翡翠・琥珀の年齢(2)

 今回の内容は青本を読んだ直後に頭の中でほぼ出来あがっていたのにどういうわけかずっと書くのを忘れてました。

 さて、前回書いた翡翠と琥珀は志貴と同い年ではなく、彼より1歳上の可能性があるという説だが、青本において彼女達の誕生日が3月12日と判明した事によりその可能性がさらに高まった。
 それどころか見方によっては2歳上と言えるかもしれない。

 前回は前述の説に対し、琥珀の言う「2年」が「約2年」であるならば誕生日次第で彼女達が志貴と同い年である可能性もあり得るとも書いたわけだが、3月12日からの計算だとその可能性はかなり低くなる。
 事件が8月下旬であるならば1年5ヶ月ちょっと。約2年というにはキビシイだろう。時期的にきわどいが9月上旬だったとしてもようやく1年半である。1年半程度で約2年という言い方をする事はあまり無いと思う(この辺は琥珀の判断基準にもよるのだが)。よって翡翠・琥珀の2人は志貴よりも1歳上の18歳である可能性が高まってくるというわけである。

 さらに、彼女達の誕生日が3月である事からもうひとつ言える事がある。それは学年で言うなら志貴よりふたつ上であるという事だ。

 まず仮に本編が西暦2000年であるとする。そして幼い頃の志貴と翡翠・琥珀が小学校に通っていたかどうか不明だが、ここではとりあえず通っていたとした場合何年生だったかを考える。

 志貴は本編においても明らかにされている通り2000年10月の時点で高校2年生である。
 ならば8年前の1992年3月まで小学2年生4月以降小学3年生だったという事になる。

 そして前回の考察からわかるようにこの1992年3月には翡翠・琥珀は10歳になっていた。
 ということは1992年3月まで小学4年生4月以降小学5年生になっていたという事になる。

 なお、8年前の事件当時は志貴が小学3年生、翡翠・琥珀は小学5年生であったという事になる。

 以上の事から翡翠・琥珀が志貴より2学年上である事がわかると思う。

 2学年上という事は実質2歳上と考えても良いだろう。志貴が幼い頃を回想した際に、元気だった少女は実際には自分よりも年上だったかもしれないと考えていたのにも納得がいく。


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