アインナッシュ あいんなっしゅ
死徒二十七祖の第七位。
実は代変わりしているという事は極一部の者にしか知られていない。
初代は魔術師上がりの死徒で強力な催眠の使い手。その効果の程は記憶の改竄に近く、彼の存在を知った者はことごとく記憶を書きかえられた。アルクェイドですら一度アインナッシュの存在を忘れさせられている。
後に、アルクェイドの依頼を受けたレンの生みの親である魔術師によって固有結界を破られ、アルクェイドによって滅ぼされる。
その後、アルクェイドが放置した初代の遺体の血を吸った吸血植物が幻想種と化して2代目となった。およそ800年前の出来事である。
2代目は自身の眷属たる吸血植物達が寄り集まってできた直径50kmほどの生きた森を統括し、50年に一度くらいの割合で活動する。
活動時には森全体が血液によって赤黒く点滅し、森ごと移動して無差別に人を襲う。そして数百人単位の人間の血を吸うといずこかへと姿を消し、再び活動を休止する。
この森は腑海林とも思考林とも呼ばれ、代変わりを知らない一般の者達からは森自体が固有結界であると思われていた。森の中では大気中の魔力が完全にアインナッシュの支配下に置かれている事もそのように考えられていた理由のひとつだろう。
とはいえ固有結界だと仮定すると二十七祖クラスですら維持できて数時間である物を数日単位で維持できる事になるという点が疑問に思われていたようである。
その戦闘力は教会の猛者達数十名がまともに太刀打ちできずに全滅してしまうほど。にもかかわらず森の中へ向かう者が後を絶たないのはその中心にあるという実が誘蛾灯としての役割を果たしているからである。
実は吸血後に余った血液を凝縮して作られた物であるらしい。これを食べれば仮初めの不老不死を得られるといわれ、真祖にとっては吸血衝動を抑える効果もある。
蒼崎青子 あおざきあおこ
年齢:不明(おそらく20代後半くらい?)
誕生日:7/7
血液型:不明
身長:不明(大人になった志貴よりは低いらしい)
体重:不明
スリーサイズ:不明
志貴の恩人とも言える人。彼の人生に大きく影響を与えた。その為か彼が心から先生と呼ぶのはこの人だけである。
アオアオと続く自分の名前が嫌いで名前を、特にフルネームで呼ばれると怒る。志貴が彼女を先生と呼ぶようになったのもそれがキッカケだったりする。
性格は…月姫では結構良い人っぽく描かれていたが実際にはかなりヒドイ人らしい。オフィシャルの第2回人気投票でも書かれてましたが、昔は男に首輪付けて飼っていたらしく。これに関しては某画像を拡大してみても…。
世界で5人しか存在しない魔法使いのひとり。「魔法・青」と呼ばれる魔法を扱うらしいが、未だにその詳細は不明である。個人的にはアルクェイドが彼女を避けるのもこの魔法のせいではないかと考えているのだが…。
魔術師としての腕前は実はそうたいした事は無いのだが、壊す事にかけてのみ稀代の魔女と呼ばれている。
上記の魔法・破壊能力というふたつの理由からなのかどうかは不明だが、魔術師協会からその時代最高の術者にしか与えられない三原色の称号のうちのひとつを与えられている模様。多分、「青」でしょう。
ちなみにオフィシャルの第1回人気投票では「三原色の魔法使い」と書かれているが、他二色の称号を与えられた術者達もまた魔法使いなのかどうかはよくわかりません。可能性はありますが。
触媒によるバックアップを好まない珍しい魔術師で、あのでっかいトランクの中に入ってるのはそういったアイテムではなく、単なる私物であるようだ。
一個人の魔力の使い方が異常に巧く、並の魔術師の100倍くらい燃費が良い。
魔術師協会ではミスブルーとか、マジックガンナーなどと呼ばれている。人間ミサイルランチャーも…協会での通り名なんだろうか?(汗)
前述の通り名と、ノタリコンを駆使した魔術を行使、無限回転と恐れられる高速詠唱を得意とする点等からその戦闘スタイルは想像できるかもしれない。
カカト落としやボディブローなんかも得意としているらしい。
蒼崎家の遺産相続トラブルが原因で姉の橙子さんとはすこぶる仲が悪いらしい。
その姉の工房に乗り込んで奪った魔眼殺しを材料にして作った眼鏡を志貴に与えている。
ちなみに蒼崎家は風属性だとか。別れのシーンで風が吹いたと思ったらいつのまにか消えている…というのもその辺に関係があるのかもしれない。
姉と共に焼肉屋大帝都での大食い記録保持者である。
月姫本編において登場した際は赤い髪だったが本当は黒髪らしい。
朱い月 あかいつき
最初の真祖。死徒二十七祖の第三位。月のアルティミットワン。恐らくタイプムーン(type:moon)だろう。
ロアのモノローグに「彼」とあった事から男性であったと思われる。
地球を真世界へと戻す為に呼び出された存在。自身がガイア・アラヤのどちらからも修正される(滅ぼされる)可能性がある事を予見し後継を生み出さんとしたが、彼以降自然発生した真祖は彼の劣化コピーに過ぎなかった。よって自身と同域の後継を生み出す為に試行錯誤する事となる。
結果誕生した後継者候補は二人。
ひとりは真祖と死徒の混血として誕生したアルトルージュ・ブリュンスタッド。
もうひとりは真祖を真祖達の手によって生み出すよう教えを広めた結果、後に生み出されたアルクェイド・ブリュンスタッドである。
しかしアルトルージュは未だ不安定で朱い月を迎え入れるレベルには至らず、望むレベルの後継であるアルクェイドが誕生したのも彼が魔法使いのひとりである宝石のゼルレッチによって滅ぼされた後であった。
ちなみにゼルレッチに敗れた原因は魔法に関する勉強が不充分であった事。
真祖なのに何故か死徒二十七祖の第三位でもある。そもそも彼が後継を生み出さんと足掻いた足跡に過ぎないとの事から、「死徒二十七祖」という集団には単に名前の通り旧い死徒達の総称以外にも何らかの意味があるのだろう。
滅ぼされた後も自身を潜在させる真祖という種を誕生させるという彼の固有結界は残ったらしい。
アルクェイドが彼と同域の後継とされる事から、その能力の程は恐らく完全にリミッターを外したアルクェイドと同等であろう。
アルクェイド・ブリュンスタッド(Arcueid Brunestud) あるくぇいど・ぶりゅんすたっど
年齢:推定800〜900歳(しかし活動していた期間はトータルでも1年に満たないらしい)
誕生日:12/25(自称)
血液型:不明
身長:167cm
体重:52kg
スリーサイズ:B88 W55 H85
真祖の姫君。月姫の正ヒロイン。けど出番はヒロイン中でも一番少ない。しかもいきなり主人公に殺されてしまうというヒロイン史上稀に見る登場の仕方をしたキャラである…が、そんな事を感じさせないくらい明るくお天気な性格の持ち主。そんなわけで志貴に対してヒロイン中でも一番ストレートに愛情表現をかます。
12世紀頃に堕ちた真祖を狩る為の兵器として生み出された特別な真祖。自然発生した他の真祖とはその誕生の仕方が少々異なっているようだが詳細は不明。吸血衝動を抑える必要のなくなった真祖達を処断してまわるほど真祖の中でも能力が突出している。
しかし兵器として在る為には必要のない知識を与えられる事はなかった為、志貴に殺されるまでは言葉を発する事すらなかった。
はじめての吸血衝動に苦しんでいたところをロアに騙されて彼の血を吸ってしまい、結果暴走してブリュンスタッド城に居た真祖を全滅させてしまう。
その後は城に自身を封じ、ロアが現われるたびに覚醒して処断しに出向くようになる。
ちなみにどれほど強いかというと身体能力でいうなら志貴に視認できない程の速度で攻撃を繰り出せるほど。ネロの獣達はまるで歯が立たなかった。
ワルクェイド化した時には公園〜学校間の6kmもの距離を1分足らずで移動した。概算でも時速360km以上。F1並ですよ…。並の人間の10倍、志貴やシエル先輩クラスと比べても数倍の速度。
空想具現化に関してはリミッターを外せば(吸血衝動を抑えるのを止めること?)山奥に街ひとつ作り上げるくらいの事はできるらしい。
魅了の魔眼は行動の束縛や洗脳・記憶操作どころか相手の精神を破壊しかねない程の威力がある。
不死性も高く、夜になれば死の点どころか線すら視えなくなってしまう。身体強度もやたら高く、黒鍵の直撃を受けても平気な顔をしている程である。
…要するに、純粋な強さでいうならこれまでに登場したキャラの中ではダントツ。
そのわりにはニンニクが苦手だったりする。
真祖であるが故に世界から直接情報を汲み上げる事が可能。ロアを探す際に人間社会に紛れ込むにあたって必要な知識はそうやって手に入れていたのだと思われる。
しかしそれはあくまで知識であって自身の経験ではない。兵器として余分な事は教えられなかったのだから無理も無い。
よって現代の文化・娯楽を自身で触れてまわる事は大変楽しそうである。志貴と遊びたがるのも単に志貴が好きだからというだけでなく、そういった理由もあるからだろう。
お金持ちなのはお城の金塊を換金しているからであるらしい。人間の交通機関を利用したりもする。日本にはそうやって来たようだ。この辺の知恵はメレム・ソロモンから得たもの。
元々は長髪だったがアルトルージュと闘った際に奪われたらしい。
現段階では朱い月の転生先の最有力候補である。
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