メモ
■いつつの祟りの共通点
・犠牲者はひとりが死亡、ひとりが行方不明。
・死亡者の内一度目、四度目、五度目は殴られているという共通点がある。一度目はバラバラ殺人という点が目立つが、元々の死因はそちら。
・行方不明者の内一度目、二度目、三度目の祟りにおいては水難という共通点がある。ただし、一度目、三度目はそうと確認されていない。
■金属バットの系譜
・レナ→悟史→圭一。
・レナと圭一に関しては実際暴行に至った。悟史は不明。
・悟史のケースと圭一のケースはきわめて酷似している。だが、本編の描写を見る限り、少なくとも圭一視点からは意図的にそのようにさせている何者かの存在(オヤシロさまのような常識外のものを除く)は感じ取れない。
・「暴行に至った」件は祟りの共通点のひとつとの関連が気になる。
■昭和五十八年という時代設定
やはり意味もなくそうしているわけじゃなさそうな気がする。この時でないといけない何かがあるんだろうか?
■部活動の意味
単なる日常描写に留まらず、何らかの意味がありそうな気がする。といっても直接物語に絡んでくるという事ではなくて、何かを暗示しているのではないかという気がする。
例えば推理ゲームに関しては圭一とレナの情報を合わせることによってより正解に近付くという行為が「ひぐらしのなく頃に」という作品の謎を解くにあたっての基本に通じるものがありそう。シナリオ一本だけではまず正解には辿り着けないだろうから。
他に気になった物は鬼ごっこでしょうか。特に以下の点。
・鬼は伝染病型。どんどん増えていく。
・ゲーム中、本来ゲームに加わっていない下級生達を扇動して利用している。
→鬼達と村人との関係を暗示?
・鬼だと思っていた魅音は実は鬼のふりをしていただけだった。
→死んだと思われていた人が生きているという事の暗示?
■富竹ジロウ
・雛見沢に来るようになったのは五〜六年くらい前らしい。丁度最初の祟りの直前?
・どうもそういう名の人物は彼の生活圏には存在していないらしい
→偽名?
・圭一は本当は別の目的で村にやってきていたのではないかと勘繰った事がある。富竹さん本人の言動からもそうととれるような部分がなくもない。
■富竹さんの自転車
遺体発見現場から三百メートルほど離れた場所で発見されている。何故乗り捨てたのだろう? 逃げるなら自転車の方が速いと思うのだが……。
■レナと魅音の豹変
二重人格の可能性が示唆されているが……それは知り得ない事を知り得る点の説明にはならない。果たして?
■警察には圧力がかかっている
園崎家の議員ふたりが動いていた。これによってある程度プレイヤーが得られる情報は消されていると考えて良い筈。
■オヤシロさまの特長
境界線の守り神といったところだろうか。線の内側に入る、のみならず外側に出る事も許さない。その理由は不明。
■鬼ケ淵
・鬼の住む世界へと繋がっているという。
・鬼は病気を治してくれたりする事もある。
・鬼達の狩りを村人は邪魔してはいけない。
■他の村人は正気?
レナや魅音と違って他の村人達(ダム建設現場跡で襲ってきた連中や、白いワゴンの連中)は正気のまま圭一に危害を加えようとしていたように思える。
■監督なる存在
そもそも本当に死亡した現場監督の事なんだろうか?
案外村で起きてる数々の事件自体に筋書きが存在していたと仮定するなら、レナがもうひとつ例として挙げていた「映画監督」の方も当てはまりそうですが……むぅ。
■電話ボックスで瀕死の圭一を発見したのは村の駐在さん
つまり、最後のシーンで定時巡回に出ていて連絡が取れないとされた駐在さんであるらしく、大石さんが手配して送られたパトカーに乗っていた警官達ではない。
村ぐるみの犯行の可能性も考慮に入れると、"村の"駐在さんである点がかなり気になるかもしれない。
■麻雀
圭一から電話がかかってくるよりも前の場面での大石さんと熊ちゃんの麻雀に関するやりとり。これもなんらかの伏線になっているのかも?
疑問点
■注射器の中身は何か
魅音は富竹さんと同じになる、というような事を言っていた。これを素直に解釈するとアレを注射される事によって富竹さんのような死に様を迎えるという事になるかもしれませんが、しかしそうだとしたらおかしな事がある。
まずひとつは、注射をされなかったにも関わらず圭一は富竹さんと同じような死を迎えているという事。
そしてもうひとつは、富竹さんの遺体に注射痕が存在していたのなら本編でそういう描写がないと不自然だという事。今回の事件の原因として薬物の存在を可能性のひとつとして疑っていた警察が見逃す筈はないと思うのだが……。
■大石さんはオヤシロさまの使いなのか
大石さん視点での描写なども見るに、違うでしょう。圭一が悟史と全く同じ行動をとった件を考えるに、大石さん自身気が付いていないだけで彼はオヤシロさまの目論見通り動いているという可能性も否定はできませんが……現時点ではそうと断じる根拠は薄いと思う。
ただそうであるとすると仮定すると、それによって得する誰かが存在する可能性は考えられるかも。
■針の行方
本当に存在していたのかどうかも怪しい。だが、圭一の母、或いは両親もまた今回の事件に関わってくると仮定するならば実在していたとも考えられる。針を処分できたのはこの人達くらいだと思うので。
ちなみに後に圭一が魅音におはぎの件で問い質した際の会話から察するに、彼女は針の事を恐らく知らない。おはぎになんらかの悪戯をしたのは確かだが、それは針を仕込むというほど危険な内容ではなかった事は会話を読めばすぐにわかる。そのせいで微妙に会話が噛み合ってません。
■時計裏のメモに関する疑問
個人的にはアレの一部と注射器を持ち去った犯人がそうした理由よりも、敢えてメモの一部を残した理由の方が気になる。富竹さんが手にしていた角材は犯人の偽装工作ではないかという仮説があがった時の反論同様、そんな事をするくらいなら全部持ち去ってしまえば良いと思うのだけれども。
……つまり、犯人はあれを残しておく必要があった?
とりあえず、その意図に関しては置いておいて。次にこの件の犯人は誰であるか。
考えられるのは現時点ではまず、圭一の両親だろうか。何故なら「時計」に思い当たる可能性があるのは彼等くらいだろうから。そうだとすると針が実在していたという可能性も出て来ますが。
次に考えられるのは第一発見者である大石さんか。そうなると彼があれらを隠蔽する理由がなんなのかという事になる。圧力のかかっていた警察という組織はあてにならないと判断して単独で捜査すべきと考えたという事が可能性のひとつとして挙げられるかもしれませんが。なんとも。
いずれにしても犯人は圭一のメモから削除された「最初の犠牲者が生きている」という内容と、注射器の中身の存在が知られるのはよしとせず、メモの残った部分は敢えて残しておくメリットがあったか、そうせざるを得ないなんらかの理由があったのではないかと現在推測している。
■結局怪現象の正体は?
圭一の幻覚、だとすると辻褄は合うんですが。裏付けはない。
そういや彼は雛見沢に来てから山菜にはまった、みたいな事言ってましたが……そんで薬物の線を疑って山菜と良く間違えられる毒草の類を調べてみた事はあります。どうやら実際富竹さんや終盤の圭一に似た症状を引き起こしそうな物はあるみたいなんですけどね。ハシリドコロってやつなんですが。ただ薬物反応が出なかったと言う話が。むぅ。
上の方で述べた注射器に入っていた物がむしろ薬物を中和してしまって検出できなくする物だとしたら……などとも考えましたがそんな事可能なんだろうか? 調査不足なんでわかりません。
仮にそうだとすると、富竹さんは死亡する少し前に注射されたので薬物が検出されず、圭一も電話ボックスで発見された時はかろうじて生きていたので、グルであると思われる駐在さんが……という事で筋は通るかもしれませんが……あ、それだと注射痕の問題が。むぅ。
お疲れ会では祟り説と人間が犯人説にキッチリ分かれてたみたいですが、そういう事言われると私はひねくれもんなのでどっちでもないような気がしてしまうなあ。
例えばなんらかの超常現象が働いているがそれは祟りのようなオカルト方面の物ではなくてむしろSF方面のものだったりとか。
或いは超常現象などではなく歴とした自然現象だが、それを理解している人が少ない為に人知の及ばぬ現象であるかのように見えてしまうとか。それだけだとあのような事件に発展する可能性は低いかもしれませんが、複数の現象が幾重にも絡み合えば或いは。
更に、難解な現象を理解できるだけの知識を持つ人達が少ない場であるというお膳立てまで整っていたとしたら。序盤で圭一と雛見沢の生徒との学力の差が示されていた点も、実は高度な知識を持たない住民達による閉鎖的な空間ならではの出来事であったという事の伏線だったとも。
まあ、現時点では全部妄想でしかありません。
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