ルーシアは
なぜ転生しないのか

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 アルテナは体が老化して魔法力が衰える前に転生するという事を繰り返している。
 対してルーシアに関しては「転生しない」とLUNAR公式設定資料集に書かれている。
 ではなぜ転生しないのか? いくつか理由を考えてみる。

 1、そもそも転生する事ができない
 2、転生する必要がない
 3、転生できない理由がある

 「転生しない」というどっちともとれる言い回しなだけに「転生できない」と断言することはできないが、もし1であるならばゲーム冒頭でルーシアが入ってるクリスタルは肉体が老化しないよう維持する為の人工冬眠装置である可能性が高い。「青き星の再生」という使命を果たすためにはどうしても長く生きている必要があるからである。

 もしも2であるならばルーシアはアルテナと違い不老不死であるということも考えられる。
 しかし不老不死であるならクリスタルの中で眠る必要性が薄れる。起きていて青き星とLUNARを常に監視しておけばLUNAR2でゾファーが力を付ける前に発見して倒す事が出来た筈だからだ。よって不老不死であるという可能性は低いと思う。

 3であるならば、転生して赤ん坊に戻ってしまった際に自身が
無力化してしまう事が最大の理由としてあげられるだろう。もしも赤ん坊である時期に青き星で何らかのトラブルが発生したとしても対処できない。或いは丁度その時期と青き星の復活の日が重なってしまっては困るだろう。また、赤ん坊となったルーシアの面倒をみれる者が青き星に存在しないというのも問題だ。
 もちろん起きて監視する事ができればそれにこしたことはないが、2で述べたとおりルーシアは不老不死ではないと思われるので不可能である。よって人工冬眠状態で時を待つというのができうる最善の方法だったのだと思う。

 眠っている状態ではトラブルが発生しても対処できないのでは? と思われるかもしれないが、ルーシアはLUNAR2でゾファーがある程度力を付けてきた段階で眠ったままでも異常に気がつくことができている。青き星からは遠く離れたLUNARでの異常事態でもある程度危機レベルが高ければ眠ったままでも気がつくくらいだから、自分が居る青き星での異常事態にはすぐに気付く事ができるのではないだろうか? そもそもLUNARはアルテナの管轄である筈なのでルーシアが深く気にする必要はなかっただろうし(実際にはアルテナは人間に転生し、ルーシアにとって予想外の事態となったが)、 「起きてLUNARをも監視する」事ができるならそれにこしたことはないと書いたが絶対にそうしなければならないというわけでもないのだ。

 一方アルテナが何故転生を繰り返すのかというと、これはやはりLUNARには大勢の人間が住んでいるためトラブルの発生率が青き星とは段違いであり、眠っているわけにはいかないからであろう。それにLUNARには竜たちやドラゴンマスターもいるので自身が赤ん坊となって無力化している時の心配をする必要もなく安心して転生できる。

 結論としてルーシアは1のように転生できないからやむをえずか、或いは3のように転生できない理由があるから「転生しない」のであると思う。


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