アニメFate/stay night雑記(7)

 アニメ版Fate/stay nightの感想とか。
 原作のネタバレもありますので、原作未プレイの方は読まない方が良いかもしれません。
 元よりこのサイト自体が原作を扱ったサイトなんですが、検索して直接ここに辿り付く人も居るかもしれませんので一応。

 第十九話 黄金の王  第十九話 / 第二十話 / 第二十一話

 処置無しかね。

 ■えー
 なんでセイバーが前回の聖杯戦争に召喚されていた事を知っているという前提で話が進むんだろう。
 なんで士郎がセイバーの望みを知っているんだろう。
 なんでセイバーがまだ実は死んでいない事も知っているんだろう。
 なんでいきなりセイバーに聖杯の中身を飲ませて云々って話が出てくるんだろう。

 あとオマケに。
 なんで燕返しを破れたんだろう。
 と、原作を知らない人は疑問に思うんじゃ。刀が曲がってたから、だけで納得するしかないのかな?
 それに平地なら燕返しが出せるよって、前回普通に平地で斬りあってたんだけどな。

 前者全てと後者の平地云々の件から思うに、脚本担当同士でのすり合わせが全然出来ていないんじゃないかと。特に前者に関しては、実は私の時間感覚がおかしくなっていて一週分見逃してしまったのだろうか? などと思ってしまった。

 ■黄金の王
 ついにギル様登場。
 声は既に言われていた通り関智一さん。イメージピッタリであります。声のイメージは。

 まあ今回なんかぎこちないツギハギ感が極まっちゃった感じなんでもう、このギルの登場だけが心のよりどころだったというかなんというか。しかしそのギル関連の演出も文句なしとまではいきませんでしたが。
 キャスターの言動に舌打ちするのは良かったと思う。ただ……うまく表現できないんですが……偉そうなのは偉そうなんだけど、ちょっと小物っぽくなってしまったような気もする。
 いや、あれはあれでギルっぽいとは思うのだが、どっちかというとホロゥにおける放っておいても何ら問題のない危険物としてのギルのイメージに近かったような。私だけかなあ? そう思ったの。
 視線を合わせただけでも問答無用で死刑にされそうな圧迫感などをどうにか描けなかったもんかなあ、という風にちょっと残念に思ったのであった。
 うーん、何故小物っぽく感じたか、その内見直してみて何か気付いた点があったらまた書いてみたいと思います。

 さて、肝心のゲートオブバビロンですが、指をパチンと鳴らす演出が無かったのと、あの激しい射出音が無かったのがちょっと残念。
 ただ、突如空間が異常な数の宝具によって埋め尽くされた様は圧巻でした。これには満足。

 ところで次回以降はオープニングのギルの顔のシルエットも取れるんだろうか?

 ■敗れる柳洞寺組
 予想通り、凛ルートの教会地下同様キャスターが宝具の雨から葛木先生をかばって……という展開に。
 ただ宝具の雨が降り注ぐ中で会話や回想は入れない方が良かったんじゃなかろうか。ふたつの演出がお互いの持ち味を殺しあっている気がする。
 問答無用で降り注ぐ宝具の雨がやんだ後の静寂、そこでしばらくの間を置いてから会話と回想を入れた方が良かったのではと、個人的には思う。
 ……って葛木先生をかばえてないよキャスター?! この後彼がギルに特攻して(無論士郎はやめろーと叫んでる)、辿り付く前にまた再び掃射される宝具によって今度こそ串刺しにされてしまうのかなあと思っていたのだが。

 あ、あとやっぱり高速神言の出番は無かったなあ。

 ■聖剣が使えない件
 結局キャスターが退場した事によって元に戻ったんだか戻ってないんだか。


 ※以下作成中



 第二十話 遠い夢跡  第十九話 / 第二十話 / 第二十一話

 ※作成中


 第二十一話 天地乖離す開闢の星  第十九話 / 第二十話 / 第二十一話

 ■セイバーVSギルガメッシュ
 多くのセリフ、特にギルの味のある傲岸不遜なセリフの数々が削られているのは残念。だが、残された時間を考えると仕方の無い事か。
 でも勿体無いもんは勿体無いんで、もっと早い段階から全体的な構成というか、時間調整について考えて欲しかったかもしれない。
 とはいえ無くなったものは残念ではあるが、残された物はきちんと美味しい所を選んであると個人的に思いました、今回は指パッチンがあって良かったです。

 原作では割とすぐに鎧を着てましたが、アニメでは取り出した剣に防がせている。時間の都合で色々とカットしつつも、その状況下で可能な限りギルの戦い方の特徴を印象付ける演出としては面白かったと思う。

 ギルが使用した宝具の中でちょっと注目したのが、セイバーの右腕を貫いた大鎌。どうやら刃だけ空間を跳躍させて(?)相手を攻撃する事が出来るみたいですね。面白い。
 ありゃ多分原作におけるハルペーの原型らしきもの(?)の代わりに登場した宝具だという事になると思われますが、何故変更したのかというと……原作のテキストをそのまんま視覚化してもわかりにくいから……なのかな?

 ところで鍵剣の姿を拝めないものかと注意を払って観てたんですが、結局それっぽい物は見つけられなかった。残念。

 ■エクスカリバーVSエア
 エヌマエリシュの演出がしょぼくなくて良かったです。まあ原作の描写と食い違っている部分が無いではないですが、「蛇」がビックリドッキリ奥義だからこそ初回ならサーヴァントに通じるという設定がなくなった場合のような、大きな矛盾は生じないとは思う。
 エクスカリバーは……やっぱり普通に使えるようになってましたね。

 ■カリバーンVSグラムの原型
 コチラはもうちょっと激しい衝突が見たかったかな。
 そういやその解析力のおかげで、ギルガメッシュの持つ数々の宝具はあくまで「本物」であるという事をいち早く見抜いていたという前提があったが故か、ギルの正体に気付く場面もカットされている。そんな士郎は今回ちょっと損をしている感じだ。一番最後に美味しい役割があるという事で我慢していただいた、という事なのかも?

 ■ギルの笑い声
 ギルの笑い声がやけに長いなあ、と思ったら原作のテキストを改めて読んでみると、こちらもどうやら士郎が投影するあたりまでほぼ笑いっぱなしだったっぽい。
 そんなとこを忠実に再現せんでもっ。いやしかしギルらしくて良いな(笑) それに関智一さんの演技がまた狂気をはらんだような雰囲気を醸し出ていて、これがまた個人的なギルのイメージに合っていて良かった。

 ■アヴァロン投影
 回想シーンのアーチャーの背中。そしてBGM「エミヤ」。両者の出現頻度が高いような気がするので、守護者としてのアーチャーが良いようにこき使われているというイメージがオーバーラップするような……などと益体も無い事を考えた。
 魔術回路が全開になって(回路を沢山食われた件については忘れよう)遠景に切り替わり光の柱が立ち上っている場面を見て、固有結界が展開されたのではあるまいかと不安に思ったのは私だけだろうか。幸い現れたのは原作通りアヴァロンでしたが。

 アヴァロンにエクスカリバーをガシンと差し込む場面、そうしないと機能しないのだろうかと疑問に思ったりもしましたが、演出的には面白かったです。
 ちなみにここ、ギルは原作ではエアじゃなくグラムの原型を使用してたんですが、エアの方に変更したのはなんでだろう? 別にどっちでも良いのかもしれませんが、敢えて変更しなければならない理由も特に思い当たらないので気になった。

 しかしギルの鎧は凄いな。まあそれもあるけどエアがエクスカリバー以上の破壊力を有する宝具だと考えるとそれなりに魔力を消耗するのかもしれないし、元々ギルの魔力はセイバーよりも低いし。
 取り敢えず、一度エクスカリバーを打ち負かした後で魔力を消耗しており、加えて相手はボロボロだった為全力で撃つ必要も無く、故に跳ね返されてもギルの鎧の防御力を上回らなかったのだ、という風に解釈してます。

 ■霊体化?
 ってギル消えた! 霊体化できるの??
 ……ああ、でも、ゲートオブバビロンの中にでも撤退したって考えもありかな。使い終わった宝具はどっかに瞬間移動でもしたように消えてたし。……苦しいかなあ。まあこの辺に関しては気にしない方が良いのだろう。

 ■セイバーの過去
 まさかモードレットがセリフ付きで登場するとは意表を突かれた。ちなみに彼に関しては検索してアーサー王物語の内容を断片的に知った限りでは、悪役というよりは被害者っぽい印象を受けていました。苦難の人生を送ってる人だと。
 で、今回のアニメでの言動から察するに、TYPE-MOON世界のモードレットもそうだったのかもしれないなと。
 彼はもしかしたら、ただ父親(本当は女なんだけど)に振り向いて欲しくて突っ走っていたのではないだろうか。王座に固執したのも欲望からではなく、自分の存在を認めて欲しいという感情の表れだったのではないだろうか。などという事をあの僅かなやり取りから妄想したのですが……果たして。

 仮面をしているのでもしやと思ったら、やはりその顔はセイバーと瓜二つ。
 原作ではモルガンの怨念によって誕生したセイバーの分身みたいな書かれ方をされていたわけですが、この分身ってのは文字通りの意味だったんでしょうかね。性別に関る遺伝情報以外が全て一致するクローンもどきのような。となると能力的にも似ていたのだろうか。
 言ってみりゃモードレットはセイバー男バージョン。そう考えるとなんか、新たなファンを開拓しそうな気がするのだが。
 似ているといえば、彼が装備していた篭手がセイバーのソレと結構似てましたね。深い意味があるのかどうかはわかりませんが。

 それとこの顔が似ている件は、自分自身を殺めるという事を暗示した演出だったとも考えられるかもしれないですね。
 セイバーは人を救いたいが故に、その心を殺した。それは言い換えれば自分自身をも殺したともいえると思う。
 鏡写しのようなモードレットを殺すという演出にはそういった意図も重ねられているのかもしれないなと妄想したりしたのですが果たして。

 ■セイバーが料理
 やっぱりこうなるのか(笑)
 調理という行為からは通常想像できない様な豪快な音が響くたびに、まな板のダメージが心配で心配でなりませんでした。
 後ろから覆いかぶさるようにして手をとり桂むきを教えるシーン、なんだかあたたかくて好きです。

 ■キスシーン
 とうとう結ばれたというよりもお互い離れていくことが確定している二人がどうにか手繰り寄せて……というような印象を受けた。

 ■次回は
 凛による双子館(姉)探索シーンの映像は出るだろうか。今までの傾向を考えるとそういう補完エピソードはありそうでもあり、しかし残り時間を考えるとこれは厳しそうでもあり。


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