らっきょとーく(4)

 らっきょこと空の境界(完全版)を読んで思ったことをツラツラと書いていくという。いつものやつです。
 例によって順番はテケトーです。

 その31 簡単な感想

 トップページにしばらくのっけてた感想。邪魔になったので消したんですが、それでおしまいだとなんか勿体無いのでこっちに再録。貧乏っちぃな。

 そういや1/4にようやっと下巻を読み終えました。
 なんか…自分、物語の世界に入りこんじゃう性質なんでちょっと更新意欲減退してしまうほどに余韻が。
 ああ、読み終えるのがもったいないなあ、と思いつつ続きを読んでいった小説は久々です。
 ひょっとしたら月姫と同じ位好きになったかも。
 雰囲気はこちらの方が更に重いですね。それに難解。むしろそういう所が好きだったりしますが。
 しかし重いだけにもうちょっと息抜きが欲しいかも。
 それともう少しらっきょキャラ達の物語を楽しみたいという欲も出て来たりして。
 歌月みたいなお祭は無いですか? らっきょには。無理かな、やっぱ。
 まあ出る作品出る作品にこう言う事言い出して、作者さんもそれに応えてたりしたらいつまでたっても
 新作を作れなくなってしまうというデメリットも出てくるんで強くは言えませんけどね。



 その32 大英博物館・シエル・メレム

 Talk.のシエル先輩とメレムの会話で大英博物館から誘いを受けていたのではないかとかどうとかいうのが。会話の流れからして大英博物館って魔術師協会の関連施設だろか、などと推測していたんですが、関連どころかメイン? みたいですね。
 …しっかし教会側の戦力のひとりであるシエル先輩を引っこ抜こうとするあたり本当に教会とは仲が悪いんだな(汗)
 ところでメレムは学院に属して研究してた事はあるのだろうかね? あそこは退屈だー、なんて言ってましたけど。
 彼は魔術師あがり…ではないんだよなあ。魔術関連の知識はかなり持ってそうだけど、彼の能力を考えると敢えて魔術を学ぶまでもなさそう。
 ああ、そういや教会が所有する秘宝のそばにいたいから埋葬機関に属していたんだっけか、彼は。なら同じ理由で学院にいたのかもしれないねえ(笑)。裏では魔術師達をたばね、表向きは博物館。メレムが大好きそうなお宝沢山所有してそうです。
 したら魔術師協会にいるというアルクェイドファン(アルクがお城から持ってきた貴重品なんかを換金してくれる人)もメレム繋がりでアルクの事を気に入ったのかも、なんて想像してみたりする。アルクはメレムの入れ知恵で換金をするようになったらしいことを考えると、このアルクファンな人もメレムの紹介だったという事も充分ありうるのではないかなーなんて。


 その33 大陸を沈められるわけ

 魔力が有限うんたらの話でふと思ったんですが、霊長の抑止力が大陸をも海の底に沈めてしまうような自然現象を起こせるのって、コイツが全人類の無意識のカタマリであるから、人類のうち何人がその現象の原理を知ってようが関係ないからというのもあったりするかな?
 例えばAさんとBさんだけがその原理を知っていて力が二分されてたとしても、霊長の抑止力はAさんもBさんも含む全人類の代表ですからね。いうなればAさんでもあるしBさんでもある(厳密にはちょっと違う気もするけど…)わけだからふたりが二分していた力を同時に使えるわけで、力を独占してるのと実質変わらない。
 後は一度に操れる魔力量が人間ひとりあたりのそれとは比べ物になりゃーしないくらい馬鹿デカイからとか。

 しつこいですがまたまた世界に内在する回路説で説明してみると、全人類の代表であるが故に魔法使い同様回路を独占しているのと変わらない状態で、しかも魔法使いですら自身の限界までしかそこに魔力を注ぎ込めないため回路を独占していたところでそのポテンシャルを全て引き出せていないところを、人間単体では制御しきれないような莫大な量の魔法力を注ぎ込んでやれる為に大陸をも滅ぼす事が可能、という事になるのかな。


 その34 現代の魔術師を二分する勢力

 学院の事を橙子さんはそう言ってましたね。んじゃもう一方の勢力ってんのはなんだろう。

 1:死徒二十七祖をはじめとする魔術師あがりな死徒達
 2:日本の退魔組織
 3:野に下った魔術師達や、協会に属さない魔術師或いはその家
 4:その他


 1について。確かに強大な勢力ではあるんだけれども…某所のインタビューによれば吸血鬼関連はきのこさんの作る世界の中ではアトヅケの設定らしいからなあ。空の境界書いてた時点ではどうだったんだろう。ちょっと微妙だ。

 2について。小規模ながらも魔術師協会もうかつに手を出すようなマネはしてないような雰囲気だったし。
 独自の魔術系統、との事から使い手は日本にしかおらず、人数が少なくてその威力はかなり強力そうな気がするし。といっても人を害するに適したモノではないから魔術戦での不利を想定して手を出さないでいる、というよりは下手に刺激して争い事に発展させて貴重な魔術系統を潰す結果になるのをよしとしない、と考えるのが自然だろうか。戦力なら数的優位な魔術師協会の方が有利だと思う。

 3。野に下ったというならゴドーワードや橙子さんとかそうですね。
 はじめから協会に属していない魔術師というならレンの生みの親とか突き抜けてたようだし。
 あと家系でいうなら蒼崎とか。なんやら協会とは相容れない所だったような雰囲気が。なんせ橙子さんは「協会に鞍替えした」とか言われてたから協会と蒼崎は恐らく別個の勢力だったんでしょう。

 4。要するに空の境界にも月姫にも登場していない勢力。


 その35 他国の組織が動きにくい日本

 月姫のアルクルート終盤でシエル先輩が、埋葬機関が送りこまれるのには7日、といってましたっけね。
 アルバの話だと協会の者なら計8日だそうなんで埋葬機関に1日負けてるー。まあ、どっちも概算だから比べる事自体間違いかもしれませんけれど。
 埋葬機関の方の話を最初に読んだ時は(ちなみに調べてみたところ、移動にかかる時間だけなら1日程度みたいです)日本にも似たような組織が存在していて、そことの話し合いにかかる時間も含まれてるんだろうなあなどとなんとなく思ってはいましたが、とりわけ日本はそのために時間がかかる国だったとは。
 それがなかったとしてもあの場面での志貴にとっては待ってらんない! ってな事になってたと思いますが。


 その36 他者の研究

 学院に所属する魔術師達はお互いの研究内容・成果を知らないそうですが。これは学院が制しているからというのもあるんだろうけど、それがなかったとしてもあんまり他者の研究を知ろうとする者なんて居なさそうですね。自分の研究に忙しそうだから。そもそも他者の研究を知ったところで自分の研究と重複した部分が無い限りプラスにならないだろうし。


 その37 線を切断された個所を治療

 そういや橙子さんが式にやられた傷を治療してやってもいいと霧絵に言ってましたっけね。魔術師ならば直死による傷もある程度は治療可能という事でしょうか。
 もっともあの場合霧絵の本体の方はまだダメージを受けてないからこそ対処ができたという事かもしれませんが。
 また、治療が可能かどうかはその魔術師が研究していた分野にもよるんでしょうけど、ともかく宵待閑話で志貴が蘇生できたのも頷けます。
 といっても線を切ったら治癒魔術でも駄目っぽいんですが、ロアの知識を受け継ぐシエル先輩ならとりあえず生きていくのに支障をきたさない状態にまで持っていくことは可能じゃないでしょか。
 ちなみに橙子さんの場合なら線を切って死んだパーツの代わりを作れますね。


 その38 死徒は人形で体を維持できるか

 橙子さんは自身と全く同一の人形を作り上げた。これはもはや人間ひとり作り出す、という事と同義でしょう。
 ならば人間から遺伝子をとりこんで自身の体を固定せねばならない死徒達は、橙子さんの人形から吸血する事によって人間から吸血せずにいられるようになるのだろうか?
 本編の表現を素直に受けとめるならば橙子さんの人形は遺伝子レベルでオリジナルと寸分違わぬものなんでしょう。そうであるならば死徒達は人間から吸血する必要がなくなる。
 まあ、倫理的な問題とかはありますが。恐らく橙子さんの人形は、前の肉体が完全に死んでから魂がそちらに移っていることから、作られた段階では魂が存在しない"カラ"なんでしょう。とはいえ、それでもヒトと同じ器ですからね。
 でも人間まるごと作れるなら血液だけ作ると言う事もできそうな気もしますが。それなら倫理的な問題もOKだろか?
 まあ、倫理、倫理っても、そもそもこちらの常識を気にするかどうかわかりませんけど(笑)


 その39 義眼

 なんでコクトー君には義眼を作ってくれないのだろう、橙子さん。コクトー君本人が"両義式"の申し出を断ったのは慣れない事を無理してやって欲しくないから、というのもあるんだろうけど橙子さんが眼を作るのは専門分野なわけだからそういう理由で反対する事もなさそうだし。
 …作るのにかなりお金がかかるとか?(笑)
 ちなみにもしも作るとしたら「霊体くらいは視えるようにしてやろう」とかいって魔眼を作ってくれたりして…。なんて。


 その40 霊体をつかむ

 結局式の義手の「霊体をつかめる」という付加機能って俯瞰風景で1回使われたっきりですね。
 なんかちょっと勿体無いな。
 ちなみに時系列順に並び換えると痛覚残留よりも俯瞰風景の方が後だという事を知らなかったので、最初に俯瞰風景を読んだ時は、あれは両儀の超能力もしくは術によるものなのかと思ってました。


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