アルクェイドの口ぶりからして青子は彼女と面識があるのではないかと思われる。もちろん単に詳しく知っていただけで面識はないという可能性もあるが、ここではとりあえず両者は面識があるものとして話をすすめることにする。
では両者が知り合ったのはいつだろうか?
それはアルクェイドが普段は眠りについていることから彼女が活動していた短い期間に限定される。
可能性としては
1、アルクェイドが今回日本にやってくる前(*1)
2、8年前、ロアとして覚醒したシエルにアルクェイドが辿り着く前
3、2の後、再びアルクェイドが眠りにつく前
が考えられる。
これらのうち一番可能性が高いのはどれだろうか。
まず、アルクェイドの口ぶりからわかるように両者は敵対関係にあると思われる。さらに、青子の実力をアルクェイドが警戒していた事から、両者が最低一度は戦闘となった経験があるだろう。とするとアルクェイドの活動期間の短さから両者が出会う機会は少ないため前述の戦闘は最初に出会った時であった可能性が高いと思われる。そうなるとアルクェイドがシエルとの戦闘を前に青子との戦闘でダメージを負っていたとはちょっと考えられない。
よって2よりは3ではないだろうか。1も日本に来る前にそんなダメージを受けたかのような描写も見られないし可能性は低いと思う。
なお 8年前青子は日本で志貴と出会っているが、それはシエルの次のロアである四季が反転したあの事件よりも後であるからアルクェイドと会った後すぐに青子が日本に帰国していたと考えればつじつまはあうだろう。
とはいえ、両者が敵対関係にあるものの直接戦闘をしたことはないと仮定すれば1・2である可能性も充分ありうるかもしれない。
ちなみに8年前より以前というのはないだろう。8年前以前にアルクェイドが覚醒したのはシエルより前のロアが覚醒した時ということになる。となると恐らくシエルが生まれていたかどうか、くらいの頃だろう。青子の年齢はわからないが、その時既に彼女が生まれていたとしてもまだ子供だっただろう。
青子が実は不老不死、というのもなさそうだ。昼間普通に太陽の下を歩いていたし、吸血鬼が太陽光を克服する手段があるのか、或いは他に太陽光という弱点のない不老不死があるのかはわからないが、仮にそういったものがあったとしても彼女の性格からして興味をもたなそうに思える。
ちなみにもし不老不死になろうとしても破壊の魔術のみ突出しているとはいえ本来魔術師としては半人前である彼女にとっては魔術を究めて不老不死になるというのはキビシイだろう。
*1:日本に来た後という線は、青子が現在物語の舞台となる街にいるのかどうかをアルクェイドが志貴に対して尋ねていたことからありえないだろう。
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