四季の血刀に関する考察

この文章は私がTYPE-MOONさんのネタバレ掲示板に投稿した記事を元に再構成したものです。

 秋葉シナリオにて四季が使用していた血刀。これはどうやって作り出したモノなのか考えてみる。

 まず、彼の固有能力は共融と不死。この他に実は血の刀を作り出す第3の能力を持っていたとか、超能力(*1)によるものであったとも考えられるかもしれないが、それなら演出上なんらかの伏線が存在するのが自然である。が、そういったものは見当たらなかった。魔術に関してはずっと地下牢に閉じ込められていた事から学ぶ機会があったとは考えにくい。

 では共融か不死、既に確認されている能力のどちらかを応用したものではないかと考え、その裏付けとなる事柄がないか本編を探してみたところ、BADエンドへ至る選択をした際の四季本人の解説が裏付けどころかそのまま解答となっていた事に気付く。これにより血刀は不死の能力の応用である事が確定した。
 不死は体の一部が欠損してもそのままの状態で生きていけるように体の構造を作り変えるという内界への干渉能力。これによって血液をあのような性質のものに作り変えたのだろう。

 では具体的にどうやって血刀を作り出したのか。

 以前私は心臓を破壊したのではないか、と考えていた。とはいえ裏付けが無いので想像だったのだが。
 血液を循環させるポンプが失われても、血液自体を自分の意思で動かせるモノに変えてしまえば体内を循環させることは可能だろう。そして自分の意思で動かせるようになった血液を武器化したものが血刀だったのではないだろうか、そして心臓を破壊した時期は秋葉ルートでの志貴との対決を前にした時か、或いは槙久に殺された時だったのかもしれない、血刀は秋葉ルートでしか使用していないのでどちらかと言えば前者の可能性の方がやや高いかもしれない…などと考えていたわけなのだが。
 しかし後にゲームを再プレイした際、志貴に斬られて上半身だけになった状態の四季が秋葉に近づいて助けを求めたシーンで心臓を抉り出されていたのを確認。そのため心臓を破壊したという線は無くなった。

 ならば彼の不死の能力が体を欠損させなくとも体の構造を変化させる事ができるものであったというのはどうだろうか。そうであればわざわざ心臓を破壊する必要はないのだろう。
 こちらもやはり強い裏付けは無いのだが…強いて挙げるなら不死の能力が内界への干渉能力であるという事だろうか。外界への干渉能力が能力者の意思で好きな時に発動できるのならば内界への干渉能力もそうである可能性はゼロではないだろう。
 また、最初の方で述べた四季本人の解説の中で彼が自分の事を「自分の肉体を操れる能力者」と称していた。不死の能力の発動が肉体の一部が欠損した時に限定されるのであれば、「操れる」というには程遠いのではないだろうか。


*1:ああいった事を可能とする超能力が存在するかどうかは不明。


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