2人以上の吸血鬼に血を吸われた人間はどうなってしまうのだろうか?
血を吸った全ての吸血鬼の下僕となるのだろうか?
それとも最初に血を吸った吸血鬼の支配が優先されるのだろうか?
本編中ではこの事に関して明確な回答は存在しなかった。だが志貴は何故さつきの支配から逃れられたかを考察した際に触れたさつきの「わたしより前に誰かの支配を受けてたの……!?」というセリフからある程度予測はできると思う。
1:後から違う吸血鬼に血を吸われようと最初に血を吸った吸血鬼の支配が継続する
2:最初に血を吸った吸血鬼の支配が優先される
3:血を吸った順番に関係はなく、より強力な支配力を持つ吸血鬼の支配が勝る
といったところだろうか。そしてこの中でも特に可能性が高いのは3、次いで2ではないだろうか。
根拠としては、ひとつはさつきが前述のセリフの後も志貴を支配する事を諦めなかった事。
とはいえこれは、彼女が別の吸血鬼の支配を志貴が受けているという考えは間違いで、何か他の要因によって自分の支配が及ばなかったのだと判断した為かもしれない。よってこれだけでは根拠としては少し弱い。
もうひとつはネロやロアがアルクェイドをとりこもうとしていた事。
どうやら吸血鬼は他の吸血鬼(必ずしも吸血鬼でなくてはならないわけではないかもしれないが)を取り込む事によって更に力を増す事ができるようである。
もちろん取り込まれる側も無抵抗であるわけがない。それを強引に抑えこむだけの支配力が必要となるだろう。吸血鬼同士でそんな事が行われる事があるのならば、吸血鬼の下僕の支配に関してもより力の強い方が勝っても不思議はないのではないだろうか。
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