Fateファンブック雑記(2)

 Fateプレミアムファンブックのネタバレ雑記です。順番とかあんま考えない。

 11:聖杯戦争の"場"

 聖杯はその力の及ぶ範囲をサーチして、自動的に適格者を選んでいるみたいです。このあたりを読んで、もしかしてそういう固有結界なんだろうか、などと思ったりしたわけですが。
 マスターのサーチのみならずサーヴァントの召還云々の様々なシステムは全て聖杯が展開した固有結界のなせる業ではないか、なんて。可能性のひとつとしてはあるかもしれないなと。

 汎用性は高いが自然にしか干渉できない空想具現化と違い、汎用性がない代わりに前述の制約が存在しない固有結界ならば、内側に存在する、空想具現化では直接干渉不可能な「人間」である魔術師に干渉して令呪を与える事が可能なんじゃないかと思うし。
 ただ、精霊以外は世界から修正を受けるから、数日に渡って効果を発揮し続けるという事は普通ない。
 アインナッシュがそれをやっていた(誤解だったんですが)点に関してかなり注目されていたあたり、単に使い手の力が強ければそれが可能というわけではないか、或いは可能だったとしても事実上そこまでの魔力の持ち主など有り得ないとか。
 となると仮に聖杯がいくら強大な力をもっていようとやはりそんな長期間固有結界を維持し続けるというのは無理があるわけで。ならば聖杯の正体は精霊でなくてはならなくなりますが。繰り返しになりますがもしも聖杯戦争システムが固有結界によるものだったと仮定した場合の話ですけどね。
 または、新都にある公園の例のように、厳密には固有結界ではないが、それに匹敵するほどの異界と化しているとか。

 10年前の聖杯戦争も冬だった。今回も冬に始まる。冬木市は何故か冬が長いがあまり寒くはない。固有結界にせよそうでないにせよ、冬木市という「場」が通常とは異なる物であれば、前述の奇妙な偶然の一致も必然だったりするのではないかと思ったり。なんとなく。
 そういや過去、雑誌に掲載されたインタビューによれば魔法使いの夜同様、物語の時期をクリスマスに設定する案もあったらしい。という事はいずれにせよ聖杯戦争は冬でなければならないという設定なのではないか……というのは流石に曲解だろうか。


 12:キャスターと固有結界

 11でも少し触れましたがさり気に体験版の段階で既に固有結界に関する伏線が張られてある。聖杯戦争システムも固有結界のなせる業なのではないかと思った理由のひとつもそれではありますが、ひとまず置いといて。
 この伏線により物語中において固有結界の使い手が登場する可能性は高そうだなとは以前にも別の場所書いたと思います。マスターかもしれないし、サーヴァントかもしれない。そのいずれにも属さないかもしれない。

 そこでふと思ったんですが、聖杯戦争という儀式におけるパワーバランスについて。09で述べたようにアサシンの不利に関してはある程度解消できる気がする。無論あれがバランス調整の為の物だとは限りませんが、とりあえずそうとして。
 じゃあ、キャスターに関しては対魔力を持つサーヴァントが多くて不利なように見えるが、実はサーヴァント中で唯一固有結界を有するからこそバランスがとれているのではないか、などと考えてみたり。むしろ対魔力というクラス固有能力は騎士クラスに与えられたハンデだったとか。
 凛はセイバーに「魔術師程度の魔術は通用しない」というような事を言ってましたが、この言葉では魔法使いクラスの業だったらどうであるかに関しては言及されていない。
 固有結界はファンブック中でも述べられているように、魔術の到達点のひとつとされているが、実質は魔法の域の神秘であるらしい。
 なら、対魔力を持つサーヴァントにも固有結界を利用した攻撃ならばある程度通じる可能性はなきにしもあらずではないかと思ったりもするのですが……。

 ただ、この考えにはいくらでもツッコミようがある気もしますけどね。そもそも固有結界自体宝具とかぶる気が。或いは両者は似て非なる物だから、キャスターだけは両方持っている……というのは流石に都合よすぎかな。本当に両方持っていたらそれはもう凄い事になりそうですが。むしろ宝具より上の神秘である固有結界を持つが故に宝具を持たないとでも考えた方がまだ自然かもしれませんが。

 ちなみにサーヴァントがサーヴァントという存在であるが故に、能力として固有結界を持つという可能性はどうだろうかというと、これまで全く言及されてないので可能性は低そうな気がする。
 だから唯一確実に魔術師としての技能を習得しているであろうキャスターなら、能力としてではなく魔術的アプローチにより固有結界に至っている可能性がありそうだなと思ったわけですが。
 アーチャーも固有結界を知ってはいましたが、現時点での描写を見る限り彼自身は多分使えなさそう。使えるんなら凛に敢えて黙っている事もないし。まあ記憶がないからという可能性もありますが。

 なお、件の会話においてアーチャーが、例えばアーチャーだからといって弓しか使えないというような楽観を他のサーヴァントに対して持つなと言っている。そしてアーチャーは固有結界を知っていた事と絡めて考えると、彼の経験上、魔術を習得し固有結界を有したサーヴァントは過去に存在していた可能性はある……かも?


 13:絶対命令権は人間側が作ったもの

 なんでもそれによって絶対命令権を行使できる令呪というシロモノは、サーヴァントという存在があまりにも強大過ぎるが故に後から人間側が作り出したモノであるらしい。

 けどそうだとすると、令呪の「兆し」は当初サーヴァント召還後に令呪に変化するというわけではなく、サーヴァントとの繋がりを示す別の何かになっていただけなのだが、後から人間側がどうにかそれを令呪として加工したという事だろうか。
 しかし凛を見るに「兆し」が令呪になるようになんらかの細工を施しているかのような描写は見当たらない。士郎なんか巻きこまれるカタチで参加する羽目になったんだから、そういう細工を予め用意していたとはちょっと考え難い。
 じゃあ、やっぱり「兆し」を「令呪」へと変貌させているは聖杯側という事になると思うんだけど……??

 うーん、「令呪と呼ばれるモノ」はそもそも聖杯戦争開始当初から変わらず聖杯によって用意されていた物だった。それをサーヴァントを律するという用途に使用する為の方法が後に開発されたという事であって、令呪自体は昔からずっと変わってない、という解釈ならば辻褄は合うかなあ?


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