歌月トーク番外編(3)

 歌月トークの宵明星ネタバレアリヴァージョンです。
 でも歌月関係なく宵明星ネタオンリーのパートも出てくるかもしんない。
 順番はテケトーです。

 その21 対城レベル

 いくら体術に優れてるっていってもさ、君は自身を対城レベルまで鍛えてない

 「Talk.」におけるシエルに対するメレムの言葉です。さて、その「対城レベル」とはなんぞや、という話。
 言葉をそのまま解釈すれば"城"に"対"抗しうる"レベル"という事なんでしょうが、わからないのは"城"でしょうね。そもそも単なる建造物である城にどう"対抗"するというのだろうか。まずはこの辺から考えねばならないでしょう。

 月姫世界において"城"という単語から連想するものといえば千年城ブリュンスタッド。あとは二十七祖のひとりであるヴァン=フェムが作り出すゴーレム"魔城"でしょうか。とりあえず、ここでは後者に注目。
 ヴァン=フェムは巨大なものを作り出すのを得意とする人形師。そしてその作品であるゴーレム"魔城"のひとつをヴラドによって"攻め落とされて"いる。攻め落とすという言葉は普通、その行為の対象は相手の城やら陣地やらである。ということは、この"魔城"とは、単にそういう名前をつけられたゴーレム、というわけではなくて、ゴーレムでありながら同時に城でもある、というシロモノなのではないだろうか。
 しかも基本はゴーレムなのだからただの城ではないだろう。通常、戦争において城の果たす役割とは中に居る者(物)を守る事である(と思う)。が、魔城の場合はゴーレムとしての側面も持つが故に自ら動き、敵を駆逐する機能をも併せ持っているのではないだろうか。…巨大ろぼっと?

 そこでふと思った事。埋葬機関の敵である死徒達。彼等の一部は領地を持ち、城を持つ。では、ヴァン=フェムに限らず彼等の城は侵入者を排除する為、通常の城にも存在するトラップのみならず、それよりも更に攻撃的な何らかの魔術的機構をも備えているではないだろうか。
 つまり対城レベルという単語における"城"とは、埋葬機関や死徒、或いは魔術師達の間で用いられる専門用語か何かで、「魔術的機構によって単に主を守るにとどまらず、敵を攻撃する機能を有した城(或いは建造物?)」を指しているのではないか、なんて。

 もしもこの考えが正しければ、メレムの言葉はシエルがそういうモノに対抗しうるレベルにまで自身を鍛えてはいない、という事なんでしょうね。

 ところでアルクェイドの千年城ブリュンスタッドはどうなんだろうなあ。こっちも歌月で城自体が生きてるかのようにとれる描写があったからもしや…なんて。


 その22 包帯

 志貴が森で身に付けていた衣類には少しばかり耐性が付属してるとかなんとか。で、耐性ってのはやっぱり魔術的効果によるものじゃないだろか。ならば志貴が巻いていた包帯はいつもの眼鏡よりも更に強力な魔眼殺しの魔術的効果が付属してるシロモノだったりしそうな気がするー、とかいうことをTYPE-MOONさんの掲示板で書きましたが、今はちょっと自信ないかな…。
 ネロとの初遭遇後、眼鏡越しにも線が視えてしまった時、眼を閉じたらとりあえず線は視えなくなってくれてました。ならフツーの包帯を巻いて視界をふさいでいるだけ、って可能性も有り得ますからね…。
 ただ、空の境界で式が自分の眼を潰そうとしていたのを止めた橙子さんの言葉によれば眼球を潰したところで視えてしまうものは視えてしまうのだそうな。つまり、月姫・歌月における志貴のレベルならばまだしもそれより更に直死が強まると目を閉じようが眼球を破壊しようが線が視えてしまう…ということなのだろうか?
 だとしたら包帯に魔術的効果が付属…というのも有り得るかもしれないのだけれども。まー、現段階ではなんとも。
 しかしどちらにせよ普段は目が開かないよう封じているあたり、ますますバロールに近くなったなあ、なんて思いました。

 そういや志貴、フォルテとの戦闘後に包帯を巻き直してましたね。ということは森の中の吸血植物程度が相手なら直死を使うまでもなく、しかも目隠しした状態でも倒せるという事ですか。
 敵の中に突っ込んで自分の最大の武器(直死)に頼らず体術のみであそこまで闘えるなんて、たったの1年で尋常でない成長ぶり。というか七夜志貴としてのカンが戻ってきたという事だろうか。闇の中で活動する七夜なら眼に頼らないで闘うノウハウも持ってそうな気もするし。周囲の気配に敏感そうだし。

 実は魔術的なカラクリによって包帯をした状態でも目は見える(でも死の線だけは視えない)ってのも考えられそう。というか個人的にはそっちの方が良いです。だって普段アルク達の顔が見えないなんて可哀相過ぎると思うのだよね。


 その23 番号

 埋葬機関のメンバーは7人+教会がどこかからスカウトしてくる予備ひとりで、少なくとも第7のシエル先輩までは番号が付いてるらしいですね。
 んで、ちょっとした疑問。予備メンバーの方の番号はどうなんだろう。なんて。
 7って数字は聖書においては特別な意味がある。で、シエル先輩が埋葬機関に入ったのは多分本編の5年くらい前。それ以前は第7位がいなかった可能性が高い。じゃあ、コロコロ変わる予備メンバーにいちいちそんな特別な位を与えたか、というとちょっと考え難いかも。
 まあ、特別なのは単に数字だけで、7位には他のメンバーにない特別な権限が与えられてるという事はなさそうな気もしますけれど。でも特別な数字がつく順位をそんな簡単にはくれないんじゃないかなあ。と。
 或いは元々別の人が第7位についてたところ、その座をシエル先輩が継いだというカタチも考えられるかも?


 その24 事後承諾

 そういや埋葬機関は実際には審問なんてせず、結局はホトンド事後承諾であるとか。この辺に関してはTYPE-MOONさんの掲示板でも話題になった事が有ったなあ。
 シロだったけど処断されてしまった人達もいたのかなあ…でももみ消してそうだ。力で。しかし結局組織が存続している辺り、事後承諾とはいえ今まで処断してきた相手の大半はクロだったわけでしょうな。もしこれでシロなのに処断された人の割合が多かったとしたら流石に力でどうにかするなんて事はできなかったでしょう。


 その25 事後承諾(2)

 処断されてきた人達の中でもクロだった人達。つまり、吸血鬼ではないかという疑いがかけられ、実際吸血鬼だった人達ですが。その中にも人類に対して無害だった人達が居たかもしれない、なんて思ったり。
 といってもそういった相手ばかり狙って攻撃してるという意味じゃないです。多分、危険度の高い連中を優先していると思います。が、たまたまターゲットが無害だったとしても全然気にしなさそうだなあ、途中で無害だとわかってもそのまま処断しちゃいそうだなあ、という話。
 でも自分達にとって有益な連中は見逃してるんだろうなあ。メレムなんかメンバーのひとりだし。公式設定で存在が認められればカリーとか。それとエンハウンスもシエル先輩が概念武装を提供したりメンテナンスしてくれてたりする辺り、そうなのかも? アルクも隙あらば封印しようと企んでそうだけど、普段は放置してるし。


 その26 四大精霊武器

 魔術の世界には四大精霊武器というヤツがあるそうです。その名の通り、四大精霊に対応した魔術的武器。そのうち"風"に対応したものは短剣だそうですが、流派によっては棒だったりするそうです。
 そこでふと思いだしたのが風属性のフォルテさん。彼女の使用している武器は剣みたいな杖なんですが。これは偶然の一致なのか、はたまた。


 その27 シルフ

 四大精霊のうち風を司るシルフ(シルフィード)。色々と魔術に関して調べたりしたんですが、どうもこのシルフ、森の精霊でもあるようです。
 今回フォルテさんがアインナッシュに乗り込んだのも風属性である自分は森と相性が良いから、だったり?


 その28 フォルテの空気打ちを分析

 剣に空いた穴から音を発して共鳴現象による不可視の打撃を敵に与えるという空気打ち。
 共鳴というのは固有振動数と同等の振動を外部から与えた時に通常よりも大きい振幅で振動する現象。
 全ての物体は、視覚等では認識できないが実は振動している。固有振動数ってのはその物体固有の振動数。
 要するに、剣から発した音を攻撃対象の固有振動数とシンクロさせる事によって共鳴現象による衝撃をあたえるというものなんでしょう。

 ん、でもなんでこれが魔術なんだろう。魔力はどこで使ってるんだろうか? それとも魔力を用いない魔術ってのもあるという事だろうか。もしそうであればフォルテさんがアインナッシュに乗りこんだ理由も……ってまたかい。いくつ理由を挙げる気だ、おれ。

 或いは攻撃対象の固有振動数を調べるのに魔力を消費するのか、もしくは大気に干渉する事によって剣から発した音を攻撃対象の固有振動数に自動的にシンクロさせるのに魔力を消費してるとか。剣自身に干渉しているという可能性もあるかな?


 その29 志貴は空気打ちにどう対処したか

 さて、そうなると志貴はどうやってフォルテさんを倒したんだろう。その19では空気打ちを殺したのでは…なんて書いたけど、今回の分析通りだとするといわばこれ、音速攻撃なんだよなあ。いかに志貴の瞬発力と反応速度が高かろうが音速にはかなうまい。
 あ、でもこの空気打ち、剣を振るわなければならないのか。剣を振るった後では前述の通りどう対処しようが間に合わないが、その動作を事前に察知して対処すれば充分勝機はあるかも。
 具体的には志貴の周囲の大気だけを殺して振動を無効化したとか、剣を振るう動作に入った瞬間大きく移動して回避したとか。とりあえず、現時点で思いつくのはこんなところ。


 その30 フォルテの空気打ちを分析(2)

 その28とはまた違った仮説。彼女の剣には穴がみっつあいてましたね。じゃあ、共鳴ってのは3ヶ所から発せられた音同士を共鳴させ、増幅された音波によって相手に衝撃を与える、というのも考えられるかも。むしろこちらの方が自然かなあ?
 しかしコレだけだとやはり魔力を使ってない感じ。そこは前にも述べた通り大気か剣に魔術で干渉してるんだとか。

 それと私が調べてみた限りでは、ある程度の強度を持った物体を音波だけで破壊するのは現実的には無理っぽいという話もあるんですが…実際のところどうなんだかよくわかりません。まあ、仮に不可能だったとしても、そもそも架空の世界の話ですし。魔術で共鳴現象に干渉してやってるのであれば不可能ではないかも?

 で、ここからはその29の補足になりますが、もしこの仮説通りだとすると空気打ちによって発せられたモノが単に強烈なだけの音波であった場合、広範囲に拡散するため回避は不可能。よって志貴には大気を殺す、という対処しかできないかも。
 しかし広範囲に拡散するようでは術者であるフォルテ自身もダメージを受けてしまいそうです。ということは彼女の空気打ちは収束性が高いという超音波を用いたモノである可能性が高いかも?
 だとしたら、志貴の方は回避するという対処も可能でしょうね。


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