ひぐらしのく頃に
祟殺し編メモ


メモ

 ■監督
 鬼隠し編で圭一に第一の事件の犠牲者が生きているのではないかと思わせた「監督」という単語。これまた蓋をあけてみればこれまで同様どうという事はありませんでした。レナがあの時呼んだ医者=監督=入江先生だったという事なんでしょう。
 その後訪れた白衣の男も圭一はその姿自体が油断させる為のフェイクだと判断していましたが、もうあの時の彼の精神状態からして被害妄想が暴走してそうだし、チャイムを押したあの白衣の人物も普通に入江先生だった可能性が高そうですね。
 他に何人か部下らしき人物が隠れてたのはまあ、圭一が既に通常の精神状態じゃなくなっている事をレナの電話から知っての事だったのかも。

 ■転校
 この言い方をするのは主にレナと魅音と入江先生。それに不快感を示すのが詩音。

 ■雨が降る日
 他のシナリオと違いますね。カレー騒ぎ、詩音との出会いなどのイベントも起きた時期がかなり早いと思われる。
 後者の登場人物達の行動に関しては特に問題は無いと思う。けど、天候の違いは一体……?

 ■レナは勘が良く、なかなか嘘には引っかからない
 鬼隠し編であっさり嘘を見破ったのも別に超能力でも何でも無いと言うことだろうか。綿流し編での名探偵ぶりもこの辺に起因していたんでしょう。

 ■もしも火山が爆発して〜とかなんとかいう話
 レナが後の大災害を予知していたというわけではないだろうけど、この奇妙な一致は興味深い。まあ普通に考えたら単なる演出で他意はないのでしょうけれども。

 ■トラップ講座
 これまた重要な手がかりになってそうな気がします。特に相手をトラップにはめる為に相手の思考・行動を予測するというあたりが。
 同様の手法によって特定の人物の行動を意図的に誘導する、という事が今回の事件において行われていた事、或いはそのようになってしまう"場"が誰の意図にもよらず自然に形成されていたという事を暗示していたのかもしれない。
 例えば圭一と、そして恐らくは悟史の心理。祟りに関して多くの者はそれが発生しない事を望む。しかし、一部は祟りと称して敵を討つことを許される機会と認識する。そんな場が形成された事を暗示している?

 鬼隠し編で圭一と悟史の行動がピッタリ一致していたというのも実は不可思議な現象でもなんでもなく、そういう風に両者に行動させる場が形成されていたとも考えられるかもしれない。

 ■レナの変貌
 祟殺し編で悟史の件を追求されたレナは、少なくともプレイヤーから見たら鬼隠し編と同様の変貌を見せた。しかしそれを見た主人公である圭一は、鬼隠し編の時と同じように別人のようだとか、何かに憑かれたようだといった感想は抱いていなかった。
 つまり、鬼隠し編の圭一はちょっとの変化をおかしな方向へ解釈してしまう特殊な精神状態にあったという事の裏付けになるかも?

 ■詩音はバイクを持っている
 綿流し編ラストの圭一を刺した魅音らしき人物が実は詩音だとしたら、離れた場所で起きたふたつの事件がほぼ同時刻に起こり得るかどうかという問題点もこれで解消できる……かもしれない?

 ■魅音ももしかしたら持っている?
 原付の免許を取るのなんて簡単だという話をしていたらしい。伝聞形で言うのではなくて断定しているあたり、魅音自身も免許とバイクを持っていた可能性も? そうだと仮定すると前述の綿流し編ラストの人物はやはり魅音で、それ以前に死亡していた方が詩音だったという事もあり得るかもしれませんが。

 ■圭一は大石さんを知っていた?
 祟殺し編で彼が初登場した時、圭一はまだ彼の名を知らない筈なのにモノローグには「大石」と出て来てたんですよね。伏線かミスかわかりませんが……流石にこれはミスかなあ?

 ■圭一の才能
 意味を見出せない問題には弱いが、そうでなければ極めて優れた能力を発揮する。塾でも数人しか居ない選抜クラスに入れるほど。
 そんな圭一の長所を知っているのに何故両親は雛見沢に引っ越したのだろうか。
 なお、殺人モードに切り替わった時の圭一の「肉体の能力をギリギリまで引き出す技術」も彼のこの才能と何か関わりがあるかも?
 ちなみに不完全なカタチでこの状態になったのが鬼隠し編や綿流し編でも何度か出て来た周囲がスローモーションになる現象、なんだろうか?

 ■そういや診療所で鷹野さんと会った事はなかったような
 全編通して無いんですよね。これも伏線になるんだろうか?

 ■大石さんがオヤシロさまの使いとされている
 彼と関わった者が不幸な目にあっている→結果、彼と関わった者に不幸をもたらさねばならないという思考が村人全員の無意識の中に芽生える?

 ■背中の刺青
 沙都子の叔父の刺青も、結局魅音同様未確認のまま。

 ■恐慌状態に陥った沙都子に対するレナの反応
 鬼隠し編にて語られていたレナが過去に起こした事件ですが、仲の良かった男子生徒三人によるレイプ(或いは未遂)が原因だったのではないだろうか。
 事件があった場所もあまり人気がなさそうだったし、元からそのつもりでレナをそこへ誘いこんだのだとも考えられる。男子生徒達の口が重いのはレナの豹変が恐ろしかったからだけではないのかもしれない。
 レナが「嘘」に対して極度に敏感になったのも、信じていた友人の裏切りを過去に経験していたからだとも考えられるかも。

 ■祭具殿の音
 綿流し編でのこの音、なんでも子供がドタバタやっているような音だったらしい。丁度沙都子の告白の内容と合致するような……何らかの関連が?

 ■亀田君は死亡している?
 自伝だかなんだかにK(圭一)について語っていたとかいってた気がするんだけど……?
 といってもこれまたミスで、単なる揚げ足とりでしかないかもしれませんが(汗)

 ■大災害の被災者リスト
 沙都子とその叔父。そして大石さんと熊ちゃんが行方不明。他三人はほぼ確実に殺されてそうですが、沙都子に関してはその後どうなったのかが一番謎めいていると思う。
 詩音は何故かこちらのシナリオでも自殺している。なお、詩音に限らず雛見沢の親類の多くが大災害後に自殺しているらしい。

 ■圭一が死亡した時期と二度目のガス噴出のあった時期
 後者は確か同年の秋頃でしたよね。正確な日付は明かにされてませんが、もしや両者はほぼ一致している……?



疑問点

 ■祭
 七時ごろには既に雨が大降りになっていた。にもかかわらず翌日のクラスメイトの言動によれば圭一達はかなり遊びまわっていたらしく、しかも奉納演舞まで行われたという。
 彼等が口裏を合わせていただけであったにしても、なんかおかしい気が。

 ■リサさんて?
 診療所での入江先生達の会話にて、鷹野さんの名と一緒に出て来た事から同じ診療所繋がりの人物なのか……はたまた鷹野さん同様祟りとは縁のなさそうな人物だと思われていたのか。
 後者ならばリサという名の響きから梨花の母親の可能性もあるかなあ、などと思ったりもしましたが。


 他は推理・考察コンテンツに掲載


戻る