メルブラトーク(8)

 MELTY BLOOD(メルティブラッド)に関するいつものネタバレトーク。
 順番はテケトーです。

 その71 存在から現象へ

 これまでに述べてきたように存在も現象であるとするならば、ズェピアが存在から現象になろうとしたという言い回しとは矛盾してしまうと思われるかもしれない。無論私の考えがそもそも間違っている可能性もあるんですが、ここは私の考えを述べる場であるからそんな事を心配する事も無く勝手に書き殴ってみる。

 で、矛盾はしないと私は思ってます。何でかというとズェピアは個人という小存在ではなく、霊長、或いは世界というもっと規模の大きな存在になろうとしていた。つまり存在規模を拡大するといったところ。
 そして前者を存在の最小単位とみなすと、後者は現象とみなす事も出来る、と解釈しているわけです。
 存在が現象を生み出すわけですから、須く現象という物は存在よりも存在規模が大きいと言えると思う。なんかおかしな言い回しですが。

 霊長と個人の関係は、個人とその人の細胞一個の関係に例えられると思う。個人を変える事はその個人にしか出来ず、その細胞一個程度では到底不可能。だから細胞一個でしかなかったズェピアは個人になろうとしたのかも。第六法に至る事によって霊長全体を自分の意思でコントロールできるようになるか、或いは世界そのものがなすシステムに自らを組み込むつもりだったか、もしくは全く別の手法によるのか。詳細はわかりませんが。
 とにかくそこまで出来れば確かに彼の、人類の滅亡を回避するという望みもかなう事でしょう。世界や霊長という巨大なシステムに個人という小規模なシステムでは抗えない。しかしそれと同等の存在規模、もしくはそれと同じ高みに至る事ができれば対抗できる。そういう考えだったのではないだろうか。


 その72 ガイアでもアラヤでもありえない

 ロアの朱い月に対するセリフなんですが、「人間」ではなく「アラヤ」と言っていた。つまりこの時の会話では生命種としての分類に関してではなく、属するシステムの分類に関して述べていたって事なのかもしれないですね。
 つまり、朱い月は異なる種であるからではなく、異なるシステムに属していたから排除される危険性があったという事で。ガイアとアラヤはお互いを排除しようとすると共倒れになる可能性が高いからヘタに干渉し合わないが、月のシステムとなると事情は異なってくると。
 ガイアの怪物も生物の種別云々ではなく、ガイアシステムに属するからこそこのように称されるわけであり、アラヤの怪物に関しても同様でしょう。


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