火事場のホクト

 ここぞという時、或いはぶち切れた時に、高いというか無茶な身体能力を発揮するホクト君。彼の成した荒業の数々を並べ立ててみると言う、なんだかよくわからないコンテンツ。


 ・優秋を抱えて水密扉を潜り抜ける

 少年視点冒頭。放心状態の優秋を抱えて閉じかけていた水密扉めがけてダイブしてギリギリで突破。
 武くらいの体格だったらそう驚く事ではないかもしれない。けれどホクトくらい小柄な少年にしてみたら凄い事なんじゃないかと。


 ・倉庫での暴れっぷり

 厳密に言うと倉庫の奥にある例のインバータユニットがある小部屋。あそこで監禁時代を思い出した時の暴走シーン。部屋の中は後に優秋やホクト自身があっけに取られるほどの惨状と化す。
 それとドアに向かって凄まじい勢いで体当たりを繰り返してたにも関わらず、結局肩の方は無事だったらしく相変わらずの頑丈っぷりである。


 ・椅子の足を曲げる(当時6歳前後)

 上の倉庫のシーンで見られる回想にもありますが、閉じ込められていた部屋にある椅子が曲がっています。恐らく当時のホクトが曲げたんでしょう。最初から足の曲がった椅子を用意するのも変だし、演出的にもあれはホクトが暴れた結果だと考えた方が自然でしょう。
 さて、流石に椅子の足をつかんで腕力だけで捻じ曲げたというのはないでしょうから、多分床なり壁なりに叩きつけた結果曲がったんだと思います。
 しかしそれにしたって普通の6歳くらいの子供には金属製のパイプが曲がってしまうほどの勢いで叩きつける……というのはちょっと無理だと思います。それだけホクトの力がその年齢における常識レベルを超えてたと言えるんじゃないでしょうか。


 ・つぐみに襲いかかる

 襲いかかるといっても違う意味じゃないです(笑)
 つぐみと沙羅のけんか後、ライプリヒ監禁時代を思い出して暴走したシーン。取り押さえられましたが、凄まじい勢いでした。


 ・沙羅を助けに行く時、つぐみに匹敵するスピードで走った?

 これはちょっと微妙なんですが、沙羅シナリオでのコスミッシャー・ヴァル浸水時につぐみと一緒に救出に走る場面。この時なにげにつぐみのスピードに多少遅れながらもどうにかついていってます。
 まだケガが治りかけで完全ではなかった状態の時ですら武が振りきられていた事を考えると、足が完治したつぐみに対してこれならば相当なスピードで走ってたってことなんじゃないだろうか。
 つぐみが全力で走ってなかった、というのもあり得るんですが、自分の娘の命の危機にわざわざホクトにペースをあわせたと言うのも不自然な気がする。


 ・水深34メートル地点から浮上

 空の言う通り単独でも34メートル浮上ってのは凄い筈なのに、片腕をケガしている上に沙羅を引っ張り上げつつそれを成し遂げた。しかも浮上後沙羅より先に意識を取り戻している。


 ・幼い頃に波にさらわれそうになった沙羅を救った

 普通、1歳前後の幼児にできるこっちゃないですね。


 ・119メートル潜水

 これが一番無茶(笑)
 調べてみたところフリーダイビングの世界ではホクトと同じ方法(おもりを使って潜行する)で、もっと深い所まで潜った記録もあるらしい。ただし、ホクトの時と違いこちらは更に浮上する必要がある。
 しかし潜行のみといえど(多分)素人のホクトがいきなり119メートル潜れたのは驚異。


 ちなみに通常時の運動能力もかなり高そうです。レムリア遺跡から優秋と一緒に飛び降りるシーンがありますが、優秋は着地失敗したのに対してホクトは器用に着地してます。もしかしたら他にも裏付けになる例があるかな?


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