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再び始まる…
「パンパカパーン、というわけでDJスペシャルが
装いも新たに、はじまっちゃいまーす。
もちろん、DJはこの私、レミーナ=オーサ。この私のトークで
みんなのハートも釘付けよ!」
(ぬーっ、と現れる人影)
「はい、はじめましょうか。レミーナ」
「へ? ルーシア、あんたもいたの。なによぉ、今回こそは私一人のDJで
やろうと思ってたのに」
「でも、みなさん、レミーナ一人では不安だと言うものですから…」
「『みんな』って誰よ?」
「みんなは、みんなです」
「うーん、私としちゃルーシアと一緒にDJするのも不安があるんだけど…
まあいいわ。その位のことでへこたれる美少女レミーナちゃんじゃないもの」
*ルーシアは暗い?
「あのさー、前にも言ったと思うんだけど、ルーシアって相変わらず
ネクラっぽいのよねえ、そんなに暗いと人気でないわよ…
ってわけでもないのよねえ。
なぜかしら無いけどこう言う感じのローテンション系ヒロインって昔っから人気あるのよねえ。
どうしてかしら?
私の名はルーシア
とか、何の愛敬も無い出方をしてさ、
ちょっと神秘的な雰囲気をかもし出して、あとは静かにしていればいいんだから、楽よねー。
他にもさ
そう、よかったわね
とか
あなたは死なないわ、私が守るから
とかいっちゃってさ、その滅多に無い台詞がこれまた名セリフとして残っちゃうの
よねえ」
「あの、最初のはともかく、残りは違う人の台詞ではないでしょうか?」
「い、いいじゃないの、うるさいわねー、あなた以外にもこういう人、
きっとどこかにいるのよ。さあ、ちゃっちゃと曲いっちゃいなさい!」
「はい、では最初の曲にしましょう。
横山智佐さんで『ラーメンはまずい、と私は思う』です」
(割と静かな感じの可愛らしい曲が流れる〜)
「へえ、こんな歌なんだ。私てっきり
『♪みそみそしょうゆ しょうゆみそ、
  不味い
  まずい
  マ・ズ・イ!
  金返せ〜っ!』
みたいな歌かと思ってた」
「レミーナ…それではとあるイベントで聞いた実話そのもののようなので笑えません」
*ハガキ
「いーのいーの、そんな小さな事を気にしてたらやってらんないじゃいない。
さ、ハガキいきましょ
ルーシア、そこにあるハガキとって〜」
(ルーシア「はい」
「どれどれ…えーと、大牟田市にお住まいの西神田さんから
   『ルーシアさんレミーナさんこんに…、
コホン、
  『レミーナさん』そしてルーシアさんこんにちわ』
はあい、こんにちわ。
(ルーシア「こんにちわ」
    『メガCD最期の…、もとい最大の大作ロープレ、ルナ〜エターナルブルー〜
     私も楽しく遊んでいます』
どうもありがとう〜、
その呼び方ももはや古参のファンしか知らないかもしれないわね。
   『さてここで質問です。どうして、メガCD最後の大作ロープレだったルナが
   セガサターンでも最後の…』
………
……
…
わーっ!!!!(ビリビリビリビリ)」
「どうしたのです?  レミーナ。
読みかけのハガキをいきなり破ってたりして」
「あんたね〜こんな内容のハガキ読めるわけないでしょ?
ちゃんと内容チェックしてから渡しなさいよ」
「それはハガキを選別するひとの責任なのでは?」
「じゃあ、誰よ!  こんなハガキを混ぜておいたのは!」
「ええと、ボーガンさんです」
「あのヒキガエルぅ…帰ったらお屋敷での雑用の仕事3倍にしてやる」
「では次の曲です。
林原めぐみさんで『真夏のバレンタイン』
(んー、知ってるだろうか。はっきりいって1stアルバムの曲だ)
「夏にバレンタインですか…チョコレートが溶けてしまわないか心配ですね。
…ああ、南半球か何かでの話なんでしょうか?」
「何? 『ミナミハンキュウ』って?
蒼き星にある場所の名前か何か?」
「ああ、そういえばルナにはそういったものはありませんでしたね。
簡単に言えば世界の反対側で季節が正反対になっているところです」
「?  世界の反対側?  辺境みたいなものかしら…」
「辺境?  そんな場所がルナにありましたか?」
「わわわ、それもいっちゃ駄目!」
*で、なんなのよ
「ふう、なんか危ない話になりそうだから、そろそろ次のコーナーにいきましょ?」
「はい、次のハガキ…」
「ちょっと待った」
「はい?」
「次のコーナーって、またハガキなの?」
「はい、ハガキと歌のコーナーしかありません」
「もひとつ質問。そのハガキも、ボーガンが選んだのよね」
「はい」
「…炎よ!
(ぼうっ!)
「!?  レミーナ、どうしてハガキを全部燃やすのです?」
「あれ(ボーガン)の選ぶようなのがまともなハガキじゃないのはさっきの例で
よおおく分かったから、全部却下よ却下」
「そうですか。では仕方ありませんね。では番組も終わりです」
「ええっ?  どうしてよ、まだ他のコーナーとか、掛けてない曲とか
あるんじゃないの?」
「ありません」
「じゃあ、残りの時間を私のフリートークで…」
「無理です」
「なんでよーっ!!」
「よくは分からないのですけど…私が聞いた限りではそういう決まりに
なっているみたいで」
「なによそれ…
あーっ!  これはオチが考え付かないから打ち切るって事?」
「そうでしょうか?」
「そんな手抜きがこの私の番組に対して許されると思ってるの!
まさか、これ(*プレゼント用のSS)が出来上がるのが遅れたのも
話の落ちがつかないからなんてことじゃないでしょうね!
そんな理由だったら許さないんだからーっ!」
(怒りをあらわに暴れまくるレミーナ)
「…えーっと、このままだと本当に収拾がつかなくなりそうなので、これで失礼します。
では、さようなら」

(本当に終了)



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