Fate/stay night雑記(3)

 Fate/stay nightネタバレな順番とかあんま考えないいつものアレです。

 21:14について訂正

 士郎には別の並行世界の記憶が微かに残っているのでは、などと書きましたがどうも考え過ぎだったっぽいです。他にそれを裏付ける伏線らしい物は見当たらないし。単なる士郎の勘違いだったというところだろうか。
 セイバールートでの凛との会話を憶えていれば、あの部分を読んでニヤリとなると。そういう仕掛けだったのかもしれない。で、私がそれを捻じ曲げて解釈したと(汗)


 22:固有結界を打ち破る方法

 どうやら固有結界は強大な魔力を結界に叩きつけて力尽くで破壊する事も可能なようで。もっとも本編ではエクスカリバーという規格外の斬撃の巻き添えを食ったカタチなんで、実際どの程度の魔力が必要になるのかを知りたい場合にはあまり参考になりませんが。しかもこの場面では消える寸前だったし。
 アーチャーが作った方も投影による剣と剣の激突時の衝撃ですっとんだみたいですが、あれはどのくらいの破壊力を持ってたんだろう。

 ただ、アルクはアインナッシュの固有結界を破る為にレンの生みの親の力を借りているんですよね。アルクなら力技でどうにかできそうな気もしましたが、アインナッシュの固有結界はそれだけ特殊だったんだろうか。


 23:固有結界に辿り着ける魔術師

 アーチャー、固有結界の話になった場面で凛に対して何を隠そう自分が使える、などと明かさずに知っていてはおかしいかと問い返すに留めてましたが。黙ってたのは彼の目的の為には凛を含めて他人に情報を与え過ぎないようにするべきだからだという事だろうか。
 それにしても発売前はキャスターが固有結界持ってるのではなどと予想してましたが、神代の魔術師である彼女ですらどうも使えないっぽい。そんな物を使えるあたり、アーチャー(士郎)の異端ぶりは凄まじいという事になるだろうか。
 もしかして固有結界に辿り着ける魔術師というのは何がしかの特殊な才能持ちでないと駄目なんだろうか。
 士郎が固有結界に辿り着く才能がある事に凛はかなりのコンプレックスを持っているとみえるし。セイバールートの土蔵で殺気立ってたのは士郎が気分転換に投影したガラクタを見たせいっぽいですな。たしか別ルートでその投影で作った品に興味を示していたし。
 凛とかキャスターのような万能タイプよりはむしろ、たとえ穴だらけでも一個だけ突出した才能の持ち主である方が辿り着ける可能性は高かったりするのだろうか?
 どうも士郎が固有結界を作り出せる事を協会側に知られると面倒だととれる節もあるし。実は思っていた以上にレアなのかも。


 24:体が剣に

 士郎の体から大量の剣が出てくる場面がチラホラありましたが、結局この現象はなんだったんだろう。
 明確な解答は無かった気がするんですが……固有結界が体内で暴走したとか、そういう解釈で良いんだろうか。
 他に考えられるとしたら空の境界でいうところの起源覚醒に近いもの? 肉体が別物へと変貌する事もあるらしいですが。
 序盤の鍛錬のシーンでも、魔術師としての才能が無い者にもひとつくらいは何かできる事があって、その"起源"が云々かんぬんと……あったと思いましたが。
 そういや鮮花の起源は禁忌。彼女の得意とするところは発火。プロメテウスの話なんかからすると火は確かに禁忌の象徴かもしれないですが……流石にこれは穿ち過ぎかな。

 ええとまあ結局、体が剣になる現象って、よくわからんです。


 25:赤い眼のサーヴァント

 魔物かと思いきや皆神霊適性が高い人達ですね。ライダーは退化しているとはいえ何気に適性ありながらも赤くはありませんでしたが、彼女の場合あの魔眼の色で固定されてる為だろうか。
 赤系は世界よりで青系は人間よりという事だろうか。或いは単に両者はプラスとマイナスの関係でしかなく、たまたま人間の基準からして「魔」とされる物が赤系に多かっただけの話かも。
 魔ならば赤系、ではなくて赤系の中に魔と呼ばれる者がいると。必ずしも赤系ならば魔であるとは限らないという事だろうか。


 26:セイバーからの傷が治癒しないアーチャー

 どういうわけかそうなのだと凛が不思議がっていましたっけ。セイバールートやってる時はセイバーの自己回復は鞘の能力だと思ってたんで(後にそれは勘違いだと明らかになりますが)、基本的にサーヴァントに治癒能力はなく、アーチャーも同様だと思ってましたが凛の言動からするとそうではないようで。
 そういや教会の前でランサーの必殺技を食らった時は腕に重傷を負ってた筈だけど、その後地下に現れた時には無傷だったっぽい。ギルガメッシュの攻撃から士郎をかばった時の傷も再登場時には治癒していたみたい。
 でもそうだとしてもあの時点で魔力切れ寸前だったから最後の戦闘で助けに来れたのは奇跡だろうなあ。

 で、セイバーからの傷だけ治癒しないという件の真相はというとまあ。だって彼は士郎だし。
 士郎は鞘の加護によって大抵の傷は治癒しましたが、セイバーの聖剣による傷だけは例外だった。まずはこの件を踏まえて。
 次に、英霊同士の戦闘では、例えば生前苦手意識があっただの、何らかの因縁がある相手からの攻撃はどうも普通以上に効果があったりするらしい。
 だとすると、現在のアーチャーの魔力ならば仮に鞘の加護なしに自分の傷を治癒させる事も可能だとしても、最初に述べた「セイバーの聖剣による傷だけは例外」というルールが引き継がれてしまった。そういう事もあり得るかもしれないんじゃないかと思った。


 27:セイバー・ライダーを維持できるわけ

 魔法使いだろうと英霊は使役できない筈なのになぜセイバーやライダーは……と思われるかもしれませんが、特に問題は無いんじゃないかと。本編での説明をなぞるようなカタチになりますが、なんせその「魔法使いだろうと出来ない事」を既に聖杯がやってくれた後なわけだし。
 例えば凛グッドでは召喚自体は既に済んでいるし、セイバー自身が残りたがっている。
 維持するのにも聖杯からのサポートはあったようだけど、序盤の凛の説明からもわかるようにあくまで一番困難なのは召喚して実体化させて使い魔として固定する事だろうと思う。
 ライダーの方はどんな状態なのかちょっと充分に情報が得られませんが、桜の状態を考えればこちらも特に問題は無いと思います。

 例えば自動車工場(聖杯)は自動車(英霊)を組み立てる事(実体化)は出来るがオーナー(マスター)にそれはできない。が、一度工場で組み立てられた自動車を与えられたのであれば維持する事はできると。
 で、冒頭で述べた「英霊を使役する事は不可能」ってのはつまり、自動車を組み立ててそれを維持し、かつポテンシャルを最大限まで引き出すなどという事は個人では不可能だという事に例えられると思う。

 要点をまとめると、

 ・既に一番困難な作業を聖杯にやってもらった後である
 ・英霊本人が残りたがっている
 ・そもそも使役していると言えるほどの状態ではない(セイバーの方。ライダーは不明)


 つまり、実際にやっている事は「英霊を使役する」という行為に比べれば随分とハードルが低いのではないかと。しかもそのハードルが低い行為ですら凛・桜クラスの魔力量でないと実現できないという。この辺も考慮に入れれば特に矛盾は無いと思います。

 ちなみにセイバールートでは凛が重傷を負ってるので、セイバーを彼女と契約させて維持……ってのはできないですね。傷が回復するまでセイバーが自力で自身の存在を維持するのも無理でしょう。
 まあ、物語の流れからしてあそこで残るという選択をとる可能性は低かったかもしれませんが。


 28:士郎の部屋と土蔵

 きのこさんの作品で「部屋」といえば、その主の心象世界を具現化したモノでもあるわけですが。士郎の場合それは彼の部屋と土蔵とセットで表現した方が良いかもしれないと思った。
 自身の部屋はホトンドからっぽであるのに対して、正義の味方には必要だからと行っている魔術の鍛錬の場である土蔵は、普通なら廃棄される所を再生されたモノであふれている。
 この両者をセットにして考えてみると、何かを救うという事において本来「自分」があるべき場所が空席になっていて、他人を救う事ばかり考えている彼の心が象徴されているような気がしたのでした。


 29:体が剣に(2)

 桜ルート14日目くらいで、アーチャーの腕からの侵食によって体内で「無限の剣製」が、とかなんとか。この事から察するに、どうやら件の現象は固有結界が暴走説が正しそうですね。
 じゃあ起源覚醒の話は全くの無関係だったのかというと……案外そうでもないかも?
 士郎の部屋と土蔵と心象世界に関する推測と被りますが、なんでも士郎は死にかけた場面で切嗣に救われた時には「からっぽ」だったらしい。そういえば幼少時の鮮花も近い状態だったような。
 起源覚醒をするには「自己」が邪魔なわけで、こういう状態の方が望ましいと思う。まあ、荒耶みたいな術者がいないと実際に覚醒はできないようだけど、そこに近づく事は可能っぽいし。
 存在の因であり、故にその存在にとって唯一のものである起源と、その者の唯一の心象世界をカタチにした固有結界。固有結界を持ち得るならば必ず、とまでは言えないと思いますが、場合によっては起源に近いが故に固有結界に辿り着く者というのもあり得るのではないだろうかとも思ったり。
 それに以前にも書いたように冒頭の魔術鍛錬の描写で「起源」という単語が出てくるのもその伏線なんじゃないかという気がしまして。まあ、もしかしたら気にし過ぎかもしれませんが。


 30:全て遠き理想郷

 アヴァロンですが、魔法による干渉すらシャットアウトするらしいですね。
 まだFateの情報が少なかった頃、養父は魔法使いで(当時は例の「僕は魔法使いなんだ」発言はそのままの意味である可能性が高いと思っていた)セイバーは元々は彼によって生み出された使い魔で(当時まだ「サーヴァント」に関する詳細な情報が公開されていなかった)、自身の魔法を「士郎に伝えた魔術」と「セイバーに与えた能力」に分けて、両者が合わさった時にはじめて魔法に至るのではないか、などというありがちな妄想を書いた記憶がありますが。
 士郎とセイバーが力を合わせることで魔法級の奇跡を起こすという点にのみ着目すれば、ある意味かすってたという事に? いや、どっちかというとそれはアヴァロンよりもカリバーンかな。
 もっとも切嗣は実際には魔法使いではないし、セイバーも彼によって生み出されたわけではありませんが。彼と契約していたという点だけは合ってましたけど。


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