ひぐらしのく頃に
目明し編推理・考察


麻薬中毒患者は真犯人なのか

 犯人しか知り得ない情報を表題の人物は知っていたという。では他にこれを知っている人間はどのくらい居るだろう。
 警察を除けば、実際に悟史が犯人であるなら悟史。だが、もうひとり居る。悟史の叔母がどのような殺された方をしたか、大石さんから話を聞き、かつ実際に遺体をその目で見ている。入江先生ですな。
 彼の協力があれば……或いは彼が首謀すれば「真犯人とされた人物」を買収し、それっぽい供述をさせる事も可能。理論上は。
 しかも彼は医者だから、大石さんから直接説明して聞かされた事柄に医者の目から見た遺体の状況に基づく推察を加える事によって、「真犯人とされた人物」に与える情報は説得力を増すだろう。

 加えるなら、なんか彼をはじめ入江診療所は怪しいし(笑) 暇潰し編では大臣の孫を助けようとせず、しかも途中で会った大石さんに知らせようともしていない。神主さんの死に関しても最初に担ぎこまれたのは入江診療所だったようだし、ついでに言うと鬼隠し編で圭一は電話ボックスで既に死亡していたのではなく、入江診療所に運ばれてから24時間後に死亡しているという点も気がかりだ。

 ともかく、私は入江先生が麻薬中毒患者を犯人として仕立て上げた可能性が高いのではないかと現在のところ考えています。



梨花は詩音を殺すつもりだったのか

 無力化して拘束するつもりだったのではないだろうか。断言は出来ないが、しかし殺そうとしていたという可能性よりはそちらの方がまだ高いと思う。
 そもそも注射器から注射した薬物によって殺害なんて回りくどすぎる。それなら隠し持った刃物でも振るったほうが確実だろうし。第一の祟りの殺害方法は回りくどくて不自然であったと思うわけですが、同様に今回の件も殺害を目的としたのであれば不自然であると思う。
 ならば祟りに見せかけて殺害しようとしたのか。けどそれにしては勝算が低すぎると思う。ただでさえ体格で負けているのだから。
 また、後に沙都子が園崎家に電話をしてきた際の「まだお邪魔してますの?!」という言葉からは梨花が自分の行き先を告げてから出かけていたであろう事が読み取れる。
 ならばもしも詩音を殺してしまっていたら、真っ先に容疑者にされてしまう可能性がある。親友の沙都子なら黙っていてくれるかもしれないが、だからと言って敢えて本当の行き先を告げておく必要もないと思う。


 以下、作成中


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