてわかりやすすぎるだろうか。
 いや、或いは恐怖の度合いを示す色と解釈する人も居るかも。

 ■大石さんが信じちゃった理由
 これはまずひとつ挙げられるのは、既に述べた通り彼にとっては園崎が黒であるという事が大前提となっている事でしょう。
 マンガ版の綿流し編の詩でも述べられているように、自身の思い違いというのはなかなか気付けない物である。
 人間が何かについて推測するに当たって無意識に設定した「前提条件」というのはなかなか変更されにくいものであると思う。例えば数学で方程式を解くにあたって自分が記憶している掛け算の九九に間違いがないかどうかいちいち検証する人が居るだろうか?

 また、私が大石さんの言から暗殺部隊の存在を信じちゃったのも同じ事が原因であると思う。そりゃ確かに警察にも園崎の影響はあるが、警察側にある情報を全て頭から否定していたらなんの推測もできやしない。だから大石さんの情報は「かなり高い確率で」信頼できると思っていた。その考えは目明し編で詩音が大石さんの情報網を評価していた点も裏付けていた。だから、私は大石さん経由の情報は比較的信じていた。
 まあ、だからといって大石さん経由の情報の信頼性が唐突にゼロになるって事も流石にないと思いますが。雛見沢・園崎関連については注意すべきといった所だろう。

 で、その大石さんがレナの妄想を信じちゃった理由としてもうひとつ挙げられるとしたら、ワゴン車の件で私が騙されたのと同じですかね。話の流れ、雰囲気、タイミング次第で、ころっと。
 これらの要素が場合によっては上手い具合にその人の思考回路に存在する「前提条件」を崩してしまう、或いは変容させてしまう事もあってそれが例えば圭一のような例だったのだろうなと。で、上記の大石さんの場合は「園崎は黒」という前提条件が「常識」という前提条件を壊してしまったのではないだろうか。

 ■祟殺し編のもうひとりの圭一
 レナは穀倉にいるよーという情報撹乱。これは圭一の件が口裏あわせだった事の回答というか、ヒントですかね。

 ■スクラップ帳の魔力
 今回はレナが翻弄されたわけですが、綿流し編/目明し編では詩音が、という事になるんでしょうかね。

 ■電話ボックス付近で遭遇した「やつら」の正体
 ………………猫?

 ■後半の混沌とした状況の構図

   竜宮レナ
   ↑   ↑
   A    B
   ↓   ↓
 園崎←C→警察

 この三角形の頂点のいずれかが、A・B・Cのいずれかのやりとりを誤解し、誤解し、誤解する事によってどんどんと混沌とした状況になっていく。
 これが雛見沢の縮図なのかもしれないなと思う。誰かが何かについて思い違いをしている。その結果とった行動を見て別の誰かが思い違いをする。それを見て……と複雑に折り重なった結果わけわからん事になり?

 ■もうひとりの梨花
 まさか彼女までもが誤解の渦に巻き込まれるとは思わなんだ。で、彼女の言動からわかった事をメモ。

 ・彼女は100年くらいは生きている
 →少なくともオヤシロさまよりは若いですな。例の八代続けて長子が女児ならって話に絡めて彼女が古手の七代前の長子だとしたら、なんてことも考えてみましたが、その場合200年くらいと言ってないとちょっと無理があると思うし。

 ・注射はレナを助ける物らしい
 →目明し編の詩音襲撃はやはり殺すのが目的ではなかった?

 ・「あまりうまくいった試しはない」
 →確実に言えるのは目明し編での失敗の事だろう。他にも似たような状況があったかどうかはわからない。

 ・“次の”竜宮レナは変に感が良くないことを祈る
 →自分の正体がばれると彼女の目的にとっては都合が悪いという事だろうか。実際彼女はこれまでずっと人前には現れなかったわけですが。

 ・“次の”雛見沢を探しに行く
 →強制的に時間がループしているというよりは、自分の意思で並行世界を渡り歩いている?

 ・あなたには“この”雛見沢しかない
 →では、他編の記憶が本当にあるのだとしたら圭一と、あのもうひとりの梨花だけが特殊な存在?

 ところで富竹さんが打たれた注射はうじ湧き病の注射だと認めたが……これは果たしてそのまま言葉どおり受け取っていいのかどうか。

 ■圭一の過去
 鬼隠し編で圭一に対して大石さんがレナの過去を教えてくれたように、こちらではレナに対して圭一の過去を教えていた。
 児童連続襲撃事件。この時のレナは既にかなり壊れているので実際に大石さんから聞いた話をかなり歪めてしまっている可能性もゼロではないと最初は思ったが、大石さんから聞いた話を突きつけられた圭一のリアクションからして事実なのだろう。
 祟殺し編では「色々あって」雛見沢に引っ越してきたと彼は回想しているが、これは都合の悪い事を思い出したくなかったが故か。
 また、鬼隠し編でおはぎを壁に叩きつけたりしてそれを父親が怒っていたという話はあったが、そう母から聞かされただけで実際に父に改めて叱られる場面はなかったし、母もあまり追及はしなかった。これも過去の事件から圭一が癇癪を起こす事を知っていて、無理に押さえつけようとすると逆効果だと知っていたからだろうか。
 なお、この時のレナと圭一の構図は鬼隠し編終盤で圭一が魅音を泣かした時の構図の逆って事になるんだろうか。

 ■罪滅し
 結局罪を滅ぼす事なんて不可能だという事。
 罰という代償を支払う事は出来るが、それは罪そのものを無かった事にするのと同義ではない。

 ■レナの過去を知っても
 レナを見る目が変わる筈はないと圭一。だが皮肉な事に別の歴史ではその逆の行動をとっている。
 そしてその後のモノローグにてやはりレナの過去を知ったらやはり見る目が変わったかも、とも述べている。
 しかしこちらの歴史の圭一がもしもレナの過去を知っても、二人の人間を殺してしまったレナを受け入れたくらいだからそんな事にはならないのでは、とも思ったんだが……けれどそれは殺された側の人間が明らかに悪質だったし、レナはそいつらに追い詰められていたからだという事もある。
 実際あの場面で圭一は、金目当ての犯行だったら流石に警察に突き出すが、というような事を言っていた。レナの過去の詳細は明らかにされていないが、伝え聞く事ができる範囲の情報ではレナが一方的に暴力を振るい、破壊活動を行ったと解釈せざるを得ない。
 つまり、同じ罪は罪でも、情状酌量の余地が有るかどうかという点が重要なのだろうか。

 ■圭一が勉強に疲れたわけ
 元々勉強が好きだったわけではない。彼を突き動かしていたのは、特に誰かよりも優れた部分があるわけでもない自分が唯一優越感に浸る事ができたからであり、その感覚が次第に薄れていくと、元々は特に勉強が好きでもなかったわけだから……と。
 にもかかわらず塾通いを強制する親に反感を持っていた。それを正直に親にぶつければ良かったものの、そうせず、事件を起こしてしまった。
 その悪事をやめるキッカケは少女の目に弾が直撃した事。
 レナは両親と一緒じゃないと自首もできないと罵っていたが、実際はそうじゃなくて、多分レナ以外の仲間達に過去の自分の悪事を明かそうと決意した理由と同じだったんじゃないだろうか?

 ■TIPS「雛見沢だった訳」
 圭一の父が赤坂さんが参加しようとした例の大自然ウォッチングというツアーに参加していたのがキッカケ。もしタイミングが違っていれば彼と赤坂さんが顔をあわせていた可能性もあったのかな?

 現在前原屋敷が建っている土地は、当時別荘地として売り出し中だった、それを圭一の父が知ったキッカケは、そこで遊んでいた二人組の髪の長い美しい少女達。
 ひとりはきりっとした表情の子。
 もうひとりはあどけなさを残す表情の子。
 前者はもうひとりの梨花で、後者は普段の梨花だろうか。

 暇潰し編メモの「人生ゲームと予定調和」の項で前原家が雛見沢に引っ越してきたのも梨花が画策した事だろうかと妄想したりしてましたが、案外的外れというわけでもない可能性が……?
 まあそれよりも問題なのは、何故かこの時の圭一の父に「もうひとりの梨花」が見えていたらしい事なんですが……はてさて。

 ■圭一の思い違い
 冷静になって考えてみれば過去の罪を懇切丁寧にいちいち仲間に解説する必要などない。
 或いは圭一も冷静な状態であればその通りだと言ったのかもしれない。だが、話の流れからそれをしなければならない事だと思い込んでしまったという点が鬼隠し編の悲劇を招いた理由のひとつだったのだろう。

 ■鬼隠し編でおはぎに入っていた物
 タバスコだったらしい。まあその程度のイタズラだったんだろうとは思ってましたが。
 けどおはぎを作っている場面を鬼隠し編の圭一だって見てはいない。あの回想は誰の視点なのか。
 あれに限って言えば、おはぎに入っていたのはただのタバスコだったと知って、それを元におはぎを作っている場面を空想しただけ?

 ■鬼隠し編で魅音が取り出したもの
 注射器ではなくマジック。あらら、正解だった。一応本当に注射器だった場合も検証してみようと試みてはいましたが、必要なかったか。

 ■レナと魅音を殺したのは
 どうも本当に圭一だったっぽい? 鬼隠し編ではすっ飛んでたその記憶がコチラでは蘇っているようだ。

 ■雛見沢で何が起こっているのか
 風が吹いて桶屋が儲かっているのではないか。レナが不良になって知恵先生がカレーを食べられなくなっているでも良いですが(良いんかい)。

 わかりやすいところからたどると、

 園崎当主は自分に利する出来事があったらそれは自分の差し金であるかのように振舞う
 ↓
 園崎のそういうイメージが定着
 ↓
 大石さん、それに騙されて園崎が黒だと思う
 ↓
 圭一、その大石さんの言を信じて疑心暗鬼に
 ↓
 鬼隠し編の惨劇

 といった具合に、「思い違い」が原因となり、更にそれが連鎖に連鎖を重ね、最終的に大本の原因を作った人間ですら、起こった出来事の因果の連鎖を辿ると自分に辿りつく事にすら気付かない、複雑な因果関係が出来上がり、複数の勢力がお互いを誤解しあいつつ動き、わけのわからん状況にと。
 目明し編の段階で仄めかされてはいましたが、今回のシナリオがそういう構図の存在を裏付けた気がする。

 ■雛見沢で何が起こっているのか(2)
 上記とはまた別に発生している超常現象。時間のループか、並行世界間に生じたなんらかの干渉か。
 そしてこの現象は雛見沢だから起こる事なのか。
 他のメンバーにも起こりうる事なのか。
 梨花と圭一固有の物なのか。

 ああそうそう、ループの伏線かもしれないものでもうひとつ思い当たるものがあったんですが書くのを忘れてました。
 どっかのシナリオで圭一が、何故か部活メンバーとは呼び捨てにしあう事をちょっと不思議に思ってたりしませんでしたっけ。これは繰り返される歴史のいずれも彼らが強い絆で結ばれていた事を無意識に知っていたからだったりして?

 ■鬼隠し編での圭一の死
 臨時メモ・考察ビジュアルファンブックメモに圭一は無意識に富竹さんの死に方を真似してしまったのではないかという予想を書きましたが、レナが妙な薬など盛られていないのにそうだと妄想し、自己暗示で富竹さんの死をトレースしかけていた事がそれの裏付けになるかもしれない?

 ■TIPS「前夜」

 ・今回も同じ顛末
 →何が同じかってーと、誰かが狂って暴走するって事だろうか。また、TIPS「お気に入りのワイン」で書き忘れてたんですが、命日はわかるが死に方はわからないという事なんでしょうね。わかるのならば死の運命を回避できなくもない筈。だがどうやら彼女達は何度も何度も失敗しているようだ。

 ・スゴロク
 →そういえば暇潰し編メモの「人生ゲームと予定調和」の項でも述べましたが、圭一は綿流し編の人生ゲームでゲームのルールの外側に干渉して勝利を得た。これは今回の展開の暗示だったという事だろうか。
 いや、確かにあれは未来の展開を暗示しているのだろうと随分前から思ってはいたんですけど、超常現象否定派だったのでまさか別の歴史を思い出して、なんて想像してませんでしたので。

 ・大人っぽい喋り方をする方が梨花?
 →自分の方がずっと若いと言っている。じゃあレナに100年くらい生きていると言ったのは、普段の梨花の方だった? それとも大人っぽい梨花は実際100年生きていて、普段の梨花は実はそれ以上に長く生きている?
 何れにせよドラマCD版での演技が子供らしくないと思った梨花について、竜騎士さんがむしろ自分はそういうイメージだった、というような事を製作日記で述べていましたがなるほど、こういう事だったわけか。

 ■ループ関連の伏線
 そういやどこかのシナリオで圭一が、何故か仲間たちとはお互い呼び捨てにしあう、というものがあったような。

 ■超常現象アリでも良いんじゃない
 「ループ説が正しい場合にあるべき伏線」の項で超常現象が起こりうる事の説明とか云々と書きましたが、書いた後にある重大な事に気が付いた。

 私は鬼隠し編の推理において微細な相違点はあれど大局的に見てほぼ正解している(と思う)。
 綿流し編に関してはある矛盾にぶつかって推理を完成させる事が出来ませんでしたが(この辺についてはその内余裕があったら詳しくまとめようと思います)、一応犯人を絞り込むところまで辿りつけていた事はいた。で、前述の矛盾の解答の方も、目明し編によれば別に超常現象だったりはしなかった。
 要するに、少なくとも鬼隠し編と綿流し編は超常現象なしでちゃんと解答に辿り付ける構造になっているんですよ。祟殺し編は未だに頭の中で整理できちゃいませんが、この分だとこちらもそうである可能性は高そうです。

 この事から思うに、「ひぐらしのなく頃に」の世界において発生している怪事件の実態は恐らく現実に起こりうる現象の延長であり、梨花にまつわる超常現象はそれらとはまた別件である。
 つまり、超常現象の存在を前提に考えないと謎が解けないなどという構造になどなっていないのではないかと。
 よってそもそも「ループ説が正しい場合にあるべき伏線」の項で書いた

 >出題者たる竜騎士07さんが、正解に辿り着く為の謎解きにその現実には有り得ない現象の存在を前提として必要とする事を想定していたのなら

 というこちらの前提こそがむしろ間違いだったのではないかと思ったわけだ。
 つまり「謎解きをする」という観点から言えば、出題者である竜騎士さんは超常現象という反則など使っていないので全く問題ないという事になるわけだ。
 暇潰し編に関しては拒否権があるというのは、今思えば超常現象を除外して推理できないと認めん、という姿勢の人に対して送った「このシナリオに関してはあんまり気にしないで進めてかまわんですよ」というメッセージだったのかもしれない。

 また、赤坂さんが少なくとも出題編においてはストーリーに一切関わってこない点も超常現象が謎解きに関わってこない点を裏付けているかも。何故なら彼が再び雛見沢に介入するケースを考えた場合、そうなる原因として梨花の「予言」がどうしても外し難いから。
 前原一家が雛見沢に居る件に関しては問題ないでしょう。こちらも確かに梨花の意図があっての結果ではあるようですが、あの時「梨花がひとりだった」としても前原一家の雛見沢への引越しは確率的には十分ありえた筈。

 ■赤坂さんが参戦できる可能性
 で、ここまで考えてふと思ったんですが、実は超常現象なしでつむがれる歴史においては惨劇の回避は不可能に近いのだが、今後の解答編ではこれの存在を前提とした梨花や圭一の行動が惨劇回避へと繋がって行く、という展開になるのかも?
 或いは部活メンバー全員が他の歴史の記憶をよみがえらせて、その上でそれぞれの知識を全て出し合い、真相を追求するとか。
 出題編であれば話は違うが、別に解答編でそういう展開があっても問題ないだろう。解答編の謎も解けなんて誰も言ってないんだから。
 そういう事ならば、赤坂さん参戦の可能性もなくはないかもしれない。

 以下、作成中


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