ネロの
「ここではなかったか」
という言葉について

 志貴が最初に遠野の屋敷の前でネロと遭遇した時に、彼は「ここではなかったか」といってそのまま去っている。この言動から察するに彼は遠野の屋敷にアルクェイドがいる可能性があるのではと感じでいたのだろう。ではその根拠はなんだったのだろうか。

 そもそも吸血鬼が街に潜むなら遠野の屋敷のような目立つ場所を選ぶとは少々考えにくい。それは彼もわかっているはず。それでも遠野の屋敷にアルクェイドが居るかもしれないと勘違いした理由。
 これは想像でしかないのだが、もしかしたら秋葉が居たからではないだろうか?
 秋葉は月茶でも明らかにされているようにそのルーツはアルクェイドと同じである。ならば秋葉から発せられる気配なり力の波動なりがアルクェイドと似ていたため、それを感じ取ったネロが勘違いしたとか、或いはネロの体から放たれた犬が秋葉の匂いをアルクェイドと勘違いしたという事もありえない話ではないかもしれない。あくまで想像であり、裏付けも弱いのではあるが。


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