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ウインドウのデザイン 02/11/13

 そういやLeMU館内のホログラムウインドウ等は、このゲームのメッセージウインドウやらシステムウインドウやらとデザインが一緒なのでは、などと思って改めて背景画やらなんやらをよく見直してみたんですよ。

 ……違ってました。マヌケめ。
 強いて言うなら中央制御室のモニターに表示されてるウインドウの一部はやや似てますかね。

 でも実際隠れたお遊び要素として、もしゲーム内に登場するウインドウとプレイヤー側がプレイ中常に目にしているウインドウのデザインが一緒にしてあったら結構面白かったんじゃないか、などと思ったりするんですけれども。どうでしょ。
 ブリックヴィンケル=プレイヤーという構図をシナリオ担当さんは考えていたっぽいですしね。



量子暗号通信が実用化 02/11/17

 TAKES Webさんの11/16更新分より。月姫研究室でも書きましたが、インフィニティシリーズに関連のあるお話だと思うのでご紹介。
 量子力学関連は個人的に調べてたりしますが、未だに外枠くらいしか理解できてません。いや、そこまで理解できてるという自信すらないかも……。
 ていうか現実世界よりはSF世界寄りのお話に近い印象がどうにも抜けきらずにいたので、これに関連するモノが実用化に至るという話にはやはり驚きました。



自分と他人 02/11/28

 久し振りに雑記更新。月姫研究室の雑記11/28更新分でも書いた事なんですが、皆が皆あちらも見てるわけではないと思うので文章引用。子供の頃に抱いたある妄想話についてです。

 例えば私が青色だと認識している色は、身近にいる他人の眼にも「私の中における青色」として映っているかどうか?
 本当はその人の眼には「私の中における赤色」として映っているのかもしれない。ただそれが「青色」であるとその人は教えられてきたからその違いは表面化しないだけなのではないか。
 或いは逆かもしれない。本当は私が青だと思っている色は赤で、皆が赤と認識するモノを私の眼、或いは脳の構造が異なっている為、青と受けとめてしまう。
 もしくは、全ての人間の眼と脳の構造が異なっている為に同じ色でも人によって違う色に見えているが、その色をしたモノを指差して「青」と周囲の人間から教えられたものだから、その色が「赤」に見えた人も、「緑」に見えた人も、「黄」に見えた人も、言葉の上ではその色を指して「青」と言っているだけなのではないか、とか。


 他人の視点は絶対に得られない。という事は、他人にとっての現実が自分にとっての現実と一致するのかどうか、本当の意味で確認する事はできないわけだ。
 昨日(11/27)の更新で用語辞典のタ行に追加した「チューリング・テスト」の項目に書いたチューリングの言葉にも、どうあがいても他人にはなれないのだから云々、というのがありましたっけ。根底にあるモノは似ているかも。
 このチューリングにまつわる話に関連してEver17に「チューリング・テスト」という単語が登場したり、AIがお話に絡んで来たりしたのかどうかは……シナリオ担当さんのみぞ知る。

 ……勿論子供の頃とはいえこんな妄想を心底信じていたわけではありませんので誤解なきよう(笑)
 なんというか、こういうフシギバナシを考えるのが大好きな変なガキっちょだったんですよ。
 他には「外国」は実際に存在しているわけではない。ただ、私がそこに行こうと思った瞬間誰かがその国を作り上げているのではないか、とか。そんなのもあったような。当時、唯心論だとか唯物論だとか、そういったムツカシイ話は知りませんでしたけども


 こちらは他人に見られないと存在できない空、そして彼女の「月は観測せずともそこにあるか」という話に通じるモノがあるかも。或いはブリックヴィンケル。彼が見たモノは存在するし、見ていないモノは存在していないも同然である。
 グランドフィナーレ後の、ブリックヴィンケルが登場人物達を見ていて、そして彼等もまたブリックヴィンケルを見ているという描写もそうだろうか。
 「自分」が観測しない限り「他人」は存在しない。同時にその「他人」にとっての自分も、その人が「自分」を観測しない限り存在しない。

 そんなわけで、私がなんでEver17にはまったのかが少しわかった気がしました。子供の頃からこういうフシギバナシが大好きだったんですな。



ホログラムと4次元 02/12/2

 前々からホログラムの特徴に関して思っていたことなんですが。
 ホログラムは立体全体を記録している。そして4次元存在の視界はサイコロの6面全てを同時に俯瞰できるような真の3次元視界である。
 また、ホログラムペンダントは本体からも欠片からも映像を再生できた。こちらは映像記録自体に着目すれば非減数分裂をしたと言えなくもないかもしれない。
 一見Ever17の世界観とはそんなに深い繋がりはなかったかのようにも思えるホログラムですが、こうしてみると実は案外4次元および4次元存在の特徴を象徴したモノだったとも考える事ができるかもしれないですね。



クローンとレムリア人 02/12/5

 雌雄の違いが無く卵を生むというレムリア人。雌雄の違いが無いからには、普通に考えたらその卵から生まれてくるという子供は親と全く同じ遺伝子の持ち主という事になるんじゃないだろうか?
 だとするとまるでクローンですね。優春が表向きはレムリアを研究していたり、LeMU内ではレムリア遺跡で優秋イベントが発生したりするのはつまり暗喩だったという事なんだろうか。



つぐみが照射装置に関して喋らなかった理由の補足 02/12/9

 用語辞典サ行の「赤外線レーザーの照射装置」の項で書いた以下の文に関する補足。

 武に心を開いてからでないとこの装置の事を聞かれても答えなかったのは、彼女が赤外線視力に関する話をしたくなかっただけでなく、自分がコレを使っているという情報がどこからかライプリヒに漏れて追跡者が赤外線カメラ等を持ち出してくるというような事態を避ける為に、普段から特にコレに関しては喋らないように心掛けていたからでもあったのではないだろうか。

 んで、つぐみんが赤外線レーザーの照射装置を持っている事は知らないにしても、赤外線視力を持つという事はライプリヒ側も多分知っていたと思います。
 だから彼女が装置の事を喋ろうが喋るまいが、彼等は追跡及び捜索の際夜間の視界のハンデを無くす為に赤外線スコープ等を持ち出してたんじゃないのか、とも考えられないではないかもしれない。

 けど私の考えではその可能性は低そうかな、と。わざわざ金のかかる装備を持ち出すくらいなら昼間の捜索に力を入れたほうが効率が良いと思いますし。
 キュレイ種は紫外線を避けるので活動範囲は各段に狭くなるし、仮に日の当たる場所に居るならば相応の格好(着ぐるみとか)をしている筈だからかなり絞り込めます。
 無論照射装置の事を知れば、装備に金をかけて夜間の捜索の方に力を入れるかもしれませんけどね。だって普通の人があまり活動していない場所・時間帯に赤外線レーザーがチラホラ見えるのであればそちらの方が探しやすい。

 そもそも彼女がこの装置を持っていて、活用しているという時点でライプリヒ側がその手の装備を使用していなかったという事に関するかなり有力な裏付けになり得ると思います。
 たまたま追っ手の居ないLeMUだから使っていただけだという可能性は、普段からコレを活用してるかのような彼女の言動からして無さそうな気がします。

 ところで以前赤外線照射装置の入手経路に関して考えてみた時には研究所からかっぱらったんじゃないかとも考えたわけですが、もしそうだとしたらその時点でライプリヒ側につぐみんがこの装置を持っている事が知れてしまいますね。やっぱりお金出して買ったのかな?
 それでもかっぱらった説を取るならば、彼女が本編で救護室から抜け出す際かなり無茶やったように、脱出の際も大暴れして細かい備品のひとつふたつ無くなってても気付かないように仕向けたという可能性も考えられるかもしれない(笑)



マクロな視点で見たキュレイ種 02/12/16

 生物全体をひとつの巨大な生命体に例えてみるとする。すると、生物1個体はこの巨大な生命を構成する細胞1個とみなす事が出来る。
 そうなるとキュレイ種ってやつはまさしくこの巨大な生命体の中で発生したガン細胞に例える事が出来ますやね。ただ違う点といえば、無限に分裂して増殖したりはしないという事でしょうか。例えばつぐみがある時非減数分裂をしたりはしない。つぐみという個人は永遠にひとりきり。

 さて、この巨大な生命の体内にキュレイ種というガン細胞が発生しているのであれば、アポトーシスが機能する筈。それはもしかしたら「キュレイ種に対する迫害」なのではないだろうか。
 人間は自己が属する集団の中に、異質な存在があればこれを排除しようとする。恐らく不老不死に等しいキュレイ種は大抵の場合受け入れてもらえないでしょう。
 生命体の中で不必要な細胞を排除する「アポトーシス」という実体を持たないシステムと、集団の中において異質なキュレイ種を攻撃する「迫害」という実体を持たない概念、という構図ができそうだなあ……などという事をふと考えたりしたのでした。
 この事からもやはり、一刻も早くキュレイ治療法が確立されて欲しいものです。



つぐみんスレ用語集 02/12/18

 というわけでコチラでも公開。以前に雑記でも何度か触れたつぐみんスレで構築された独自の世界観をデータベース化してみたものです。



鳩鳴館というネーミング 03/1/1

 今回ちょっとだけNever7のネタバレあり。といっても知ったからといってゲームが台無しになってしまうと言うほどでもない気はしますが一応。

 で、鳩鳴館。優春・優秋・沙羅の学校の名前。鳩が鳴く館。
 これ、ひょっとしてNever7において時間という概念に縛られたモノの象徴として描かれていた「鳩時計」にちなんだネーミングだったりして。鳩時計って見た目はまんま鳩が鳴く館ですし。
 Never7のそれとは違う、色々な意味でEver17のキャラ達は「時間」という概念とは切っても切れない関係にあるわけだし、ひょっとしたら……などと思ったんですが。
 また、Never7においては「鳩時計の破壊」が「時間からの開放」を象徴していましたが、Ever17でも登場人物達、或いは彼等を観測していたブリックヴィンケルが無限ループから開放されたとも解釈できるような気がするし。
 でも考えすぎかなあ……。



つぐみはどうやってLeMUに戻ったか 03/1/17

 武は減圧しないとだめだって空に止められたわけですが。つぐみの場合は自分はキュレイだから大丈夫と空を説得したんだろうか?
 つぐみの場合傷がふさがるまでに1ヶ月くらいかかる怪我が1日で動けるようになるまでに快復しているから、単純計算でも常人の30倍の速度で治癒する事になる。そんな単純な問題じゃないかもしれないですが、普通は最速で12時間という設定であるならば、彼女なら20〜30分程度で減圧を完了できるかも。
 ただ、それで大丈夫な人間は普通居ないので、あの加減圧室はそれだけの速度で減圧できるようには作られていない可能性も考えられる。
 だから、武みたいに無理矢理外に出たという可能性も考えられるかもしれない。


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