Fate/hollow ataraxia雑記(4)

 Fate/hollow ataraxiaのネタバレ雑記です。
 例によって順番とかあんま考えてません。ネタ・妄想・考察など分け隔てなく全部ぶち込んでるので、見た目考察っぽくても書いてる本人は自信が無かったりネタだったりする場合もあります。

 31:フラガラックの天敵

 ゴッドハンドは「殺されても」機能するからフラガラックにとっては天敵といえるとも解釈できる。
 じゃあ、「主が殺されても蘇生させる」ではなくて「主が殺されても勝手に攻撃する」宝具だったらどうなるのだろう?
 そういう宝具がもしも存在したら、やっぱりこれもフラガラックの天敵と……言えるのだろうか? まあ、この場合相討ち止まりですが。ていうかフラガラックと相討ちになれるだけで充分凄いんですが。

 ところでこう書くとゲイボルクもこの例に当てはまると思われるかもしれませんが、私は多分違うと思う。
 この宝具は「主の意思に関係なく発動する物」ではなくて、「主が発動させた後は主の意思に関係なく機能する物」であると思う。
 そういう事であるのならフラガラックの機能で「主が発動させる」という事象そのものを無かった事に出来るのだから、相討ちにはならないだろう。
 26でも書きましたが、ゲイボルクの例では「自動的に発動する宝具である」のではなく「因果を逆転させる宝具である」から相討ちに持ち込む事が出来たのではないかと思う。

 ん、ゲイボルクについて書いていて気付いたんですが、「主が殺されても勝手に攻撃する」と書くよりは、「常時主の意思に関係なく機能している」宝具と書いた方が良かったかも。


 32:アーチャーの投影

 ランサーズヘヴンを見る限り、機械までも投影できる。そういやサイドマテリアルの用語辞典、「投影」の項には以下のように書かれているわけですが。

 >もっとも、士郎が投影できるのは武器関係のみ。それも剣に限定された武装で、近代兵器は投影さえ出来ない。

 「士郎が」という書き方から、それじゃあアーチャーの方はどうなんだろうと思ってたんですが(だからウチのFate/stay night辞典の投影の項ではやや自信なさげな書き方をしていたわけであり)なるほど、実は彼の方は結構機械系、近代兵器もいけるって事なんだろうか。
 そういやロンドンの話を聞きに行った時には凛が、剣以外も投影できるようになっておけというような事を言っていた。さりげにこれが伏線で、修行時代のアーチャーは彼女の金儲けに加担させられていたのだろうか。その結果剣以外の物の投影も結構いけるようになったとか。
 ……アーチャーの心象風景たる剣の丘をよく探してみたら、剣にまぎれて釣竿が刺さってたりしたら嫌だなあ。

 まあでもそんな描写はありませんでしたし(前作でそれがあったら雰囲気台無しだ)、多分剣の類以外は固有結界には登録されないんじゃなかろうか。だからこそ士郎は剣と相性が良いと強調されていたわけですし。
 登録されないのに投影できるのかというと、別に剣の時だって最初は登録されていないわけだし。

 >一度複製した武具は結界内に登録され、固有結界を起動せずとも、投影魔術として作り出せる。

 サイドマテリアルの用語辞典、「無限の剣製」の項より。一度複製した武具が登録されると書かれているのであり、武具以外を複製できないとは書かれていない。もしかしたら複製はできてもその記録を保存できないというだけの事なのではないだろうか。

 実際士郎は剣以外の何かを投影して土蔵に放置しているみたいですし。外見だけで中身がないとの事だが、しかしそれらは本人にとっては気分転換で作った物だったので、オリジナルを眼前に用意して本気で解析させてやれば、剣以外の物だったとしてもそれなりに中身まで再現された物が投影できたのかも?
 無論、一番最初に引用した文にも「近代兵器は投影さえ出来ない」とあるし、剣とはかけ離れた存在の投影は完璧には無理だろうけど、オリジナルを解析させれば本人が息抜きで投影したガラクタに比べれば精度は上がりそうだなと。
 ならば彼よりも経験を積んだアーチャーなら、例の釣竿その他を何処かで現物を見て解析すればほぼ完璧に投影出来たとしても不思議は無いのかもしれないな、なんて。
 つまり固有結界が彼の「能力」なら、この能力を応用して剣以外の物を投影するのは彼の「技術」といった感じで。


 33:アーチャーの収入源

 >ところでアーチャー、黒い私服姿で登場した事もありましたが、あの服もやっぱり投影した物なんだろうか。彼がランサーやライダーのようにバイトをしている姿は見かけないので、衣類を購入できるだけのお金を持っているとは考えにくい。では凛があれを用意してくれたのかというと……それはどうも……想像できないような……。

 と、前に32の最後でこのように書いたが実際はアーチャー、お金持っているらしい。セイバーとのデートイベント乱入時にそんな事を言っているので。ならばあの服も普通にお金出して買った可能性がありそうだ。個人的には衣食住の内で食以外全てを投影で賄っていたら面白いなとは思うのですが。
 まあともかく、お金は投影したものではないと信じたい。いやまあ、いくらなんでもそれはないだろうけど。てか、わざわざそんなことせんでもタダでざぶーんに入りたいのなら霊体化して壁を通り抜けてしまえば良いわけですが。
 しかし一体何をして収入を得ているんだろうか彼は。ランサーは色んな所で働いている姿を見たけど、彼に関してはそういう所は見かけなかったし。……投影品を売ってたりするんだろうか。
 ランサーが働いていたような喫茶店でウェイターなどやったら似合いそうですけどね。ふたりが同じ店で働いていたら愉快な事になりそうですが。


 34:第四次聖杯戦争での水上戦

 セイバーは水の上を歩ける。だとしたら第四次聖杯戦争における未遠川での水上戦では、この能力が活かされた可能性が考えられるかも。全てのサーヴァントが水の上でも機動力が落ちないなんらかの特性を有しているわけではないだろうし、実はセイバーにとって水上は有利なフィールドだったりするんじゃないだろうか。

 でもセイバーは前述の水上戦でエクスカリバーを使用しているという。しかも切嗣がわざわざ船を緩衝材として用意したのだから、彼のシナリオの中にはエクスカリバーの使用が予め組み込まれていたのだろう。
 という事はセイバーの特技を活かせるフィールドで、かつエクスカリバーまで使用する必要があるほどの相手だったという事になるのかな?
 けれどセイバーのライバルとしてイスカンダルの名があるわけですが、彼やギルガメッシュ以外にそんなとんでもない連中が大勢居たとはちょっと考えにくい。
 だとすると基本能力は圧倒的にセイバーの方が上だったが、特殊能力が厄介な相手だったから地上での戦闘を避けたという事が考えられるだろうか。

 あ、でもそういう考え方でいくと水上戦の相手はイスカンダルその人だったという可能性もありだろうか。
 仮にイスカンダルのクラスがライダーだったとすれば、水によってライダーとしての機動力を殺ぐ作戦だったという可能性も。そしてギルガメッシュとも拮抗しうるという宝具が、機動力を殺がれてもなお威力そのものは驚異的であったがゆえにエクスカリバーで対抗する必要があったとか。
 水上はセイバーにとって通常の戦場では機動力で勝てない相手との立場を逆転できる場でもあると思える。だからそういう展開もあり得たのかもしれない。


 35:投げるゲイボルクのスピード

 士郎曰くマッハ2で飛距離四十キロだそうだが本当だろうか?
 ゲイボルクよりもランクが上であるライダーの天馬でも(厳密には手綱の方がA+っぽいけどセイバーはあの天馬をみてA+と言っていたので)時速四百〜五百キロ。それを考えるといくらなんでも速過ぎるような気もしないでもない……とちょっと思いかけたのだが、天馬がA+云々の事について考えていたら、その辺りの会話が以下のように続いていた事を思い出した。

 >「A+!? なにそれ、魔法一歩手前じゃない……!
 > うわ、そんなの使われてよく学校が吹っ飛ばなかったってもんだわ」
 >「単純に破壊するだけの宝具、という訳ではないのでしょう。元々は他の用途がある宝具なのではないでしょうか」


 つまり天馬は元々攻撃用の飛び道具というわけではない。輸送用?
 なるほど。そりゃあまあ輸送用の乗り物と攻撃用の飛び道具とで比べてみれば、普通は後者の方が単純に移動速度だけ比較すれば上回ってますわな。というか、乗り物に速度で勝てない飛び道具なんて使い物にならないか。その乗り物がよっぽど非常識な代物だったりする例を除いて。
 加えて飛び道具といえば今作の橋での戦闘で登場したフルンディング。アーチャーが渾身の魔力を込めた場合で四キロ離れたセンタービル屋上から士郎のいる場所に到達するまで僅か一秒ほどだった。よって概算だけどその飛行速度はマッハ10前後という事になる。

 なんか、最初はゲイボルクがマッハ2だなんていくらなんでも……と思ってましたが、改めてこれらとあわせて考えると充分ありえそうな気がしてきました。


 36:ランサーに槍投げで勝てる人

 ランサー曰く、世界で二人、条件付で三人。一体どんな人達なんだろうか。ちょっと自分なりに予想してみる。
 まず最初に言った「二人」ってのは師匠のスカサハと、親父さんの太陽神ルーだろうか?
 スカサハに関しては敢えて考えるまでも無いかも。ルーはというと、こちらもブリューナグの使い手であるが故に「長腕のルー」などという異名を持ったくらいであるらしいし。ちなみにこの異名はなんでもルーの手からブリューナグが放たれる姿はまるでルー自身の腕が長く伸びたかのように見えた事に由来するとか何とか。
 で、残るひとりは兄弟子にして親友であったフェルディアかな? 条件付ってのは、同じ武装でという事だろうか。彼はゲイボルクを貰ってないし。
 35でゲイボルクの飛行速度について考えてみたわけですが、これがランサー自身の魔力+身体能力+ゲイボルク自身の能力によって成されるものであったのならば、仮にフェルディアの能力がランサーに匹敵していたとしてもゲイボルク級の宝具を持っていなければ対等な勝負にはならないとか?


 37:凛VS凛

 相手が別の世界の自分だと気付かないのは何故かと思われた方は、自分の声を録音して再生してみると良いと思われる。
 そういえば、前作で凛が士郎とアーチャーの声がそっくりだと電話で気付かされたと思われる場面はあっても、士郎がアーチャーの声を聞いて自分と似た声だと気付くような描写は存在しなかった。自分の声など長年聴き続けているものであるにも関わらず。
 つまり士郎が聞くアーチャーの声は自分で普段聞いている自分の声とはかなり違うという事の裏付けになるかもしれません。まあ、そういう理由から凛が電話の相手が何者であるか気づかなかったとは明言されていないわけですが、きのこさんがこんなうっかりミスをするとも思えませんし。
 ……あ。うっかりミスといえば凛の専売特許ですが、まさか。なんか電話の相手の声が別の世界の自分であると気付かなかったのはそういうオチであったという方が納得がいくような気もしないでもなく(笑)

 何があったんだ違う世界の俺、とまで士郎を狼狽させるほどに甘々な異次元遠坂さんですが、単に時間の経過が親密度を増したというだけでなく、なんか三年ほど経過している事からあちらの士郎は背も伸びて男前になってそうな気がした。
 というか、三年経っても伸びてなかったらアーチャーはいつ伸びたんだという話になりますが。


 38:衛宮くん

 やっぱり気のせいじゃないと思うのだ。今作では凛の士郎に対する呼称が「衛宮くん」である割合が高くなっていると思うのだ。前作ではこの呼称が用いられた場合半数が嫌味で残りは大切な話である場合だとされていた筈なのだが……今作でもそうだったとはちょっと思えないような?

 前作を経てある程度異性として意識するようになったからだろうか?
 まずこれはFate/stay night雑記用の備忘帳に埋まっていたメモからなのだが、前作の序盤で凛が突然士郎を名前で呼び捨てにしだした件について。果たしてこの時点で彼女は異性として士郎に好意を抱いていたのかどうか。
 私はそれは急すぎるし、単に彼女は元々ある程度親しかったり身内みたいな存在として認識している相手の事は、下の名前で呼び捨てにする人であったからなんじゃないかと思うのである。
 「桜」「綺礼」を始めとして、猫被ってる時は姓に「くん」「さん」付けで呼んでいても地が出ている場面は「綾子」「慎二」。それどころか「一成」という呼称を口にしていた(本人の前ではないが)場面すらあるくらいなので。
 つまりこの時点の凛は士郎が魔術師だと知り、かつその人柄を知るなどして以前よりも彼の事を近しく思えるようになっただけなのではないかなと。

 で、この事を踏まえて今作に於ける凛の士郎に対する呼称は、表面上の友達としての「衛宮くん」→本当の友達としての「士郎」→異性として意識しての「衛宮くん」、という変遷を経た結果だという事になるのではないかと個人的に推測しているわけなのだが。
 でも携帯電話の相手として登場した未来の凛の士郎に対する呼称も、今作の時期と比べてだいぶ親密になっている割にはどっちつかずのままだったような。或いはもしかして彼女の言葉の中に時々出てくる「士郎」は、そのまんま恋人を呼び捨てにするという意味での「士郎」だったとか?

 まあここまで長々と書いたもののこれらは全て無意味な推測で、実際には例えばそんなややこしい話ではなくて単に士郎をからかって遊ぶのが日常化した影響で、普段もどっちつかずになってしまったという事であるとか、とにかく全然違う理由だったりするのかもしれませんが。
 或いは特に深い理由は無いというオチだったりしたらどうしよう。


 39:メルセデス・ベンツェ300SL

 アインツベルンのイリヤ送迎用のベンツェ。名前からして恐らくモデルはメルセデス・ベンツ300SLなのだろう。
 そんなわけで検索して調べてみたら、一番最初に見たサイトさんに掲載されている写真がいきなりイリヤのイメージにピッタリなボディカラーである物だったりする。
 うん、本編では何色なのか明かされてはいませんでしたが、アインツベルンならシルバーかホワイトであるような気がするなやっぱ。


 40:死徒の天敵かもしれない宝具

 またまたフラガラックやゲイボルクに関するお話になりますが。
 必ず心臓を穿つというゲイボルクですが、死徒との戦闘に用いたらどうなるだろう。前作でその能力を知ってしばらくしてからふとそんな事を思った事があったのですが。
 何せロア曰く、死徒が不死身なのはあくまで「生きている間」だけだという。要するに厳密には不死身なのではなく死に難いだけなのだと。そういえば本編のセイバーも同様に強力な治癒能力を持つとはいえ、サーヴァントであるかぎり首か心臓を著しく傷付けられれば消滅は免れなかったわけですが。
 ならばネロみたいな特殊すぎる存在とりあえず置いといて、もっと一般的な、心臓を貫かれてしまえば消滅する死徒にとってはゲイボルクは天敵となるのかもしれない。

 一方フラガラックの天敵は死んでも蘇生する相手であると本編にて述べられているが、これは既に述べた通り死徒の例には基本的には該当しない。
 ならば確実に先に相手の心臓に光弾を貫通させ死に至らしめる事を可能とするこの宝具であれば、これまたゲイボルク同様に死徒の天敵足り得るのかもしれない。

 一対一の戦闘という条件であれば、死徒側が余程基本能力で上回っているか特別な奥の手でも持っていない限り、まず負けることはないのではなかろうか。
 ただ、フラガラックは使い捨て型だから同じ状況であろうとそのまま連戦となればゲイボルクに後塵を拝する事になるかもしれませんが。なんせセイバー曰く、七回使っても魔力の補充は必要ないだろうとの事ですからね。


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