アニメFate/stay night雑記(2)

 アニメ版Fate/stay nightの感想とか。
 原作のネタバレもありますので、原作未プレイの方は読まない方が良いかもしれません。
 元よりこのサイト自体が原作を扱ったサイトなんですが、検索して直接ここに辿り付く人も居るかもしれませんので一応。

 第四話 最強の敵  第四話 / 第五話 / 第六話

 今回はようやく落ち着いてお話を楽しめたなと感じました。

 ■セイバーVSバーサーカー
 バーサーカー、まさに凛のセリフ通りの演出が個人的に良かったと思う。
 あのごっつい凶器を質量という概念を忘れ去ったかのようにかるがるぶんぶんぶん回す。セイバーとの激突時の苛烈さとのギャップによりその出来の悪い特撮めいた違和感が強調され、それはそのままバーサーカーの異常さに直結する。
 けれど欲を言うならもっとガンガン周囲の物を破壊しまくってもよかったと思うけど。その方が迫力が増したと思う。付近の住民の皆さんには申し訳ありませんが(笑)

 前回の予告映像でも出ていましたが、対するセイバーの三次元戦法は彼女が人間以上の存在である事を視聴者に印象付けつつ、同時に戦上手な側面を描く事が出来ていて良かったのではないかと思う。
 後者に関しては例えば凛ルートでは予め自分に有利な戦場(外人墓地)をチェックしておいて、それとなくそこへ誘導したりしている。同様に単純な力比べでは勝てないと察したのなら、あの場の地形を上手く利用して少しでも戦闘を有利に運ぼうとする事もあり得るのではないかと。
 また電線の上を走るセイバーと地上を走るバーサーカーの比較は、バーサーカーの巨躯が際立った構図になって面白かった。

 ところでイリヤを攻撃しようとして士郎が止めるのかと思ったらセイバー、自ら踏みとどまった。
 これは後半の道場での会話に繋がるのかな、とも思ったがマスターを剣を持たない人扱いするのは流石に穿ち過ぎだろうか。
 実際凛の時は普通に殺そうとしていたからなあ。いや、或いはこの時士郎に止められた事を思い出しての事だったというわけなんだろうか。もしかしたら凛の時は彼女自身がセイバーに攻撃を仕掛けたというのもあるかも。

 ■白い悪魔
 原作においてはイリヤの無邪気さと冷酷さが同居したイメージを作り出している要因のひとつとして、可愛らしい容姿でさらりと物騒なセリフを述べる事が挙げられると思うわけですが、アニメではここに「可愛らしい声と喋り方」が加わる事によってそのイメージがより強調されていたと思います。
 そしてセイバーが眼前に現れた時のむーっとした顔がやたらかわいかった。

 ■覗き見しているキャスター
 セイバールートに近い展開になるのならば彼女の登場はかなり後半になってからなので、この時点で伏線をはってると忘れられかねないですが……どうやら凛ルートに近い展開になるようなのでタイミング的に丁度良いかもしれない。
 尤も、伏線が忘れられかねないってのはあまり問題はないと思いますが。忘れられやすい伏線だからこそ、その存在を思い出した時の衝撃が面白いとも言えると思うので。ただ、もしもセイバールートに沿った展開になるのであれば、時間の不足しがちなアニメ版では無理にこの時点で伏線をはるかな? と。そう考えたわけです。

 ちなみに幕間というカタチで主人公以外の視点を挿入している箇所は多数存在する原作でも、もしもこの場面でそうしていたらテンポがあまりよろしくなかっただろうなと思う。やるとしたら戦闘が終わってから、時間軸を遡ってキャスター視点……というカタチが妥当かな?
 画面だけキャスターの様子を映し出しながら音声はそのまま現場の状況を流し、リアルタイムに複数の場面を並行して表現するというノベルではやり難い、アニメだからこそ違和感の無かった演出だったのかもしれないなと素人ながらに思いました。

 なお、二回目に彼女が画面に現れた時にはセイバーを見ていた。つまり、この戦闘の結果を見てセイバーを手に入れようと考え付いたという事だろうか。

 ■凛の呪文詠唱
 呪文はセイバールートの方で使ってた物ですね。
 でもガンドじゃないのかなあれ。これは一工程でぶっ放せた筈だったが……敢えて詠唱に一小節使って威力をアップさせていたと解釈すべきなのかな。

 ■五年前の回想
 相変わらず切嗣さん役の小山力也さんの声、穏やかかつかっこいいなあ。中田譲治さん演じる言峰の対極に位置するキャラとして素晴らしいくらいにはまり役だ。
 この声のおかげで彼が静かに息絶える場面の印象が深みを増していると思う。個人的に原作の文章から抱いていたイメージほぼそのままでした。そして明確に死亡したとは述べず、士郎の涙でそれを暗示する演出はグッと来ました。

 ■勝手に上がらせてもらってるわ、衛宮くん
 それどころかお茶まで。しかもそのお茶にケチをつける(笑)
 既に衛宮邸のチャンプとしての片鱗を見せている、そんな彼女が大好きです。

 ■薔薇と紫陽花
 偶然顔をあわせる凛と桜。そういやアニメでこの二人が絡むのは今回初めてということになるんだな。
 そして桜の意味深なリアクション。さて、いくらなんでも彼女が黒い聖杯として起動する可能性は低いと思うのですが……少なくとも間桐の魔術師としてストーリーに絡んでくる可能性はあるのだろうか?
 第二話での伏線に関してはどっちともつかないと書きましたが、今回のはわりとはっきりしていると思う。

 ところで桜と藤ねえが衛宮邸に向かっているという事は平日であるようだ。原作では日曜だったんですが、これはやはり展開を早める為なのだろう。

 ■正座セイバーと道場での会話
 正座している私服セイバーがアニメで初登場。
 士郎がそのセイバーに見とれる場面、そして道場での会話。これまで慌しい印象の強かったこのアニメでしたが、特にここは時間を十分に使って描いてくれた事が嬉しかった。落ち着いて入り込めました。
 さて、いよいよハラペコセイバーの降臨も近いか?

 ■次回予告
 原作では日曜だった所を恐らく飛ばして平日。よって早々にセイバーは桜と藤ねえに紹介される模様。
 一方学校では凛との追いかけっこが展開されるのか。その凛が何かに痺れている様子。アニメでのうっかり属性初披露なるか。少なくともこれだけ顔が崩れているのは初見ですな。


 【今後の展開予想】

 前回の展開予想は今の所ほぼ当たっているみたいだ。
 例えば何故凛が衛宮邸に転がり込んでこなかったのかというと、やはりアーチャーが健在だったからなんじゃないかと。
 原作のセイバールートで凛が同盟を持ち掛けてきたのは、アーチャーがセイバーに斬られてまともに戦えない状態だったのが大きかったのであろう事が彼女のセリフから伺える。故に利害は一致しているとはいえ凛にしてみれば衛宮陣営の戦力をあてにしていたのだから、等価交換として魔術を教えてあげようとか言っていたわけだろうし。
 ただアニメ版では結局アーチャーが今回のバーサーカー戦に出られなかった理由はよくわからずじまいでしたが。実はやっぱりケガをしているという可能性は低いと思うんだけどなあ。

 で、上の方で書いたようにキャスターの登場も早くなりそう。
 凛ルートでの彼女は衛宮邸から士郎を誘き寄せるわけですが、こういう行動に出たのは恐らくアーチャーによる見張りが存在しなかった事が大きかったのではないかと思う。
 となると凛ルート同様夜の柳洞寺での戦闘で士郎が干将・莫耶およびアーチャーの剣技を目にする事によって、投影覚醒のきっかけと飛躍的な成長を得る可能性は高そうだ。

 そして同じくこの一戦でアーチャーが士郎を殺しかけるという展開になる可能性も。その場合はたして凛は残りひとつとなった令呪を士郎殺害禁止の為に使うのかどうか?
 そのあたりに関しては極力原作をトレースするだけの予定となっているわけでもない限り、多分使わないのだろう。そもそも令呪は抑止効果のみならず能力強化にも使える切り札なのだから、聖杯戦争を勝ち抜かんとしている魔術師たる凛としては残りが二つだったのならまだしも、最後のひとつをそんな事に使うとはちょっと考え難いかも。
 となると最初の「全ての命令に絶対服従せよ」という令呪の効果を利用して、士郎へ攻撃しようとすると能力のランクが落ちるように仕向けるといった所だろうか。それならばセイバーが居れば士郎が傷つけられる可能性はグンと下がる。
 まあ、アニメではまだ最初の令呪がなんであるか描かれてませんが。あ、ここで初めてその辺に関する回想シーンなりが挿入される可能性も考えられるかな?

 さて、前述の令呪を使用されると既に述べたように士郎にはセイバーという守りが存在するので、能力が落ちているアーチャーでは目的を達成できる可能性が低くなる。
 だが、そもそも士郎への攻撃禁止のみに令呪一個を丸々使用されていたら目的達成は不可能に等しくなっていたが、セイバーの問題さえどうにかしてうまく事を運べば、アーチャーにしてみれば相手が士郎であればワンランク程度の能力低下ならたいした違いにはならない。よって可能性は低くなったがゼロになったわけではないとも言える。
 だとするとアーチャーがキャスターのルールブレイカーを利用してまで凛との契約解除を画策する可能性は低くなるのではないだろうか。
 よってこのあたりでアーチャーの行動が変わってくる可能性が……? 原作の展開から大きく外れる部分があるとしたらそこだろうか?

 また、今回の桜のリアクションから彼女が聖杯戦争に関ってくる可能性も増したと思われる点が気になるところ。


 第五話 魔術師二人<前編>  第四話 / 第五話 / 第六話

 面白かった。セイバーの笑顔が増えてきて嬉。

 ■セイバーの寝姿
 今回個人的に嬉しかった場面のひとつです。セイバーはよく眠るという設定だったが、実際に眠っている場面にはそうお目にかかれなかったので感激してしまった。流石に武内さん案(全裸)は採用されなかったか。
 ちなみに睡眠が必要な理由のひとつが士郎からの魔力供給が無い事にあったのだが、特にこの点に関しては説明無し。今回わりと時間に余裕はあったと思うんだけどな。エクスカリバーの使用により消耗したあたりで説明するのかそれともこの件自体省略するのか。
 士郎の部屋で一緒に寝ます騒動が無いのは単なる省略ではなく、アニメ版ではバーサーカー戦後に回復した朝が平日であるが故にそのまま学校に行き、その日の夜にそのまま藤ねえと桜にセイバーを紹介という展開となったからでもあると思われる。

 ■セイバーVSタイガー
 奪った竹刀が突然に爆発……「壊れた幻想」!?
 戯言は置いといて、これは法則性がないようで強力な共通点がある藤ねえコレクションの一部なのだろうか。原作よりも一芸を凝らしていて面白かったです。スコンと竹刀で叩かれてへにゃる藤ねえがかわいい(笑)

 ■浴衣姿の三人
 いいなあ。
 あの浴衣も法則性がないようで強力な共通点がある藤ねえコレクションの一部だろうか。衛宮邸に女物の浴衣がそんなに沢山あるとは思えないし。基本的に藤ねえと桜は夜遅くなる前に帰りますからね。
 ちなみに場所は内部の構造からして恐らく離れの和室。周囲の廊下の形状から推測するに、ホロゥにおけるセイバーの部屋でもライダーの部屋でもなく、更に奥の空き部屋っぽいですね。

 ■衛宮邸の結界
 あるんかい。二話目ではランサーに全く反応していなかったのに……。

 ■アーチャーの傷
 セイバー戦で傷を負っていたのか。慌てて三話を確認してみる。
 問題の場面を繰り返し再生してみる。
 スローで再生してみる。
 みる。

 ……、……?

 わからん。

 強いて言うならセイバーの斬撃の軌跡はアーチャーの体の上を通っているようにも見えるし、アーチャーは剣を砕かれた後に崩れ落ちるような動作をしているが、血飛沫も何も無いし。

 まあ、傷がどうこうとハッキリ言ったんだから傷を負っているんだろう。演出にはイマイチ納得がいかないけど。
 ともかく前回のバーサーカー戦に出れなかった理由はこれで明らかになった。そして前に書いた展開予想は根本的にやり直さねば。怪我の度合いはどうなんだかな。その口ぶりから十日目に至るまで完治しなかったセイバールート程には深くはないとも解釈できないでもないが……。

 あと凛が士郎に同盟を持ちかけた理由云々の問題に関しては、これが原作なら細かい矛盾点になってしまっていましたが、アニメ版の場合であれば別に良いでしょう。
 もしもアーチャーが怪我をせず凛が同盟を持ちかけなかったのであれば、原作のその設定に準拠していたという事になる。この前までの私はそう考えていた。しかし実際には怪我をしていたわけだが、それならそれで時間短縮のための省略・設定変更の一環だったというだけの話。

 ■ハラペコセイバーへの道
 「こくこく」は無かったか。残念。だが今後いずれ見られるものと信じて待つ。
 今回は豆腐をじーっと観察しているのが印象的だった。初見?

 ■赤いコート
 凛が着ている赤いコートって学校指定の物だったのか。他の女生徒も着てる。

 ■ブラッドフォート
 士郎が違和感を覚えたのは今回が初めてであるから、原作とは設置時期が違うという解釈で正解だろうか?
 ちなみに時期のズレは、アニメでは間に日曜が入っていないので実質二日程度でしょうかね。あんまり大きくずれていると、そもそもブラッドフォートは設置してから完全な状態になるまでにそれなりの日数を要する物だから発動時の効力に差が出ていただろうけど、この程度ならたいした違いにはならないだろう。まあ、たいした違いになってしまう場合は設定自体を変えてしまえば良いんですが。

 【追記:2/10】

 >昨日は気づかずに校門をくぐったが、注意していれば確実に気がつく違和感。

 セイバールート五日目の登校時にこんな描写がありました。つまりそもそも原作でもそうなのだから、今回校門で初めて士郎が明確に違和感を覚えていたからといって、結界設置時期がその前日あたりだと特定できるわけではないって事ですね。そんなわけで上記の推察は前提からして間違っていました。スミマセン。
 もしかしたら凛が屋上に居たのはアニメ版でもブラッドフォートがらみだったという事になるんだろうか。単にその理由を語っていなかっただけで。

 ■ライダー登場
 今回は絵だけ。

 ■机に突っ伏す一成
 原作でも一応文章上での描写はあったがこうして映像にしてみるとなかなか珍しい絵である。

 ■遠坂の魔術刻印
 特に説明はなし。ストーリー上は問題ないでしょう。かといって丸ごと省略しなかったのは、魔術師と一般人の違いを演出するのに適しているとかいった所だろうか。或いは今後別の機会に魔術刻印に関する解説が有るのかもしれませんが。

 ■絶対領域
 フォローを入れるのを忘れたとはスカートの事か、着地時の衝撃の事か。
 ともあれ、凛がだんだんとドジっ子としての側面をアニメでも現しつつある。よきかな。

 ■凛の詠唱
 お、なんか前回よりもドイツ語が上手くなっているような気がします。といっても私の記憶にあるドイツ語というとEver17のドイツ語アナウンスやサクラ大戦2のレニのセリフくらいですが。そういえば植田佳奈さんは頑張ってドイツ語を勉強しているとか。

 ■凛の令呪の位置
 原作では「右手の甲」と言われていたり「右腕の真ん中あたり」と言われていたりしてましたが、アニメ版では詠唱時の映像を見る限り「右腕」らしいですね。こっちが公式設定? こういう所にはTYPE-MOONさんから資料が提供されていると思うし。


 【今後の展開予想】

 さて、既に述べた通りアーチャーが傷を負っていたのであれば根本からやり直さねばならない……かとも思ったのだが案外そうでもないかもしれない?

 まず原作のアーチャーは、セイバールートにおいては本人が癒えたと明言するのは十一日目朝。
 桜ルートでは七日目夜に臓硯の蟲攻撃に対応できるくらいには回復している。
 九日目夕方には学校で桜ライダー(本来の能力を発揮、しかし宝具を使えるほどに魔力の余裕はない)とブラッドフォート内で互角の戦いを演じている。厳密には対等な状況での戦闘ってわけでもないんだけど、まあほぼ互角だと思う。よって傷の深さも回復速度もセイバールートとほぼ同じと見て良いでしょうね。

 以上からわかるように、アーチャーは少なくとも真っ当に戦えるほどに回復するまで四日を要している。対サーヴァント戦となるともう一、二日は必要だろうか。七日目夜の段階でも守りに徹すれば、もしかしたらそれなりには戦えるかもしれませんが。

 で、今回の傷の具合に関する凛との会話ですが……流石にサーヴァント級の相手との戦闘だとやばいってだけでそう具合は悪くなさそうだ。この場面ではまだ斬られてから一日しか経過していない事を考慮に入れると、どうも原作ほどには深い傷ではない気もするような?
 しかし原作でも凛はセイバーに斬られた直後のアーチャーを「半人前ぐらいの活躍はできる筈」と言ってるんだよな。これを考慮に入れるとやっぱり傷の深さは原作と同程度とも考えられるような?
 うーん、凛との会話内容だけではちょっとどちらなのか判断がつかないな。

 ともかく、原作よりも傷が浅いのであればこの前の推察はそう的外れではなくなる可能性もある。
 しかし原作と同じくらい深い傷であるのなら、だいぶ異なってくるだろう。

 個人的にアニメ版はセイバールートと凛ルートのミックスというより、セイバールートで凛からの同盟の申し出を断った後、学校で凛と対峙した際の回避行動の選択を誤らなかった場合の「もしもの世界」をベースにしているという印象を抱いています。
 仮にアニメ版のアーチャーの傷が深かったのなら、まさにそのような世界を舞台にしているという事になるのではないかと思う。
 そして士郎はセイバーの事を凛ルートのようにバーサーカーと互角に戦う場面を見た事によって頼もしい仲間としてではなく、バーサーカーによって大きな傷を負わせられた場面を見た事によって守らなくてはならない女の子として認識しているのではないだろうか。
 凛ルートのイベントも存在しているとはいえ、あくまで士郎の認識がセイバールート寄りである(かもしれない)点が、今後の展開になんらかの影響を及ぼしそうな気がします。

 取り敢えず今回は上記の通りであったと仮定して今後の展開を予想してみようかと思います。

 まず、アーチャーの傷が浅かろうと深かろうと凛との同盟が成立していない限り、衛宮邸にアーチャーによる見張りは存在しない。故に、キャスターが早い段階で行動に出る可能性は高いのではないかと思います。
 その場合アーチャーが柳洞寺に現れるかどうか。もしも傷が深かったのならば単独であちこち飛び回ってたりするかどうか疑問。そんな事してうっかりサーヴァントと遭遇しようものなら厄介である。あれ? だとすると士郎はまんまとキャスターに誘き寄せられてバッドエンドに(汗)
 となると、やっぱり彼の傷はそうたいしたもんじゃないんだろうか。それなら柳洞寺での戦闘にも支障はなさそうなんですが。
 うーん、それともアニメ版では上記のイベント自体が起きないのだろうか。まあ、原作でもアーチャーの見張りが無かったからキャスターが動いたと明確に述べられていたわけではなかった気がするので、そのくらいの変更はあっても問題はなさそうですが。

 それとも柳洞寺関連はキャスターから動くまでもなく、セイバーが士郎の意向を無視して単独で突撃するというイベントの方が発生するのかな?
 なんでそんな事を考えたのかというと、次回予告の映像の中に原作で慎二が士郎に同盟を持ちかけた場面での画像をベースにした物が存在していたからなのですが。
 これがアニメ版でも同様の場面が存在する事を意味しているのなら、この後士郎は柳洞寺にマスターが存在する事を知る。となるとその後の意見衝突がアニメ版でも起こり得るのかもしれないのだが……。
 上で書いた士郎のセイバーに対する認識に関する予想が当たっていれば、まさに上記のイベントが発生しそうなんですけどね。

 ごちゃあっとしてしまったのでまとめると。

 ・アーチャーの傷は浅い。士郎が柳洞寺に誘き寄せられ、アーチャーがそこに通りがかるイベントが発生。
 ・アーチャーの傷は深い。士郎が柳洞寺に誘き寄せられる前にセイバーの柳洞寺強襲イベントが発生。


 現時点ではどちらもイマイチ自信がないです。アーチャーの傷の具合さえハッキリすればなあ。

 ところで凛ルートでは雑木林での一戦の後の遠坂邸での会話で凛との協力関係が成立しましたが、こちらのアーチャーは無傷なので、セイバールートのように同居するような事は無かった。傷を負っているアニメ版では果たしてどうなるだろうか? 気になる所。


 第六話 魔術師二人<後編>  第四話 / 第五話 / 第六話

 セイバーと豆腐(何)。

 ■見た事のある光景
 宝石を使って女生徒を助けようとする凛の姿に既視感を覚える士郎。これは同時にアーチャーの正体に関する伏線にもなる。となるとやはり第二話で意味ありげにペンダントが画面に映し出されたのも同様の伏線で、やはりあの後士郎はペンダントを回収したのかもしれない。
 だが今回のこの場面がその伏線足りうる為にはアーチャーによるペンダント返還の場面の存在が必要である。これが存在しない限り「同じペンダントが二つ存在する」という矛盾に気付けない。
 さて、今後回想シーンとして何処かで挿入されるなり、或いはこれ自体特別なイベントとして何処かで描かれたりするんだろうか?

 ■開いていたドア
 気が散るからドアを閉めてと凛。どうせなら彼女の髪が乱れる描写をもっとハッキリさせた方が良かったと思う。自慢のツインテールがばさばさっと視界を塞いじゃうくらいに。

 ■消える短剣
 ライダーの短剣が刺さった後に消える。演出としてはとても面白かった。むしろ実は原作でもこういう事だったんだろうか。そうであれば腕に杭が刺さってそこから鎖が繋がっている事に決定的なピンチに陥るまで気付かなかった点の不自然さがだいぶ減少するわけですが。

 ただ、気になる点がひとつ。そもそも宝具を含むサーヴァントの武装を物理的干渉が可能な状態のまま消す(霊体化みたいなもの?)だなんて便利な事が出来るなら、風王結界自体必要ないような。
 となるとこれはあの短剣の特殊能力なんだろうか。この演出がTYPE-MOONさんが提供した情報に基づくものであればそうなんだろうけど。
 実際明確な理由説明がなくとも設定上ちゃんとした理由付けが実はあったのでした、実はあの場面はこういう事だったのでした、ってのはこれまでのTYPE-MOON作品でも何度となくあったのだし、アニメの演出担当さん独自の演出とは断じられないかもしれない。

 【追記:2/12】

 以下、サイドマテリアルの用語辞典は「サーヴァント」の項より引用。

 >霊体のままなら通常干渉を受け付けないが、現世への干渉力が落ちるため、戦闘時は実体化していた方が有利とされる。

 この事からもわかるように、サーヴァントの現世への干渉力は霊体化していた場合減少するだけで、完全になくなってしまうわけではない。事実霊体化しているアーチャーが凛の着地時の衝撃を緩和してやる場面が存在する。
 では、その宝具はどうだろうか。そういえば「壊れた幻想」に関する凛の分析の中に、宝具はサーヴァントの半身であるというくだりがあった。
 故に宝具やその他サーヴァントの装備品にも同様の事が言えるのだと仮定したら、実体化させた状態で一旦士郎の腕に刺さってしまえば、これを霊体化させて干渉力が落ちてもそのままの状態を維持できる可能性は考えられるかも?
 無論、サーヴァントが相手であった場合は干渉力が落ちているせいで簡単に排除されてしまうのかもしれないが、今回の件の場面では相手が士郎だったからその心配をする必要は無かったと。
 上で風王結界必要ないじゃん、と書きましたが上記の通りの考えだと武装の霊体化(?)は不可視化という利点はあるが攻撃力(防御力も?)が低下してしまうデメリットを考慮に入れれば事実上有用な手段とは言えない。が、風王結界はそのデメリットが無くなったようなものだと解釈すれば納得がいく。

 尤も以上の推察は前提として宝具がサーヴァントの半身のような存在であるという話をやや拡大解釈しているとも言えるのですが……さて実際のところどうなんだろう?

 ■慎二の姿
 原作では立ち絵が一瞬とはいえ明確に画面にあらわれる。
 対してアニメでは夕陽が逆光となって誰であるかハッキリとは確認は出来ない(まあ、それでもバレバレではあるのですが)。
 なるほど、これは丁度時間帯が夕刻であった点を利用した上手い演出ですね。

 ■ライダー登場
 原作では桜ルートの柳洞寺で見せた地を這う蛇のようなポーズがステキだ……!
 声は前にどこかで書いた通り元々私は浅川悠さんの声をイメージしていたので自分の頭の中にあったライダーがホトンドそのまま喋ってる感じ。厳密に言うと私のイメージはもっと機械的だったのでそれよりも艶っぽい喋り方だと感じましたが、実際聞いてみるとむしろこの方が良いや。
 ただ残念なのは、この場面のライダーが全然本気じゃないという事がイマイチわかりづらいという点かな。原作を知らない視聴者は士郎の言う通りに迫力不足どころか、人間よりちょっと強い程度にしか認識してくれないかも……?
 慎二がマスターになって弱体化してる点を考慮に入れても、本来とても士郎が勝てる相手じゃありませんからね。木々を蹴って宙を駆ける姿は人間離れしたイメージを与えてくれて良かったのですが。

 ■令呪を使わない士郎
 令呪未使用であるにも拘らず使用しなかったあたりが、セイバーを戦わせたくない士郎の心理を如実に表していると思う。何故なら原作の凛ルートの同シーンでは既に令呪を一個使用済みとなっているから、アニメ版に比べればちょっと余裕がない。彼の言葉通り無駄づかい出来ないからだという解釈に説得力が増すわけで。
 結果論だがこの選択は原作においても正しいので、この場面の流れ自体は原作をトレースしたようなものなのだが、それがそのままセイバーに対する士郎の心理を描くカタチになっているのは上手いと思った。
 或いはもしも「セイバールートにて凛の同盟の申し出を断った後に回避行動を誤らなかった世界」が描かれていた場合もそのようになっていたのだろうか。

 ■結界の設置時期
 これに関しては前回更新分の追記通りだろうか?
 でも今回の凛の言動からだと彼女もこの日になって結界に気付いたのだとも解釈できるような。尤も設置時期が違っていたとしても以前書いた通り大きな矛盾にはならないので問題無しですが。

 ■豆腐の匂いを識別するセイバー
 いたってクールに振舞っているのだが、なんか行動がかわいいぞ。
 前回も豆腐をじーっと見つめて固まっていたが。もしかして豆腐がお気に入り?

 ■とらわれている美綴
 な、なんかえろい……!(←馬鹿)
 そうか、前回の展開予想で触れたイベント絵の件ですが、別に士郎を間桐邸に招いて同盟を持ちかけたというわけではなかったんだ。
 雑木林でのライダーといい、これまでにも何度となく原作のイベント絵をベースにした映像がそこかしこに見られたわけですが、原作からのファンとしてはにやりとさせられる場面の多いアニメですな。

 ■魔術刻印の話
 どうせなら凛の腕にあるアレが魔術刻印なのだとここで明かしてしまってもよかったんじゃないかな?

 ■セイバーの寝巻き
 あの浴衣がセイバーの寝巻きとして確定したのだろうか。前回のお泊りイベントでしか見られないレアな絵だと思っていただけに、もしかしたら今後も見られる可能性が出てきてちょっと嬉しいかも。

 ■士郎とアーチャーの会話

 >「ライダーとの戦いで、お前は令呪を使わなかったそうだな」

 普通にライダーのサーヴァントであると確定してる?!
 まあ、あの時点で得られている情報から推測するならセイバー・ランサー・アーチャー・バーサーカーではありえないし、アサシンは本来ハサンの名を持つ者たちだし、魔術を使用していたわけではないのでキャスターである可能性は低い。よって消去法でライダーである可能性が最も高いという事になるだろうけど。
 しかしアーチャーがそう推測したのだとしても、その内容をすっ飛ばしてる事になるし。

 或いはアーチャーが生前ライダーと顔見知りだった事の伏線(といってもこれは現時点では私の個人的な推測の域を出ませんので注意)だったというのはどうか……などとも考えましたがいずれにせよ視聴者にとっては唐突に過ぎると思う。
 その場合まず何らかの形で視聴者に彼女がライダーである事を知らせ、その後でアーチャーはそれを知らない筈なのに普通に彼女がライダーだと知っているととれる場面を描く、とした方がベターだったと思う。
 ちなみにもしも上記の通りの伏線であった場合、アニメ版では原作でも明かされていないアーチャーの過去が……ともちょっと思ったけど流石にそこまではやってくれないか。

 その後の会話に関しては凛ルートのこの場面では守護者に関するお話だったが、アニメ版ではセイバールート七日目の会話に近い。この会話がされる時期が原作よりも早いという点が今後どう影響してくるのか気になるところ。
 なお、令呪を使わなかったのは凛ルートでも同じである。アニメ版ではアーチャーが敢えてこの点を指摘した理由はやはり、上で書いた通り数に余裕があるにも関らず使わなかったという点に引っ掛かりを覚えたからなのだろうか。だからこそ会話は原作のように守護者に関するお話にならず、セイバールート七日目のような内容へと流れていった?
 分岐点として今の所考えられるとしたらその辺でしょうか。尤もアニメ版には色々と省略・設定変更もあるのだからと突っ込まれるかもしれませんが、それを考慮に入れても「原作と異なる展開へ至る原因」に関しては極力矛盾が無いように構成されていると、これまで観てきて感じたもので。

 ■次回予告
 セイバーのハラペコ度が増している気が!
 最後のお椀を突き出しておかわりを要求するセイバーに感動を覚えた。


 【今後の展開予想】

 ■アーチャーの傷
 凛が休戦を持ちかけてきたが衛宮邸に転がり込んできてはいない。よってしつこいようですが取り敢えず私はアーチャーの傷はあんまり深く無い(そうなった理由は干将・莫耶が盾になったからだといった所だろうか?)と解釈。もし柳洞寺でキャスターと戦うなら、傷がどのくらい影響するか気になるところ。

 ■日曜日
 アニメ版では、原作における四日目に該当する三日目が日曜日ではない事について。前々からそうした理由とその影響をちょっと考えていたんですよ。
 一時期はストーリーの展開を早める為だと思っていたのですが……改めて考えてみると、それなら他にも方法はあったんじゃないかという気がする。
 「皆で食事している時にセイバーだけが一人ぼっちでいる事が我慢できない士郎」を描く為(バーサーカー戦翌日が日曜だと原作では学校にセイバーがくっついてくるので、その帰りに藤ねえと桜に紹介される事になる為にセイバーが隠れる事はなくなる)だとしても同様だと思う。
 となると、他に理由があるのだろうか。

 まず日曜日が無くなったわけではありません。いずれ日曜は来る。となると、アニメ版ではここまで四日連続で平日が続いてきた事に加えて、次の日に結界探しを学校で行うのだから都合五日連続で平日が続く事になる。
 以上の点からは、結界探しの日の次かその次の日が日曜である事を推測する事が出来る。そして当然の事ではありますが、原作の場合このタイミングでは日曜は来ない。

 結論として私は三日目を日曜にしなかったのではなくて、日曜をもっと後に持ってきたかったという事なのではないかと推測してみたりしているわけですが……。

 また、これによってセイバーが学校まで付いてくるイベントが結界探しの日の後に起きるという事も有り得るだろうか? だとするとその際に葛木先生の呼吸や歩法に関しても伏線として描かれたらタイミング的に面白いかもしれない。

 ■結界が発動する日
 となると慎二が結界を発動させる時期は……アニメ版における日曜は多分無い。つまり、ストーリー上慎二が結界を発動させる可能性が高い時期に日曜が挟まれる事によって、多少原作よりも前後する可能性が考えられる。
 彼が結界を発動させる条件は、凛に手ひどくふられる事と、士郎が学校に居る事。よってアニメ版で士郎が今後通常通り登校し続けるかどうかによっても前後してくるだろう。

 いずれにせよ結界発動時にはセイバールートの九日目同様、結界の発動した学校でセイバーVSライダーの第一ラウンド開始となるのでは。
 凛ルートではライダーが葛木先生に殺されているわけですが、その通りになるとアニメ版におけるライダーはあんまりにも不遇だし。普通に考えて葛木先生との遭遇は無いと判断すべきか。
 ちなみに実際「日曜日のズレ」が一因となってライダーが葛木先生に遭遇しない可能性は有り得るかも知れない。何故なら結界発動時の曜日が違う。よって授業の時間割が違う。故に問題の時間帯において葛木先生が居た場所も異なる可能性は十分に考えられるだろう。
 裏付けになるかどうかわかりませんが、七日目ではなく九日目に結界が発動しているセイバールートにおいては、ライダーと葛木先生は遭遇していなさそうです。

 ■桜の動向
 次回予告の映像を観るに、凛が衛宮邸にいる。泊まっていくのか、はたまたしばらく衛宮邸に住み込む事に決めたのか? 
 そして次回のタイトルは「蠢動」。これらをあわせて考えるとなんか……桜の暗黒面を連想してしまうのですが。無論「蠢動」が必ずしも桜の事を言っているとは限らないのですが。
 ところで上記映像の凛が着ているのは私服なのか赤いコートなのか。もしも前者なら凛ルートに近い流れでありながらこちらの六日目に該当する日の夜以降になっても桜が衛宮邸に居るという事になる可能性が考えられるのですが。朝学校に行く前に私服で衛宮邸に訪れる理由というのがよくわかりませんし。
 その場合結界探しの後、凛ルートのように慎二が士郎にちょっかいをかけてくる事はないか、或いはその際のやり取りの内容が変わるという可能性が考えられるかもしれない。原作ではこの時に慎二が桜を連れ戻す事を決めていたし、士郎も了承していたからである。

 ちなみに上の方でも触れたセイバールートでの学校での戦闘の際には、桜が居合せていたように思える。つまり、士郎を襲った魔術らしきものは桜の魔術特性「虚数」による物である可能性が高いと思うのだ。
 だからこそ士郎はこれに対して脅威を感じなかったのではないだろうかと。いくら士郎が幽世の存在ではないといっても、彼ではまともに食らったら危険な筈。しかしこの魔術を物陰から行使していたのが桜であったが故に、士郎を殺す気は無かったという事なのではないかと考えたわけです。
 この件に関しては、元々はFate/hollow ataraxia雑記に書く予定だったんですけどね。何故ならFate/stay nightの段階ではそうと断言できなかったのだが、Fate/hollow ataraxiaで使用されていた魔術行使の場面を見るに見た目もほぼ一致したので。
 もしも桜にスポットが当てられる事があるのなら、個人的にこの点に関しても注目しているのだが……?

 ■キャスターは動くか
 もしも凛が衛宮邸に泊まっていくような事になるのであれば、恐らくアーチャーも一緒にやってきている可能性が高い。となるとキャスターが士郎を誘き寄せる可能性は低くなるか……?


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